神奈川県立音楽堂 シリーズ「新しい視点」紅葉坂プロジェクトVol.2(2023/7/1(土)開催)
一般公募で選ばれた気鋭のクリエイターたちが、神奈川県立音楽堂の歴史に挑む成長プロジェクト!彼らの熱い挑戦をお見逃しなく!!
「紅葉坂プロジェクト」は、昨年 10 月に逝去した芸術総監督・一柳慧のもと、作曲家、演奏家、プロデューサーなど立場を問わず、「音楽」との新しい出会いを創る、ユニークな企画案を募る公募プログラムとして、2021年開始。その「Vol.2」に向け、企画委員・沼野雄司、鈴木優人が「新しい視点」にあふれた2つの企画を採択。2月28日(火)に実施したワークインプログレスで企画委員や一般公募のモニター観客とのコミュニケーションを行い、ブラッシュアップした企画をいよいよこの7月にお披露目します。
【公演情報】
日時:2023年7月1日(土)14:30開場 15:00開演
会場:神奈川県立音楽堂(横浜市西区紅葉ケ丘9-2)
チケット:全席自由・税込 一般 2,000円 シルバー(65歳以上)1,500円 U24(24歳以下)1,000円 高校生以下 0円 車椅子席有(付添1名無料)
※シルバー、U24、高校生以下、車椅子席は枚数限定/要事前予約/引き取り方法により手数料がかかる場合があります。
※チケットかながわ 0570-015-415(10:00〜18:00)ほかチケットぴあ、イープラス、ローソンチケットにて発売中
主催:神奈川県立音楽堂(指定管理者 公益財団法人神奈川芸術文化財団)
助成:公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション
【企画詳細】
#1 Crossings/Crossings~acoustic×fluid~
変幻自在のナゾの 「流体」と 、 即興的な音楽が魅せる不可思議な世界!
Crossingsは、2人の作曲家、映像作家、化学メーカー出身で美術家・デザイナーという4人が結成したユニット名でもあり、企画名でもある。
変幻自在な「流体状の素材(※)」を使ったライブ・パフォーマンスと、流体からインスピレーションを得つつ、演奏家が即興性を発揮する余地を残し作曲された音響素材を組み合わせた、映像とのコラボレーション。 山田岳(ギター)、安藤巴(パーカッション)らが、さまざまな「非楽器オブジェクト」を加えて演奏。 音楽堂の舞台から客席までを柔軟な発想で活用した舞台演出も見どころ。
※「流体状の素材」とは、水・油・空気などの流動体やそれらの混合物、外部刺激(電力や磁力・圧力等の刺激)により特定の性質・機能を示す流体などを指すとのこと。 ワークインプログレスでは磁力によってコントロールが可能な「磁性流体」を主に使用したが、本公演では、空気の流れも意識した「流体」が登場予定。
<プロフィール>
「交差」の意味を持つCrossingsは、作曲家である東俊介、森紀明、映像作家の中村光男、美術家でデザイナーの山田サトシをファウンディング・メンバーとして2018年に設立。日本を中心とした様々な国や都市をより大きな視点から「一つの地域」として捉え直し、芸術における地域の枠組みの拡大と、ジャンルにとらわれない新たな表現の可能性を示す意欲的な試みと作品発表を行う。
#2 山本昌史/錯綜する《独奏》~Double Triple Solo for Solo Double Bass~
「独奏」を突きつめて見えてきた 「演奏とはどういうことか」という疑問……果たして 着地点はどこにあるのか?!
「独奏」にこだわってコントラバスを研究・演奏してきた山本昌史。自作のほか、「独奏コントラバス奏者が自身の映像・録音と共演する」作品や、「一人で全て制御できる、エレクトロニクスを伴ったコントラバス独奏曲」 など、コントラバス奏者による、コントラバスのための孤軍奮闘は、新鮮な 驚きを与えずにはおかない。
ピエール・ジョドロフスキへの委嘱作「TOUCH」では、オンラインでやり取りを重ね、作曲家自身による、音楽堂の舞台環境に合わせた映像演出も行う予定。
【プログラム】
山本昌史:REAL TIME ― The Elf in Big f ―(世界初演)
シモン・ステン=アナーセン:Self-reflecting Next To Beside Besides より
ピエール・ジョドロフスキ:TOUCH(山本昌史委嘱作品・2022/フルバージョン日本初演)
<プロフィール>
コントラバス奏者。現代作品、即興演奏に意欲的に取り組む。独奏による新たな音楽表現を追求し、バロックから現代までの独奏曲、自作の実験的音楽など、趣向を凝らしたプログラムでソロ公演を展開。静岡県掛川市出身。東京藝術大学別科修了。2022年9月に行われた独奏コントラバスの現代作品のみの公演は、第22回佐治敬三賞推薦コンサートに選出され、好評を博す。12月にはポーランド・ワルシャワへ招聘されるなど、活躍の場を広げている。
■シリーズ「新しい視点」とは
音楽家が発信する表現のあり方、そして歴史ある音楽堂の空間で聴衆がいかに新しい音楽に出会うか、この双方向の可能性を広げるために、広く企画案を募る公募プログラム「紅葉坂プロジェクト」と、神奈川県立音楽堂がプレゼンテーションする企画の2本柱で展開する事業です。2023年度の音楽堂プレゼンテーション企画では、9月20日(水)開催「庄司紗矢香 音楽とことば 未来への回帰」をお届けします(詳細は当館ホームページをご覧ください)。庄司紗矢香の「新しい視点」とは……?!ぜひ、ご期待ください。
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