短編小説集『すべて失われる者たち』が9月6日に発売。人生の不条理さを映し出す32編のドラマ。やるせない人生たち。そこに音楽は流れている。

株式会社ナウヒア

2023.09.06 16:00

この本に描かれているのは、今を懸命に生きるあなたの物語です。

雑誌や別冊、ムックや書籍、パンフレットやホームページの制作などを手がけるプロ集団である株式会社ナウヒア(本社:東京都品川区、代表取締役:菅野浩二)は、同社がマネジメントする作家、花澤薫による短編小説集『すべて失われる者たち』を2023年9月6日に発売いたしました。本書には「生きることのミステリー」をテーマにした32編の短編小説が収められています。

海外文学の影響を受けた作品群

偶然の出会いから結婚に至ったものの、お互いに絶対に明かせない秘密を抱えている夫婦。救いを求める声を聞き流した男のもとに、かつての恋人から届いた手紙。生まれ育った島にやむなく帰った男が言葉を失ってしまう思わぬ告白。赤々とした炎のように燃え立つ心をぶつけ合って、たちまち離ればなれになった恋を思い出すウェールズ生まれの女性。田舎でくすぶる初恋の人を無念に思うイギリス人編集者の揺れるような記憶。海外文学の影響を受けた筆致で紡がれる32編の短編はいずれも物語が始まるまでの物語であり、読み手に「生きることのミステリー」を突きつけていく。やるせない人生たち。そこに音楽は流れている。

目次

木は立ったまま眠っている/オレンジジュースを飲んでいた/ホワイトアルバム/あしたてんきになあれ/マタニティのうずき/アンダルシアの夜/ロンドン・コーリング/鳩時計/暗闇に流れる/さようならのメロディ/キラキラのそのあとで/抜け殻の音楽/小さな雲が二つ/双子の姉/二人の秘密/金木犀の香りは悲しみ/初雪の夕暮れに/新しい命を/思わぬ告白/それがダンスになる/ブルック・キーツについて/クリスマスに雪が降れば/戻らない故郷/大事な話があるの/ひどくみじめな再会/青春はいちどだけ/誰にも言わない/川はいつまでも流れている/灯りを消したとき/最後の祈り

著者紹介

花澤 薫(はなさわ・かおる)
福島県生まれ。大学時代は英米文学を学び、ジョン・キーツやサミュエル・ベケット、ポール・オースターなどの論文を執筆した。特に好きなアーティストはサニーデイ・サービス、ライド、ストーン・ローゼズ、ティーンエイジ・ファンクラブ、プライマル・スクリーム、ペイル・ファウンテンズ、ジェイク・バグ、カネコアヤノなど。好きな揚げ物はアジフライ。作家としての活動は株式会社ナウヒアがマネジメントする。

書誌情報

すべて失われる者たち

体裁:B6判 / 232ページ

定価:1,870円(本体1,700円+税)

ISBN:978-4-86367-833‐0

発行:セルバ出版

発売:三省堂書店/創英社

発売日:2023年9月6日

関連リンク

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楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17608660/

紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784863678330

 

 

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