岐阜の“夏” 伝統の鵜飼を表現したテーマ水槽
鵜が飛び込む川の中をご覧ください
世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」(岐阜県各務原市 館長:池谷幸樹)では、鵜飼をテーマにした水槽を設置いたしました。
これは、季節や年中行事などを水槽で表現する「テーマ水槽」で展示するものです。
岐阜県の夏の風物詩、鵜飼。岐阜県では、およそ1300年前から鵜飼が行われていたという記録があるそうで、長きにわたり岐阜の夏を象徴してきた鵜飼の様子を表現しました。
水槽内を泳ぐのは、岐阜県の県魚であるアユです。自然下では海から川に上ってきた若魚は、石についたコケを食べて成長します。秋、下流の浅瀬で産卵を終えると、わずか1年の短い一生を終えます。
水槽の背景には鵜飼の写真を用いて、鵜飼に欠かせないかがり火は、オレンジのライトやゆらめくライトで表現しました。
夏の夜、鵜匠の掛け声や舟べりを叩く音、かがり火の燃える匂いが漂う川面には、躍動感と共に幻想的な光景が広がります。一方、鵜が飛び込んだその先には、川の生き物たちの世界が広がっています。水槽内には水流を発生させ、川の流れの中で泳ぐアユの様子をご覧いただけるように工夫しています。伝統の鵜飼に思いを馳せながら、アユの動きにも注目していただければと思います。
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