株式会社designshop(本社：東京都港区南麻布、代表：森 博)は、建築家 隈研吾が立ち上げたEJPよりマウントフジアーキテクツ デザインの国産の高級会津桐タンス「キリハコ」を〔会期：2023年9月6日(水)～9月8日(金)〕で開催の見本市「ストッキスト」にて発表いたします。「キリハコ」は2012年に発表されて以来、改良を重ねリニューアル発表となります。

400年近い歴史を持つ会津桐は、この地方特有の厳しい寒さと湿潤な風土によって生み出されました。くっきりとした木目と艶のある細かな質感が特徴の最高品質の桐と、職人による伝統技術によってつくられる「会津桐箪笥」は、その軽量さ、調湿効果、防虫効果などにより、着物など大切なものを保存してきました。

East Japan Projectの一環として2012年に発売された、Mount Fuji Architects Studioデザイン、会津桐タンス株式会社製作による「キリハコ」は、この会津桐箪笥の特徴を活かしつつ、現代の衣服に適したモデュ―ルや、生活の変化に対応可能なユニットシステムを採り入れました。

この度、10年ぶりにリニューアル発売する「キリハコ」では、真鍮のつまみ部分の直径を3ｍｍから4ｍｍの太さに変え、引き出がスムーズに開閉できるよう改善しました。

皆さまからの声をもとに、より使いやすくなった「キリハコ」となります。
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新EJPコンセプト

2011年3月11日の東日本大震災のあと、東北の職人の皆さんとEast Japan Project (EJP)を立ちあげました。震災によって、ものすごい技を持つ東北の職人さんたちが被害を受けたことを知り、彼らの大事な技、大事な心を守るために、EJPを立ちあげました。

しかし、その後はコロナが我々を襲い、戦争が起こり、東北だけではなく、日本中の職人が、技が危機に瀕しています。

その危機感に背中を押されてEJPを読みかえることにしました。East Japanを応援し続けるだけではなく、日本中の色々な場所の職人さんを応援し、共に何かを作り、日本を元気付けたいと考えました。EはEnhance Japanと読んでいただいても構いませんし、いい(Goodな) Japanと読んでいただいても構いません。

それを新しい民藝（Mingei）運動と捉えていただいても構いません。関東大震災（1923年）のショックが民藝を生んだように、我々は大きな災禍をきっかけにして再び立ち上がりたいと考えています。もう一回場所とつながり、人とつながった新しい生活像を提案したいというのが、この新しいEJPに込めた願いです。

隈研吾

奥会津三島町は、昔より日本一良質な会津桐の産地として、全国に箏やたんすの

　原木を出荷していましたが、昭和40年代中頃から中国をはじめ外国産の桐が大量に

輸入されて価格が暴落したことにより、育成に手間の掛かる桐の栽培農家が減少し、

会津桐の衰退が危惧されました。

こうした事態に鑑み、三島町は付加価値を付けた桐たんすの製造販売による栽培農

　家への還元によって、特産の会津桐栽培の促進を図るとともに地域の雇用拡大と地場

産業の振興を目的として、昭和59年に森林組合を事業主体とする桐たんす工場を創

業しました。

その後、森林組合による経営が困難となったため、町と町民等が出資して会津桐タ

ンス株式会社を設立し、平成9年3月より事業を継承しました。

以来、地域特産の桐にこだわり、自信をもって「総会津桐製」と称することのでき

る桐たんすや桐箱などの桐製品を製造・販売しています。

お問い合わせ先

企業名　： 株式会社designshop
所在地　： 〒106-0047　東京都港区南麻布2丁目1番17号 白ビル1F
事業内容： 雑貨・家具・家電　開発・卸・小売業
Mail　　： press@designshop-jp.com
Tel　　 ： 03-5791-9791
Fax　　 ： 03-5791-9792
URL　　 ： https://www.designshop-jp.com
担当　　： 中村、水野、森