靴下メーカー「三笠」と奈良県立医科大学との共同開発 世界初!手指の動作トレーニング手袋「にぎるくん」発売のお知らせ
世界初、日常生活をしながらトレーニングできる手袋「にぎるくん」 靴下製造業の知見と技術に医療機関の専門知識が加わった画期的な製品の誕生
靴下製造メーカーの「三笠」(みかさ・神奈川県横浜市 代表 甘利 茂伸)は2023年7月に 手指の動作トレーニング手袋「にぎるくん」を発売します。 奈良県立医科大学MBTコンソーシアムと株式会社三笠の共同開発で企画製造された「にぎるくん」は 手指機能の衰えによる困難を抱える方々に向けて「社会貢献や地域医療の充実に役立てる製品作り」というMBTコンソーシアムの理念のもと、何度もの協議、試作を重ねて作られた画期的な製品です。
■「にぎるくん」誕生の背景
「三笠」はこれまで日常生活を豊かにするために様々な製品を開発してきました。その製品の中にはシニア向けの締め付けない靴下や足を冷やさない為に保温性の高い靴下など、お客様の抱える悩みを解決できる製品を世に出してきました。その精神は広く社内に浸透し、開発現場では様々な試作品が生まれています。
また有難いことにそのような製品がメディアに取り上げられる事も多くあり、一昨年、偶然にも奈良県立医科大学MBTコンソーシアムに参加する機会がありました。協議の中でトレーニング機能を持った製品ができないかと議題があり、早速社内で協議してこれまでの試作品、新たに試す物など、様々な角度からこの「課題解決型製品」の開発に着手しました。
私共が製造している靴下、その他関連商品は履き心地や着け心地を良くしようと開発することがほとんど、今回の製品の様にトレーニング機能(負荷をかける)を付与した製品開発の経験はほとんどありません。抵抗機能と着け心地、相反する課題を解決するにはどうすればよいか、細かい修正と試作を重ねてようやく販売できる段階までたどり着きました。
「にぎるくん」は¥5.980(税込み)https://kutsushitanomikasa.jp/products/detail/52
■「にぎるくん」の機能
この製品の最大の特徴は「日常的に使用することで手指の運動機能がトレーニングできる」ことです。
シニアの方々で指先の力が衰えてきたとお悩みの方は多いと思われます。足腰のトレーニングはウォーキングなどの運動がイメージできますが、手や指となるとどのようにすれば良いか広く知られているわけではありません。その点をわかりやすく理解していただくために、動作の単純化が最も有効だと結論付け、物をつかむ、離す、この2つの動作で自然にトレーニングできる機能に開発を集中させました。
平常時、手のひらから指先まで緩やかに内側にカーブしています。あたりまえですが指は手の甲側には曲げれません。物をつかむ動作に力が必要であるため、その力をトレーニングするにはスタート時(平常時)に負荷をかけることで意識的に指を外側に引き上げ、つかむ動作で平常時より力が必要な構造にしました。
手袋の様にはめて頂ければ自然に負荷がかかり、つかむ動作に力が必要です。この動作が日常的にトレーニングとなり、徐々につかむ力が改善されるのではと考えております。
にぎるくん」の構造は特許取得しております。三笠独自の製法で作られた自信の製品です。是非一度手に取って頂き、皆様の手指トレーニングに活かしていただければ幸いです。
三笠取締役 磯村典子
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