一般社団ジオーガニックデイズ(福岡県・福岡市/代表理事:石橋智子)は、10回目となる福岡 オーガニックマルシェを開催します。

【イベントの趣旨】

昨年10月、初めて舞鶴公園「鴻臚館広場」で開催したマルシェは、天気にも恵まれ、大変多くの方 にご来場いただきました。その盛況を踏まえ、今年の秋は大濠公園に近い舞鶴公園「三ノ丸広 場」に場所を移して開催します。

「未来へつなぎたいすてきなもの、本当に良いもの」を社会に広められるよう、今回もインターン シップの学生を多く受け入れながら、子どもから大人まで、幅広い世代が環境と食、健康について 学べるような企画を展開します。

2020年の世界経済フォーラムによると、世界84兆円のGDPの半分以上は、自然資本に依存して いると言われています。一方、Living Planet Reportでは、自然環境損失の原因となる生物の生 息地破壊や乱獲、汚染、気候変動、自然災害の99.9%は、人間の活動によるものだとされていま す。

持続可能な生産と消費のためには、森林破壊を止め、過剰消費や肥料・農薬・廃棄物の削減、適 切な情報の開示などが求められます。環境、社会、経済は並列に存在しているのではなく、環境 の中に社会や経済があります。

環境に配慮した生産者の活動や商品を通して、持続可能な社会とは何か、自分たちにできること は何かを感じてもらいたいと考えています。

また、食品だけでなくさまざまなアイテムによってエシカルな視点を持つことの意義を伝え、ウェル ネス企画やワークショップを通して、ナチュラルに生きる術に少しでも触れていただければと思っ ています。

【エシカルとは】

倫理的を意味する“エシカル”は、「法的な縛りがなくても、人が本来持つ良心から発生する正しい 規範」をもとに、地球環境、人、社会、地域に配慮した考え方や行動をとっていくことを示唆してい ます。 環境・人権・動物保護・健康など、福岡オーガニックマルシェが取り組んでいきたい大きなテーマで す。

【福岡オーガニックマルシェについて】

化学肥料や農薬を使わずに栽培された野菜やそれらを使用してつくられた加工品など、エコで サステナブルな商品を集めて販売しています。 福岡でオーガニックを広め、根づかせ、文化にするために、より多くの方々にオーガニックに触 れて親しんでいただき、少しでも持続可能な世界の実現につなげられればと思っています。 また、マルシェが単なる消費の場ではなく「環境・社会・人・地域・多様性」を知る場となるよう企 画運営しています。

【企画】

■子どもの遊び場「プレイパーク」

中村学園の学生が主体となり、子どものための遊び場を制作。巨大シャボン玉やペットボトルなどを利用したリサイクル輪投げやけん玉、オセロゲームなど、子どもたちが楽しめる場を提供します。

■インターンシップの学生主体の企画

中村学園大学・福岡女子大学・福岡女学院大学・九州大学の学生たちが学校の垣根を越えて協力。スタンプラリーなど楽しめる企画を進行中です。