吾輩は画家である絵画展 −名前はまだない−
多様な人々と社会とを繋ぐコミュニケーション
一般社団法人fanfare(所在地:札幌市豊平区、代表理事:伊藤真哉)は、札幌市内の高校生以下の生徒・児童及び児童発達支援・放課後等デイサービスに通う児童・生徒を対象とした、作者非公表のファン投票型絵画展「吾輩は画家である」を、2023年9月8日(金)〜9月10日(日)に、札幌駅前地下歩行空間で開催致します。
≪背景≫
「障害者アート」という言葉に疑問がありました。
「障害者」という言葉がつくことで、その作品本来の良し悪しではなく、「障害があるのにすごい」「障害があってもこんな作品がかけるんだ」といったバイアスがかかってしまい、その作品が持つ本来の力が伝わりにくくなっているのではないか?
また逆も然りで、障害のある人がつくった作品だからと、僕たちはその作品を過剰に評価してしまっていたりしないだろうか?と。
美術の専門教育を受けたことがなくても、「この絵が好きだ」「圧倒される」といった気持ちになる作品に出会うことがあります。
表現する方の表現方法が自由であるように、受け手側の受け取り方も自由で、その絵が、どこで誰にヒットするかはわかりません。
そこには作者の背景は関係なく、単純に好きなものを好きだ思えるだけでよく、それこそが本当の意味での共生社会なのではないかと考えています。
こどもたちの挑戦に周りの僕たちが興味関心を寄せ、自分の好きな作品を見つけることで、こどもたちの自信に繋げていく。
『吾輩は画家である絵画展』は、そんな循環をこどもたちの「好きなこと」を通じてつくることができないかという挑戦です。
障害のあるなしに関わらずごちゃまぜのなかでフラットな状態で多くの人に作品を見てもらい、その中でひとつの作品として感想をもらえる形にしていきたいと思い始めた企画です。
≪目的≫
こどもたちの心の豊かさを育み、心の貧困を解消する。
言葉のいらないコミュニケーションツール。
私たちが生活において誰かと関わる中で、切っても切り離せないもののひとつにコミュニケーションがある。
情報を伝えたり、意思の疎通を取ったり、交流を図ったり。
ただコミュニケーションにもタイプがあり、またその人の特性によっては得意不得意もあり、自分の想いを言葉で表現したり伝えることが困難な方もいる。
アートに正解はない。
その人にしか見えない、感じ取れない世界があり、その人にしかできないその表現方法がある。
表現する方の表現方法が自由であるように、受け手側の受け取り方も自由で、万人に受け入れられる作品というものはなく、その人がどのような作品に心を動かされるのかはわからない。
作品本来の力でフラットに良し悪しを感じてもらいたい。
そのような想いから、この絵画展は、氏名・年齢・性別・障害のあるなしすべてを非公表で行います。
アートを通じ、鑑賞者との間にコミュニケーションを生み、人と社会とをつなぐ。
そして、そこで生まれたコミュニケーションをキッカケに、こどもたちの自己肯定感を高める機会を創出する。
この絵画展は、そんな、誰も取り残さない共生社会の実現のキッカケになっていくことを目指しています。
≪詳細≫
吾輩は画家である絵画展は、作品本来の力でフラットに良し悪しを感じてもらいたいと思って始めた企画です。
氏名・年齢・性別・障害のあるなしをすべて非公表とし、並んでいる作品の中から気に入った作品や心に響いた作品に票を投じてもらう。
通常の絵画展では、会場に足を運んで下さった方しか作品を見れないこと、またその作品を見た方の評価を作者に届ける方法がないことが勿体無いと感じ、全作品を各種SNSにアップすることで、コメントやリアクションを作者に届けられるようにしています。
≪実施概要≫
イベント名:吾輩は画家である絵画展
開催日:2023年9月8日(金)〜10日(日)
※8日は13:00〜19:30、9・10日は10時00分〜18時00分で会場展示
※2023年9月1日(金)より、各種SNSにて全作品を公開(一部をチカホにて展示)
会場名:札幌駅前地下歩行空間 憩いの空間(チ・カ・ホ)
アクセス:札幌市中央区北1条西(地下鉄さっぽろ駅・大通駅直結)
参加費:無料
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