帝塚山小学校と自学自習用のオリジナルノートを共同開発 自ら調べて発表する探究学習に意欲的に取り組む児童が増加

大栗紙工株式会社

2023.05.23 11:00

年齢に合わせて考えた自由に綴りやすい罫線、目にやさしい紙の色などに工夫

昭和5年創業、年間2千万冊以上のノートを製造する大栗紙工株式会社(所在地:大阪市生野区/代表取締役社長:大栗 康英)は、帝塚山小学校(所在地:奈良市/校長:野村 至弘)と共同で、自学自習用の「帝塚山ノート」を開発しました。自ら課題を見つけ調べて発表することで、思考力や好奇心などを育む同校の伝統学習に活用されています。約2年間使用し、教員からは、意欲的に取り組む児童が増えたことや、ノートを自由に使って書(描)くことで学びを深めているなど手応えを感じる声が届いています。今後も教員や児童の声からノートを改良していく予定で、きめ細やかなオリジナルノート作りで教育の一助となることを目指します。

多様な人が使いやすいノート作りのノウハウに教員のアイデアを詰め込んで

同校では、子どもの学力向上のためには自ら興味関心を持って取り組むことが大切という思いから、進んで書きたくなる自学自習用のノートを作ろうということになりました。そんな折、新聞紙上で当社の「mahora(まほら)ノート」を見つけたことが共同開発のきっかけです。白いノートが当たり前だと思われますが、「白色の紙がまぶしい」「罫線がわかりにくい」などが原因で書くことが苦手な人がいます。まほらノートは、そんな多様な人の声を元に開発しました。そのノウハウを活かしつつ、同校教員のアイデアを詰め込んで、約1年間試行錯誤して完成したのが「帝塚山ノート」です。

 

児童オリジナルの百科事典など、自由に活用

紙は目にやさしいアイボリー色です。罫線は、自由なレイアウトで書き綴れるようにうすめにし、低・中・高学年それぞれが使いやすいよう種類やスペースを工夫しています。低学年では、自分の思いを文章で素直に書き綴る児童が増え、色鮮やかなイラストや写真をつけて視覚的にも理解しやすくなっています。中高学年では「大阪の海洋生物」など一つの専門的な課題に取り組み続ける児童や、多方面に興味を持ち、その子オリジナルの百科事典のようなノートを作り上げた児童もいます。このノートに自分で気づいたこと、調べたことをどんどん書いて、表現することを繰り返しながら自分で考えて伝える経験を積み重ねてほしいと考えています。

 

■教員へのアンケートより

〇おもに低学年担任より

・自分の思いを文章表現として素直に書き綴る児童が増えてきました。

・作文に色鮮やかなイラストがついて、その時の様子が視覚的にも理解できる作品に仕上がりました。

〇おもに中学年担任より

・興味関心を持った課題について、以前に増して意欲的に取り組む児童が増えました。

・自分なりのテーマを決めて(例えば「奈良」「魚」「大豆」「都道府県」「国旗」)、ずっとその課題に取り組み続ける児童もいました。

・多方面にむけて興味を持つ児童のノートは、まるでその子オリジナルの百科事典のようにも感じられる作品に仕上がっていました。

 

 ■3年生児童の事例と感想

私の自学ノートを書くときのテーマえらびは、おでかけした場所の事や色々な本の中から自分がおもしろくて、興味がある事についてまとめました。一番たくさん書いたテーマは、くだものについてです。自学ノートを書きながらお母さんと色々な話をしたり、絵を描いたり一緒に工夫したり、とても楽しい時間でした。できあがった今までの自学ノートを見かえすと、自分だけの百科事典みたいでとてもうれしかったです。4年生になっても続けたいです。

 

帝塚山ノートの特徴

・うすめのライン
 帝塚山ノートには枠がありますが、枠にとらわれることなく、自由なレイアウトで自分流にいきいきと書き綴ってほしいという願いから、うすめのラインに仕上げています。もちろん字の練習(ひらがな・漢字など)は、別に国語ノートや漢字ノートを用いて、正しく書けるように指導しています。しかし、この帝塚山ノートは、字の練習を目的としたノートではありません。自分の書き綴りたいことを思うままに、枠からはみだして書いてもよいのです。

・目にやさしいアイボリーカラー
 真っ白なノートが一般的ですが、帝塚山ノートはアイボリーカラーにしました。小学生の利用に限定したノートですので、ノートに向き合う子どもの心の安定を考慮するべきと考えました。見た目や手に持った時の印象も重要な要素となりました。  

・なめらかな書き心地帝塚山ノートは小学生の利用を前提としています。児童(特に低学年児童)はまだ筆圧が弱く、鉛筆と紙に生じる摩擦に負けてしまうことがあります。帝塚山ノートはなめらかな紙質により、書くことへの抵抗を心身ともにおさえてくれます。

・破れにくい素材
 子どもは力のコントロールが未発達なため、消しゴムを利用する際に一般のノートでは紙を破ってしまいがちです。紙が破れるのを防ぐため、少し厚めの紙にしました。帝塚山ノートでは、消しゴムを使って破れるということは全くと言っていいほどなくなりました。

・表紙、裏表紙
 表紙は帝塚山小学校のトレードマークともいえる三角屋根校舎のイラストをちりばめ、中央下には学園校章を配置しました。裏表紙にも学園校章を中央に配置しました。シンプルかつ、品のあるデザインにしました。本校教職員によるオリジナルデザインです。

 

■mahora(まほら)ノートとは

「mahora(まほら)ノート」は、発達障害者を支援するOffice UnBalance(所在地:大阪府茨木市/代表:元村 祐子)と共に、発達障害当事者約100人の声を集めて開発し、2020年2月に初めてオリジナルブランドとして発売したものです。「光の反射を抑えた中紙」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」が特徴です。少数派であってもそれぞれが抱える困りごとを解消したいと、新たに届いた要望に応え、1年後には2種から36種にラインナップを拡大しました。

 

【受賞歴】

・文房具屋さん大賞2022  デザイン賞

・第30回日本文具大賞2021 デザイン部門優秀賞

・グッドデザイン賞2021 グッドデザイン・ベスト100

・大阪製ブランド ベストプロダクト2021

 

■大栗紙工株式会社 概要

代表者    代表取締役社長 大栗 康英

所在地    〒544-0004 大阪市生野区巽北3-15-7

設立 創業  昭和5年 / 設立昭和40年

資本金   1,000万円

社員数    32人

事業内容   無線とじノートの製造 2,200万冊(年間)

受賞・認定 健康経営優良法人2022

      大阪ものづくり優良企業賞2021

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