若手オペラ団体が手がける新しいダブルビル 2023年9月、渋谷伝承ホールにてオペラ上演

特定非営利活動法人Vivid Opera Tokyo

2023.07.19 18:06

Vivid Opera Tokyo『桃太郎×ジャンニ・スキッキ』

首都圏を中心にオペラ公演の制作を行うNPO法人Vivid Opera Tokyo(理事長:塙翔平)は、2023年9月5日〜6日に、渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールにて、ダブルビル公演『桃太郎×ジャンニ・スキッキ』を上演いたします。

 

▼Vivid Opera Tokyoが送るダブルビル公演『桃太郎×ジャンニ・スキッキ』

 ダブルビルとは、1時間ほどの短い2つの異なる演目を1つの公演で上演するスタイルのことです。通常は同言語・同一作曲家による作品など、合わせる演目同士の関係性がはっきりしています。


 本公演においては、”共通の世界観”を持たせることで、物語に連続性を生み、それぞれの作品が相互作用し合うような上演形態を考案しました。 

▼実力派キャストが描く、普遍的な人間ドラマコメディ

 

 桃太郎役を演じる近藤圭は、新国立劇場で主要な役を務めるなど、近年オペラ界での存在感を増している実力派バリトンです。スラリとしたスタイルと端正なマスク、ノーブルな歌い口で演じる桃太郎役は、ギャップに満ちたキャラクターを作り上げてくれるでしょう。
 ジャンニ・スキッキ役は円熟期を迎えつつあるバリトン・町英和が演じます。堂々とした歌声と立ち振る舞いで、愛情深い父親役を描き出すことでしょう。

 指揮の松村優吾はオペラの本場イタリアで研鑽を積んだ本格志向の若きマエストロです。日本仕込みの丁寧な音楽作りと、イタリア仕込みのダイナミックな解釈の濃淡が魅力的です。
 清水史は多彩な音色を使いこなし、歌曲からオペラまで弾きこなすピアニストです。「桃太郎」の初演・再演、そしてVivid Opera Tokyoの配信公演にも出演するなど、「桃太郎」を知り尽くしたピアニストでもあります。
 演出を務めるのは塙翔平です。バリトン歌手でありながら、近年はオペラ演出家としての経験も重ねています。深い音楽的な知見と、幼少期から育んできた演劇的感覚を武器に、二刀流で舞台を作り続けています。

その他のキャストに関しても、どなたも実力と魅力を兼ね備えた素晴らしい舞台人です。
それぞれの個性を発揮して、生き生きとした舞台を作り上げてくれると確信しています。



《公演概要》

Vivid Opera Tokyo『桃太郎×ジャンニ・スキッキ』

2023年9月5日(火) 6日(水) 19:00開演(18:30開場)
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
全席自由席
一般 7,000円
ペア 13,000円

◆キャスト

指揮 松村優吾
ピアノ 清水史
演出 塙翔平

「桃太郎」(2013年初演)

原作  日本昔話
台本・作曲 柏木恒希
台本補筆 塙翔平

桃太郎 近藤圭
爺 下村将太
婆 栗林瑛利子
犬 川出康平
猿 宮下嘉彦
雉 傳田実咲
鬼 岸野裕貴 寺田穣二 町英和

「ジャンニ・スキッキ」(1918年初演)

原作 ダンテ・アリギエーリ「神曲」地獄篇 第30歌
台本 ジョヴァッキーノ・フォルツァーノ
作曲 ジャコモ・プッチーニ

ジャンニ・スキッキ 町英和
ラウレッタ 重田栞
ズィータ  実川裕紀
シモーネ  牧山亮
リヌッチョ 鷹野景輔
ゲラルド  濱田翔
ネッラ   戸森冴耶
ゲラルディーノ 細川美央
マルコ   室岡大輝
チェスカ  本多都
ベット   宮下嘉彦
アマンティオ他 寺田穣二

◆スタッフ

舞台監督 井坂舞(株式会社アートクリエイション)
照明 林高士(合同会社 StageHattoriSaurus)
映写・字幕 荒井雄貴(株式会社アライ音楽企画)
衣裳 AYANO
ヘアメイク 徳田智美
装置 吉野良祐

公演監督 竹内篤志
制作 阿部奈緒 鈴木麻由
主催・制作 NPO法人Vivid Opera Tokyo
後援 日本桃太郎会連合会

《オペラ「桃太郎」について》

 2013年、桐朋学園大学の学園祭の学生企画として初演されました。その後、都内や大阪で再演が繰り返され、Vivid Opera Tokyoでは2021年に無観客生配信で上演しました。
 日本の伝統的な御伽話である「桃太郎」を喜劇に仕立て直し、イタリアオペラ風の音楽を付して作られた上演時間1時間ほどの作品です。設立以来喜劇作品のみを追求し、「桃太郎」を知り尽くした初演メンバーを数多く抱えるVivid Opera Tokyoが、満を持して有観客上演に挑みます。

《オペラ「ジャンニ・スキッキ」について》

 「トゥーランドット」「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」などで知られるイタリアの作曲家プッチーニの唯一の喜劇作品として知られています。「外套」「修道女アンジェリカ」とともに『三部作』として作られた作品ですが、単独で上演されたり、今回のように別の作品やガラコンサートと同時上演されることもあります。作中のラウレッタのアリア「私のお父さん」は結婚式などのBGMとしてもよく用いられています。
 Vivid Opera Tokyoでは2020年6月に上演を予定していましたが、感染症蔓延の影響により中止を余儀なくされました。本企画は単なる復活公演にとどまらず、コロナ禍を経て進化したVivid Opera Tokyoが、既存の作品に新たな価値を付加する試みと位置付けています。

《Vivid Opera Tokyoについて》

 2015年、アウトリーチ公演のために結成されたオペラ団体。
 同年12月の第1回ホール公演を皮切りに、学校や福祉施設を中心とした訪問演奏活動、ホールにおける主催公演活動を展開。2019年NPO法人化。現在に至るまで、主催公演を9演目12企画、14回の上演を重ねる。

《関連リンク》

▼公演特設サイト
https://vividoperaticket.wixsite.com/momo-gianni

▼チケット販売サイト
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02qae97feiz21.html

▼クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/momo_gianni

特定非営利活動法人Vivid Opera Tokyo
中野区中野五丁目5番5号
理事長 塙翔平
https://vividoperatokyo.com/

担当 竹内篤志
080-7481-8996
taketenore@gmail.com



企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。

種類
イベント

カテゴリ
エンタメ

特定非営利活動法人Vivid Opera Tokyo

URL
https://vividoperatokyo.com
業種区分
サービス業
代表者名
塙翔平
上場区分
その他