NPO 法人理科カリキュラムを考える会 シンポジウム 理科教育の これからを考える

NPO法人理科カリキュラムを考える会

2023.06.03 18:51

ー 主体的・対話的な授業創りに取り組む教師であるためにー

理科の研究会でベテランと若手をつなぎたい   日本の理科教育は、ベテラン教員の培った取り組みの姿勢や成果を若手教員に伝えることで、カリキュラムや授業案の裏にある本質的 な意義を引き継いできました。しかし、その大きな役割を果たしてきた全国の理科の研究会は、ベテランと若手をうまくつなぐことが難 しくなってきています。その原因には、急速な世代交代によって気軽に相談できる先輩教員がいなくなっただけでなく、 ICT の教育へ の急激な浸透や教員の多忙化により、学校外の研究会に参加する意義が見えにくくなっていることがあるのではないでしょうか。 急速にテンポの早まる社会で、若手教員が授業を前にしてネットから情報を収集しても、これまでベテラン教員が研究してきた成果を 効率よく得ることはできません。理科の授業時間が多い時期(義務教育の理科は1970 年代1048 時間→1998 年改訂時640 時間→今 は790 時間)に色々な工夫をしてきたベテランが若手と交流できる時間はもう残り少なく、今はそのチャンスの時期です。今だからこそ できる若手のための研究会のあり方を見出しましょう。

NPO 法人理科カリキュラムを考える会 夏季シンポジウム
理科教育の これからを考える
ー 主体的・対話的な授業創りに取り組む教師であるためにー
2023 年6 月18 日(日)13:00~17:00【ハイブリッド開催】
主 催:NPO 法人理科カリキュラムを考える会 https://rikakari.jp/
対 象:小・中・高・大の理科教育に携わる方、教育ジャーナリスト、一般
会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
定 員:対面80 名・オンライン120 名
参加費:一般3,000 円 会員2,000 円 学生1,000 円 定員200 名(先着順)
申込み:次のWEB から申し込んでください https://rikakari20230618.peatix.com

問合せ:理科カリキュラムを考える会事務局 小川慎二郎 rikakari.jimu(at)gmail.com

13:00 提言「教師が専門技術を磨き続けるために」 滝川洋二(本会理事長)
13:30 講演「理科の研究会における継続的な学び」
 高橋匡之(科学教育研究協議会委員長) 柴崎幸貴(福岡物理サークル代表)
 高橋政宏(SCIENTIA 藤枝理科サークル代表) 都築 功(東京都生物教育研究会参事)
16:00 パネルディスカッション「若手教員に伝えたい 主体的・対話的な授業創り」
講演者の方々と参加者の皆さんで考えを共有します・全国の理科の研究会マップも作成中です

若手教員にこそ参加してほしい
 理科教育は、科学の知識を伝えるだけでは成立しません。主体的・対話的な授業を創るには「何を」「どのように」伝えるか?教える知識にはどんな意味がや広がりあるか?それらを子どもにどう動機付けするか?といった、教育内容や教育方法、子どもの持つ生活概念への理解が必要不可欠で、ICT が導入されてもその本質は変わることはありません。
 学ぶ意欲のある若手教員の皆さんがWEB で検索しても、本質的に重要な情報はなかなか見つからず、役立つ学びの情報を得ることに苦労しているのではないでしょうか?生徒が主体的・対話的に授業に参加できるような方法を研究し続ける場をいかにして継続させ、学びたい人を相互にどうつなげるかという課題を、共に考えて行きませんか?

 

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科学教育研究協議会(科教協)は 1954年発足。民間の理科研究団体では唯一の月刊誌「理科教室」本の泉社には、小中高校の授業実践記録、授業に役立つ実験、子どもの生活概念、生徒の意欲をどう引き出すかなどの教師のための情報が豊富です。スタート時から、地域ごとの、また物化生地のサークルが沢山つくられ、そこで検討された指導案や、授業記録が全国大会で、丁寧に議論されます。Facebook『理科教室』を応援サイトでは、実験の交流が盛んです。

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福岡物理サークルは2010年の「高校物理の授業に役立つ基本実験講習会in福岡」開催を発端として、その後も年1回の実験講習会と年3回程度の「物理の授業に関する研究会」の開催を続けています。福岡だけでなく、近隣の県の先生方も参加してくださっています。教育現場に根ざした授業法や実験法などについて参加者の皆さんと議論を深め、日々の授業に役立つものをお互いに創り出し、物理の授業における効果的な実験の導入を重要視する動きを作ろうとしています。

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SCIENTIA(スキエンティア)は2015年1月に発足し、静岡県藤枝市を中心に活動する理科教育のサークルです。県内外から幅広い年齢層・校種・地区の会員が参加し「理科で人とつながる」サークルを目指しています。例会では日頃の実践紹介や、教材紹介などをメインで行い、子どもたちにとってよりよい理科教育について考えています。要望によって授業案検討、授業の悩み相談なども行います。例会報告「Serendipity」を発行して広く活動を伝えています。

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東京都生物教育研究会(都生研)は1964年に発足した都内の国公私立高校生物教員の研究団体です。都外にも全国に多数の個人会員が所属します。研修会(年40~50回程)、ML、及び年3回の全員への紙媒体(会誌や派遣依頼書)送付を通じた情報提供を行っています。 フィールド・実験講習、講演、シンポジウム、宿泊研修等、各支部及び研究部・委員会が主催し、生物教材や授業資料の配布・交換も行います。

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種類
イベント

カテゴリ
ライフスタイル

NPO法人理科カリキュラムを考える会

URL
https://rikakari.jp/
業種区分
教育・学習支援業
代表者名
瀧川 洋二
上場区分
未上場