生演奏を取り入れた家族葬がコロナ以前の160%にUP!
50代から70代のバブル期の派手婚経験者が「こだわり」求め、需要拡大
従来は葬儀で生演奏を取り入れる場合、葬儀に花を添える、または演出の一環として行われていました。しかし、今日では生前の故人様の希望により音楽を入れる場合があるのはもちろん、ご遺族様が故人様を音楽で送りたいという希望が非常に多くなってきています。
昨今の葬儀の特徴は「家族だけでおこなう」
CMなどでもよく耳にしますが、家族だけでおこなう少人数でのお葬式が主流に昨今。
とはいえ、できるだけ心を込めて贈りたい気持ちは誰でも一緒です。
ご家族の「こだわり」を盛り込む葬儀へのニーズが増えてきました。
喪主である50代から70代は、派手婚経験者
1980年代、結婚式での披露宴は新郎新婦がスモークの中、ゴンドラで登場するような「派手婚」の時代。
今の50代から70代にはそんな派手婚経験者が多いのではないでしょうか。その為か、小規模なお葬式にしたい気持ちがありつつも、故人様に対して何かオリジナルで送りたいという気持ちもあるようです。
そこで注目を集めているのが、生演奏を取り入れた家族葬。
選曲も故人様らしさを求めた楽曲に変化
以前は、格式の高さを演出できるクラシックが多かったですが、最近では故人様がカラオケで歌っていた曲、見ていたテレビの主題歌、趣味にちなんだ曲といった故人様主体の選曲が多くなっています。
また故人様に聴かせてあげたいとご家族が選んだ曲や、お孫さんからのリクエストだなと思われる曲も多くあり、選ばれる曲のジャンルも多種多様になってきています。
もちろん「ふるさと」や「赤とんぼ」といった唱歌はいまだに好まれており、リクエストも多いです。
演奏される楽器の種類も多様化に
以前は省スペースで多彩な演奏ができるキーボードのソロ演奏が主流でしたが、最近ではキーボードとバイオリンでの二重奏や、フルートとチェロの二重奏など、楽器の種類や編成を自由に選ばれる方が多くなってきています。特に天国をイメージさせるのか、ハープの需要が増えています。
生演奏を聴きながら故人様との思い出の曲を偲べる家族葬は、とても心が温まります。小規模でのお葬式が主流になっている今だからこそ、想い出に残るお葬式が選ばれているのではないでしょうか。
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