【空き家活用】尾張地区最大級の水屋建築の発見。木曽三川分流工事に伴って移築された古民家の保存・改修のためクラウドファンディング開始のお知らせせ
株式会社スズ建は、木曽三川j分流工事に伴って移築された尾張地区最大級の水屋建築を取得。地域活性化につなげるため建物の保存・改修のためのクラウドファンディングを開始します。
株式会社スズ建(代表取締役:水谷晴美)は新規事業として空き家となっている古民家再生及び観光化事業を展開するために古民家を取得。取得した古民家が明治に行われた木曽三川分流工事に伴って移築された古民家であることが判明し、現状保存及び愛知県愛西市内における新たな観光スポットにすべく調査&改修を行うために費用の一部をREADYFORにてクラウドファンディングを行うもの。返礼品は愛西市内及び近隣にある酒蔵を中心とした地酒や地ビール、クラフトウィスキー等とするもの。
株式会社スズ建(代表取締役:水谷晴美)は新規事業として空き家となっている古民家再生及び観光化事業を展開するために古民家を取得。取得した古民家が明治に行われた木曽三川分流工事に伴って移築された古民家であることが判明し、現状保存及び愛知県愛西市内における新たな観光スポットにすべく調査&改修を行うためにREADYFORにてクラウドファンディングを行うもの。返礼品は愛西市内及び近隣にある酒蔵を中心とした地酒や地ビール、クラフトウィスキー等とするもの。
クラウドファンディングは弊社の代表取締役個人名で実行中です。
先人の水害の知恵と歴史 蜆のゆりかご蓮畑に囲まれた尾張西部の伝統建築 水屋建築 未来の子供達に伝えるリノベーション
https://readyfor.jp/projects/113161
プロジェクトのポイント
・クラウドファンディングをおこなう理由
・明治期の木曽三川分流工事に関する歴史記録と旧家「水谷家」
・忘れられつつある建築様式「水屋建築」
クラウドファンディングをおこなう理由
弊社は別事業を展開するために不動産を探していたとき偶然不動産紹介サイトに掲載されていた古民家「旧水谷家」を取得。実際に屋内の片付けを開始すると様々なところから大量の古文書が出てきました。これらの古文書は300点以上ありその古文書の解析には最低5年はかかるといわれるほど膨大の量で、それらの一部は明治元年頃より当時の愛知縣海西郡高畑村の戸籍に関する調査を「旧水谷家」がおこなっていただけでなく木曽三川分流工事前に高畑村の土地の所有者と面積を調査したものなど多岐にわたる地域行政に関する文書を中心とした古文書が沢山保有されていました。それと同時に「旧水谷家」は明治期の木曽三川分流工事開始と共に現在の木曽川の部分から移築された建物であり、総建築年数は250年を超える事が判明。
地域の郷土史や文化財に詳しい愛西市教育委員会生涯学習課にといわせたところ「旧水谷家」は尾張地域最大の伝統建築様式の「水屋建築」である事が判明。地域の文化財調査から漏れており資料が一切無いことも判明した。このようなことから歴史的建造物であると弊社は判断し、文化財登録がなされていないこともあり「保全・保存」前提の改修計画を立てるに至りました。
行政による文化財調査は「古文書」のみにとどまっており建築物の調査については行政の支援を受ける事ができないこともあり、調査及び改修計画を立案する費用が数百万円の見込みとなるためその費用の一部をクラウドファンディングにておこなうことにしました。
明治期の木曽三川分流工事に関する歴史記録と旧家「水谷家」
「旧水谷家」はどのような家であったのかはよくわかっていませんが地域の有力者であった事はこれまで出てきた古文書から推測できています。明治45年に木曽三川分流工事が完了、竣工は大正元年ですが同年、「旧水谷家」から出てきた古文書には木曽三川分流工事の不足部分の工事をしたいと言う申請と当時の愛知縣に提出し、承認されている記録が出てきました。それだけでなく明治30年に政府より現在、東海大橋が架かっているところにかつてはあった「秋江の渡」の管理を言われた家であり、渡の管理を円滑におこなうべく様々な業務に関しての申請書類の写し及び認可書、当時としては破格の金額である保険金三千円の火災保険証書など500点以上の古文書が出てきています。その古文書に押されている印鑑まで保存されていました。
簡単にわかる範囲での古文書判読ではありますが、頻繁に洪水被害が発生していた地域でありこのような記録が大量に出てくることは珍しいと考えます。
忘れられつつある伝統的建築様式「水屋建築」
木曽三川分流工事竣工以降、木曽川・長良川・揖斐川が完全分流されそして堤防が整備されました。水屋建築物は、周りより一段高い所に建てられているため使用する際の不便さ、維持や管理のため修理などに多大な費用がかかってしまうこと、堤防が整備され洪水に見舞われることがほとんどなくなったことなどの理由から、新たに建設されることはごくまれで、古い民家の改築、生活様式の変化及び高気密化住宅への建替などによりその数も激減しています。
数が減少しているその中で江戸期まで遡れる水屋建築は文化財級の価値を持っているにもかかわらず、近年まで最後の当主が所有者が関東圏に在住していたため長期間空き家になっていたこともあり地域から忘れられた建築物となっていました。最後の当主亡き後、弊社が取得し古文書を契機に建物の歴史的価値及び建築様式についての保存の意義を感じたためYoutubeチャンネルを開設し木曽三川流域で発達した水屋建築と古民家再生の記録と近年になって良く発生するゲリラ豪雨や洪水などの水害対策について再考するための資料として、歴史情報の発信を開始しました。
チャンネル名:古民家「旧水谷家の暮らしの履歴書
チャンネルID:UClVdLXKXajeFI9ynj_pkN1Q
多くの人に先人達の水害対策について知ってもらう手段として、織田信長が生誕した地域の歴史を知るきっかけとしての情報発信は必要不可欠であり、知られざる歴史としてインバウンド向けに施設開放、フォトスペースとしてのレンタルをおこなう計画を立てています。
屋敷の中の見学が可能となっていますが、農家建築の整備及び修繕計画は今後更なる保全のために必要と考えておりその費用の一部をクラウドファンディングにて調達するものとなります。
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