Forbes誌が選ぶ「最もパワフルなアラブ女性」ナディア・ワーセフさん特別来日！

エジプト、モロッコ、日本で、女性たちがつくった書店や出版社が話題になっています。
本イベントでは、つくり手となった3人をお迎えし、創業や経営にまつわる経験や、「本を通して世界を変える」という共通の思いについてお話しいただきます。

電子化が進み、さまざまなメディアを通して情報があふれる今、本の持つ力～THE POWER OF BOOKSとは一体何なのでしょうか。
そしてフェミニズムの可能性とは？　ご参加の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

登壇者

◆ナディア・ワーセフ（エジプトの書店「ディーワーン」創業者）

2002年に共同設立されたエジプト初のモダンな書店「Diwan（ディーワーン）」の創業者。ロンドン大学バークベック校で修士号、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院で社会人類学修士号、カイロ・アメリカ大学で英語・比較文学の修士号を取得。ディーワーンを設立する前は、「女性と記憶フォーラム」などで調査やアドボカシー活動に従事していた。2014年、2015年、2016年に『中東版フォーブス』の「中東で最もパワフルな女性」に選ばれたほか、『タイム』誌などの雑誌でも取り上げられている。2022年のウーマン・オブ・ザ・イヤー賞（UNICEF & Co. Look！Magazine）の"Woman for Women"部門を受賞。

◆ヤスミナ・ナジ（モロッコの出版社「クルテ」＆アートセンター設立者）

モロッコ・フランス人。1980 年、モロッコのラバト生まれ。ソルボンヌ大学（旧パリ第4大学）の政治哲学科を卒業 (道徳および政治哲学の修士号と編集顧問の修士号)。2013 年、モロッコにて出版社「クルテ（Kulte）」を設立。フェミニズム、性的少数者問題、人種問題などマイノリティを扱った書籍をアラビア語、フランス語、英語などで出版している。書店やアートセンター「Kulte Center for Contemporary Art & Editions」も同時に運営しており、Kulte は現在、北アフリカで最も意欲的な出版社およびアートセンターの1つとして認識されている。

◆松尾亜紀子（フェミニズムの本を届ける出版社「エトセトラブックス」創業者）

エトセトラブックス代表・編集者。1977年生まれ。出版社で編集者として15年勤めたのち、2018年に独立してエトセトラブックスをスタート。刊行物に、フェミマガジン「エトセトラ」、『フェミニズムはみんなのもの』（ベル・フックス、堀田碧訳）などがある。2021年、同名のフェミスト書店をオープン。2019年に始まり全国に広がった、性暴力に抗議する「フラワーデモ」を呼びかけた一人でもある。

◆コーディネーター　

後藤絵美（東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所）
鳥山純子（立命館大学国際関係学部）

イベント詳細

◆日時：7/2（日）13:45（開場）、14：00（開演）～16：00

◆会場：Book Lounge Kable［カブル］
　　　　東京都中央区日本橋兜町7番1号 KABUTO ONE［カブトワン］３F
　　　　http://kable.tokyo/

◆アクセス：東京メトロ東西線「茅場町」駅直結

◆料金：無料（フリードリンク付き）
　　　　※開場より前の時間やイベント終了後に利用される場合は別料金がかかります

◆参加お申込み（先着順）：https://peatix.com/event/3611015/view

◆参加お申込みQRコード

共催：科研費基盤研究(A)イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究（代表：長沢栄治・東京外国語大学）
　　　株式会社Ｇ.Ｂ.

書籍情報

◆内容

2000年に入る頃、数十年にわたる社会主義の失敗により、出版や流通、書籍販売が疲弊しきっていたエジプト。
書店を開くことなど不可能だと思われた時代に、ナディアは「Diwan」という今やエジプトを代表するモダンな独立系書店チェーンを創業し、成功に導く。
これは、一冊分ずつ、社会を変えていこうとした、カイロの革新的な書店主の実話である。

◆書籍概要

書名：SHELF LIFE（シェルフ ライフ）カイロで革新的な書店を愛し育て、苦悩した記録
著者：ナディア・ワーセフ　
訳者：後藤絵美
発売時期：2023年7月ごろ
発売・発行：(株)G.B.

【書籍に関するお問い合わせ】

会社名：株式会社ジー・ビー
所在地：東京都千代田区飯田橋4-1-5
電話番号：03-3221-8013
メールアドレス：press@gbnet.co.jp

ホームページ：https://www.gbnet.co.jp/
GB BOOK SHOP：https://gbeshop.thebase.in
ツイッター：https://twitter.com/gbiidabashi
インスタグラム：https://www.instagram.com/gb.book/ 
フェイスブック：https://www.facebook.com/gbiidabashi