8/15発売予定『ふつうの相談』(東畑開人 著)のご案内
『居るのはつらいよ』で大佛次郎論壇賞・紀伊國屋じんぶん大賞を受賞した東畑開人氏による最新作
代表作『居るのはつらいよ』、『野の医者は笑う』、『心はどこへ消えた?』、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』、『聞く技術 聞いてもらう技術』など多くの話題書を生みだす、東畑開人氏の最新刊『ふつうの相談』(金剛出版)が8月15日刊行となります。
『ふつうの相談』 東畑開人 著
定価2420円(税込) 四六判・上製 200頁
ケアする人たちすべてに贈る。友人論と心理療法論を串刺しにする、「つながり」をめぐる根源的思索!
人が人を支えるとはどういうことか。心の回復はいかにして可能になるか。
この問いに答えるために、臨床心理学と医療人類学を駆使して、「ふつうの相談」を解き明かす。
精神分析からソーシャルワークまで、病院から学校まで、介護施設から子育て支援窓口まで、そして職場での立ち話から友人への打ち明け話まで。つまり、専門家から素人まで、あらゆるところに生い茂る「ふつうの相談」とは一体何か。
心のメカニズムを専門的に物語る学派知と、絶えずこれを相対化する世間知と現場知。これらの対話は、やがて球体の臨床学へとたどり着き、対人支援の一般理論を描き出す。
補遺として「中断十カ条――若き心理士への手紙」を収録。
◆東畑開人(とうはたかいと)1983年生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。精神科クリニックでの勤務、十文字学園女子大学で准教授として教鞭をとった後、白金高輪カウンセリングルーム主宰。博士(教育学)・臨床心理士・公認心理師
2013年、日本心理臨床学会奨励賞受賞。2019年、『居るのはつらいよ』で第19回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞。2021年、多文化間精神医学会奨励賞受賞。著書に『野の医者は笑う―心の治療とは何か?』(誠信書房[2015])、『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房[2017])、『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』(医学書院[2019])(第19回(2019年)大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞)、『心はどこへ消えた?』(文藝春秋[2021])、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社[2022])、『聞く技術 聞いてもらう技術』(筑摩書房[2022])。監訳書にジェイムス・デイビス『心理療法家の人類学―こころの専門家はいかにして作られるか』(誠信書房[2018])。ドナルド・ロバートソン『認知行動療法の哲学―ストア派と哲学的治療の系譜』(金剛出版[2022])
この本に関する著者への取材・問い合わせ等は金剛出版まで
https://www.kongoshuppan.co.jp/contact/
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