日本最年少校長はなぜ生まれたのか?書籍化!
入学者数を94名から217名にした本校の柴山翔太校長が、那珂川市で歩んだ教員生活を振り返る!
6月1日、福岡県那珂川市にある唯一の高等学校、福岡女子商業高等学校校長の柴山翔太が、初の書籍である『きみが校長をやればいい』を出版しました。なぜ、国公立大学合格者0人の学校が1年間で20人まで増加したのか。なぜ30歳の国語科常勤講師がいきなり校長に抜擢されたのか。生徒に「チャレンジしよう」と言っている校長先生自身が、初の書籍化にチャレンジ!!
なぜ国公立大学進学者0人が20人になったのか?
今までと違って頭のいい生徒が多くいた年ではなく、生徒の偏差値は変わらないものの、柴山校長が行なった教育方法は小論文指導でした。大学進学に興味のなかった生徒に対し、生徒の可能性を広げる声かけを行い、生徒のスイッチを入れることで、国公立大学や有名私立大学に”挑戦”したいという生徒が多く現れました。合格発表では、ドキドキしながらいつも学習した教室で確認し、合格が分かった瞬間泣き崩れる生徒もいました。生徒自身も教員も信じられないような合格者数となり、柴山校長がスイッチを入れたことから生徒の新しい選択肢が生まれました。
柴山校長が行なった教育事業の一部
”キカクブ”の設立
新しい部活動として「キカクブ」を設立。生徒が主体となり、SNSを用いて学校の広報活動を行う部活動であり、現在TikTokのフォロワー数は3.2万人を超えました。また動画再生回数は850万回を超えるものもあります。中学生の意見も取り入れながら、常に新しい情報発信に取り組んでいます。
”朝課外”の撤廃、”CT”の導入
朝課外とは九州では当たり前となっている、1時間目の前に行われている課外授業のことで、柴山校長はこれを撤廃。代わりに”CT"の時間を導入しました。”CT”とは朝のSHR前、8:40~9:20の時間にあり、生徒がどんなことでも「挑戦」できる”チャレンジタイム(CT)”となっています。時間の使い方は生徒それぞれで、検定前の学習をしたり、先生と面談をしたり、体育祭前にはクラス全員が集まり表現の練習(ダンス練習)を行なったりし、有意義な時間として活用しています。
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