[レポート]2023年世界のモバイルゲームマネタイズの動向インサイト
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世界の人気モバイルゲームが収益を増大させ、長期的に収益を得る手段として、複数の手法によるハイブリッドマネタイズが主流になりつつあります。2023年第1四半期、世界収益トップ100のモバイルゲームのうち、97%が4種類以上のマネタイズ方法を活用しています。『2023年世界のモバイルゲームマネタイズの動向インサイト』レポートでは、世界のモバイルゲームの最新マネタイズ方法およびその動向を分析。モバイルゲーム各カテゴリのマネタイズ方法に対する理解を深めるとともに、人気モバイルゲームのマネタイズ成功例を解き明かしています。
ハイブリッドマネタイズがモバイルゲームにおける収益獲得の主流に
2019年から2023年第1四半期、世界収益トップ100のモバイルゲームのうち、95%以上が4種類以上のマネタイズ手法を採用しており、ハイブリッドマネタイズが人気モバイルゲームにおける収益獲得の主流となっています。2023年第1四半期には、6~7種類のマネタイズモデル活用するモバイルゲームの割合は40%に達しています。
シーズンパスの活用が増加
近年、シーズンパスのマネタイズモデルを活用する人気モバイルゲームが増加する傾向にあります。2023年第1四半期には、世界収益トップ100のモバイルゲームのうち約54%がこのモデルを活用しています。
人気モバイルゲームのマネタイズ方法には地域差があります。日本のモバイルゲーム市場ではガチャが好まれているのに対し、アメリカ市場では広告が多く活用されています。
モバイルハイブリッドカジュアルゲームは多様なマネタイズ方法を取り込む
『ダダサバイバー』(Survivor!.io)に代表されるモバイルハイブリッドカジュアルゲームは、核となるメカニズムにナラティブストーリー、装飾/リノベーション、キャラクターコレクションなど、モバイルミッドコアゲームの基本機能を加えています。また、広告をベースにしたマネタイズに加えてスターターパック、Live Ops(ライブオプス)、戦利品ボックス、サブスクリプション、シーズンパスなど多様なマネタイズ方法を取り入れ、近年のモバイル市場における人気カテゴリになっています。
モバイルミッドコアゲームの中心的なマネタイズ方法は通貨バンドル、Live Ops(ライブオプス)、戦利品ボックス、スターターパック、サブスクリプション、ガチャ、シーズンパスなどのアプリ内課金です。人気モバイルミッドコアゲームでは、広告によるマネタイズ手法の採用は多くありません。
モバイルRPGはLive Opsと戦利品ボックスを好む
モバイルRPGはLive Ops(ライブオプス)運営を非常に重視しており、2023年第1四半期には、世界収益トップ100のモバイルRPGのうち、97タイトルでLive Ops(ライブオプス)によるマネタイズが行われています。また、人気モバイルRPGにおいては、戦利品ボックスによるマネタイズ方法もよく活用されています。
モバイルストラテジーゲームで活用されるマネタイズ方法はサブカテゴリごとに異なります。たとえば、シーズンパスはモバイルMOBAで比較的多く見られ、この手法を活用している割合はモバイル4Xストラテジーゲームをはるかに凌いでいます。
人気モバイルパズルゲームはハイブリッドマネタイズ方法を多様なメタ機能に取り込む
モバイルシミュレーションゲームでは、広告が依然として重要なマネタイズ方法です。2023年第1四半期、収益トップ100のモバイルシミュレーションゲームのうち、77%が広告を活用しています。人気モバイルシミュレーションゲームには通貨バンドル、スターターパック、Live Ops(ライブオプス)などのアプリ内課金も広く採用されています。
人気モバイルパズルゲームの多くはキャラクターコレクション、装飾/リノベーション、レベル、ナラティブストーリー、ソーシャルクランなど多様なメタ機能をベースに、通貨バンドル、Live Ops(ライブオプス)、スターターパック、戦利品ボックス、シーズンパスなどのハイブリッドマネタイズ手法を加え、豊富なモバイルゲームマネタイズシステムを構成しています。
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