中学生の約10%が発症。『起立性調節障害お悩み解消BOOK 「朝起きられない」子に親ができること!』刊行
株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『起立性調節障害お悩み解消BOOK 「朝起きられない」子に親ができること!』(吉田 誠司/著)を2023年7月5日に発売します。本書は、思春期に多い起立性調節障害の子をもつ親の悩みを解消する方法や、症状を治すために必要なことを紹介した1冊です。
朝起きられない子にどう接すればいい?
起立性調節障害(OD)とは、思春期に多い自律神経の不調が原因で起きるからだの病気です。頭痛やめまい、怠さ、朝の起きにくさなどの症状があり、中学生の約10%が発症するといわれています。
朝起きられず昼や夕方から元気になる傾向があるため、家族や周りの人に「怠けている」「やる気がない」と誤解されやすく、不登校の主な原因でもあります。
ODは薬を飲むだけでは治すのが難しく、食事・運動・睡眠などの生活習慣の改善と、親や学校など周囲の理解やサポートがとても大切です。
本書は小児科で長年、起立性調節障害の診療をしてきた著者が、ODの仕組みや治すために親ができることなどについて解説します。食事・運動・睡眠などで気を付けることや家での過ごし方、学校との関わり方のポイントについてまとめました。また、症状が改善してきた時に気を付ける点なども説明しています。
「起きたくないのか、起きられないのかがわからない」「勉強や登校へのモチベーションを取り戻してほしい」といった親の悩みを解消しつつ、子どもの症状の改善を目指すための1冊です。
■書籍概要
『起立性調節障害お悩み解消BOOK 「朝起きられない」子に親ができること!』
著者:吉田 誠司
発売日:2023年7月5日
定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
判型:A5・160ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798177076
全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/25645
・Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4798177075
■目次
Chapter1:起立性調節障害を知ろう
起立性調節障害とは/まずは自律神経の仕組みを理解しよう/ODの症状はどのようにして現れる?/ODの子はどのぐらいいる?/よく似た・併発しやすい病気とは?/起きたくない?起きられない?
Chapter2:「治療のお悩み」はこれで解消!
まずは病院に行ってみよう/子どもが病院に行くのを嫌がるときは?/どうやって診断される?/ODの治療方法とは?/ODにおける「重症」って?/【コラム】漢方薬の使用も考えてみよう/診断書をもらおう/病院に行く前にできることは?/病院を選ぶときのポイント/ODと診断されなかったら…?/ODと診断されたあとは?/【コラム】いろいろな薬の質問に答えました
Chapter3:「家でのお悩み」はこれで解消!
ODの子にとってよい起こし方って?/スケジュールを組んで起きる時間を決めよう/【コラム】どういったときに体調を崩しやすいの?/起きる時間はバラバラでも大丈夫?/食事の際のポイントは?/食欲不振・体重減少…そんなときは?/寝るときは何に気をつけたらいい?/子どもの昼寝はそっとしておいても大丈夫?/睡眠薬は飲んでもいい?/どんな運動をするといいの?/「夜遅くまでゲーム」注意したほうがいい?/ゲームのルールにはどのようなものがある?/なかなか勉強に取り組めない子には?/子どもとの会話で気をつけたいこと/家族内でODへの理解がバラバラなときは?/「子どものため」「自分のため」に大切なこと/子どもが落ち込んでいたら?/【コラム】生活を充実させるための工夫
Chapter4:「学校でのお悩み」はこれで解消!
学校生活とODの関係/登校の目標はどのように立てるのがいい?/学校の先生に理解してもらうためには?/学校の先生が協力的ではない場合は?/「遅刻・欠席の連絡」で大切なこと/学校に行けない?行きたくない?/行事に参加できそうなときは?/行事や外出する際の注意点/学校選びで重要なことは?/受験期の子どもを支えるためには?
Chapter5:起立性調節障害が改善してきたら
治療のゴールと再発って?/ODが改善されてから気をつけるべきこと/【コラム】本書のチェックリスト一覧
■著者プロフィール
吉田誠司(よしだ・せいじ)
大阪医科薬科大学小児科。子どものこころ専門医・指導医。2005年大阪医科大学(現大阪医科薬科大学)卒業。2014年起立性調節障害に関する研究で医学博士号を取得。現在は大阪医科薬科大学病院小児科で心身症外来を担当。日本自律神経学会評議員や日本小児心身医学会理事(ガイドライン統括委員会委員長)も担当している。小児科専門医・指導医や漢方専門医の資格をもつ。テレビ・ラジオで起立性調節障害について解説するほか、監修本に『10代のためのココロとカラダの整え方 自分でできる&ラクになる自律神経コントロール』(メイツ出版)、分担著書に『小児心身医学テキスト』(南江堂)などがある。
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