トレーニング用イングリッシュハンドベルを開発!誰でもいつでも練習できる環境を。
千葉県柏市の中小製造業の匠の技術で練習用イングリッシュハンドベルが完成
イングリッシュハンドベルは、標準の3オクターブ(37本セット)で約250万円、2オクターブ(25本セット)で約160万円と、高価で初心者にとっても、長くこの楽器に親しんできた方にとっても、非常にハードルの高い楽器です。これは世界中のハンドベル奏者が抱える課題でもありました。
学生や初心者でも購入しやすい価格帯のハンドベルを開発し、楽器購入のハードルを下げ、演奏人口を増やしたいという思いから、柏市を中心とする中小製造業者等のご協力をいただき、トレーニング用イングリッシュハンドベル開発プロジェクトを立ち上げ、この度ようやく練習用のイングリッシュハンドベルが完成しました。
開発に伴い生まれた様々なアイデアについて特許申請中です。
また開発コストはクラウドファンディングにて調達し、2024年から一般販売する予定です。
プロジェクトの目標と特徴
1.価格を従来品の10分の1に
クリアすべき目標も1つが価格でした。
従来品のように高価なものを開発したのでは、またみんなの手の届かないものになってしまいます。
今回開発するものは「練習用」なので、重視すべき点を絞り込みことや、キャスティング(鐘の部分)の製造方法から見直すことで、価格についてはクリアする目処がたちました。
そして行き着いたのは、オリジナル設計のシンプル構造です。
従来、銅と錫の合金でできているキャスティングを「練習用」では価格の安い真鍮製に。
加工は、へら絞りという職人さんの技術で製作することで、同じものを何個でも製造できる体制を確立。
また持ち手のハンドル(グリップ)部分を樹脂のみの設計にすることで、余計なパーツをなくし、コストをカット。使用するボルト類も特殊なパーツを使わず、個人がホームセンターで簡単に手に入るもののみを使用することで、メンテナンスにかかる将来的なコストも最小限にすることができました。
2.音程の安定を最優先に
練習用イングリッシュハンドベルとして、まずは安定した音階が出せることを優先し、さらに鳴らした時の使用感の再現を目指しています。
3オクターブ37音の音の開発には、もう少し時間がかかりますが、442Hzに設定したチューナーを使用しながら、1音1音丁寧に試作をしています。また各音の重量感にも気を配り、手に取った時の重さも従来品とできるだけ差がないように配慮しています。
音色については、イングリッシュハンドベルの繊細な音色には敵わないものの、練習用としての役割は十分果たせる音色に仕上がってきていると思います。
3.イングリッシュハンドベル独特の奏法「4インハンド」を可能に
イングリッシュハンドベルには様々な奏法がありますが、ミュージックベルなどの代替品では、どうしても練習できなかった奏法があります。それは「4インハンド」といって、ベルを片手に2本重ねて持ち、1本ずつ、または2本同時に音を出す奏法です。
これは、イングリッシュハンドベルのクラッパー(振り子)が一方向にしか動かない構造を利用した奏法であり、イングリッシュハンドベル演奏の特徴的な奏法だといえます。
「練習用」では、この一方向にしか動かないクラッパーをシンプルに開発しました。よって4インハンドの練習も可能となりました。設計がシンプルであるということは、その後のメンテナンスのしやすさにも影響してくるものです。
現在、開発資金の支援を募るクラウドファンディングに挑戦中!
★クラウドファンディングリターンとして、開発中のトレーニングハンドベルを提供しています。
・Aセット 15万円 2オクターブ25本セット(音域C5~C7)
・Bセット 10万円 1オクターブ13本セット(音域C5~C6)
・Cセット 8万円 1オクターブ13本セット(音域C6~C7)
その他、コンサートチケット・CD等、ハンドベルをされていなくてもご協力いただけるリターン多数。
★開発したトレーニング用イングリッシュハンドベルを実際にならせる無料体験会も開催!
・9月22日 18:00~22:00 千葉県柏市 アミュゼ柏リハーサル室
・9月26日 13:00~22:00 千葉県流山市 スターツおおたかの森ホールスタジオ1
開発プロジェクトチーム【クラファン特設サイトはこちら】
・株式会社奏音楽企画 ・福﨑技術士事務所 ・有限会社大山へら絞り製作所 ・シンク精機株式会社
・K-FOREST知財事務所 ・株式会社PLUS SPIRAL ・株式会社ファンファシノ ・ライター なまず美紀
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