24卒は2022年末までに約8割が志望業界／職種の絞り込みを完了。

例年指摘されてきた「就職活動の早期化」ですが、24卒就活では早期化がさらに一段進んだ印象です。コロナ禍で浸透したオンラインでの就職活動が、インターンシップへの参加ハードルを下げ、そのまま選考～内定出しまで行う企業が増加。

優秀層の理系学生ほど情報収集や志望企業の絞り込みのタイミングが早期化しており、24卒理系ナビ会員の約8割が2022年12月（学部3年、修士1年など）までに志望業界の絞り込みを終えているというアンケート結果が出ています。

企業側のインターンシップ開催件数の増加や開催時期の早期化も影響しており、新卒採用企業は適切なタイミングで必要な情報を発信していく重要性がますます高まっているといえるでしょう。 

【調査結果要旨抜粋】
■就職活動の開始時期
24卒就活生の就活開始時期は2022年4月時点で51.7％（前年比 23.6ポイント増）と大幅に増加。

■オンライン就活について
インターンシップに臨む場合、62.8％の学生が直接訪問を希望。

■インターンシップ／本選考のエントリーシート提出社数
インターンシップの応募社数は14.3社（昨年比1.6社増）で、8月には85％の学生が何らかのプログラムに参加。一方で本選考のエントリーシート提出社数は11社（昨年比3.8社減）と大きく減少。

■志望業界・職種を絞り込んだ時期
志望業界や職種の絞り込みは2022年末時点で約8割が終えている。

■内定承諾を決めたポイント
内定承諾の決め手については、「給与／待遇」「会社の安定性」「勤務地」といった項目がコロナ禍以前より増加。

【調査概要】
調査対象：理系ナビ2024会員（2024年卒業予定の理系就活生）
調査時期：2023年6月、調査方法：インターネット調査
調査機関：自社調査
回答数：204名（設問によっては任意回答あり）

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