ダークテイルズが日本市場で好スタート、リリース20日間でアジア市場全体の25%以上に当たる1,000万ドル以上の収益を記録

Sensor Tower

2023.05.19 08:55

日本で2023年4月にリリースされたカードRPG『ダークテイルズ~鏡と狂い姫』が好調な滑り出しを見せました。日本以外の一部の市場では以前にリリースされていますが、日本市場での好発進は際立っており、リリースから20日間でアジア収益シェアの25%以上を占めるほどに急成長しています。

リリース20日間で1,000万ドル以上の収益を記録したダークテイルズ、日本における収益成長量で2位に

2023年4月11日に日本でリリースされた『ダークテイルズ~鏡と狂い姫』(Yuanlong)は、ダークな童話の世界「オズ」が舞台のモバイルRPGです。「童心破壊のダーク物語RPG」というサブタイトルからもわかるとおり、星の王子さま、赤ずきんちゃん、シンデレラ、白雪姫などの有名童話のキャラクターがダークな様相で登場します。

同作は日本以外の市場では2023年以前に登場しています。例えば、中国市場では2021年8月、台湾や香港市場では2022年11月に『魔鏡物語』というタイトルでリリースされています。Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、アジア市場での同作の累計収益は(2021年8月~2023年4月)、4,000万ドルを突破しています。

Sensor Towerのデータによると、2021年8月~2023年4月のアジア市場における収益シェアでは、台湾が最大市場で全体の31%を占めています。日本は中国に次ぐ3位(26.2%)となっていますが、その差はわずかです。

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また、同期間のダウンロード数では日本が1位です。日本では対象集計期間が20日間(日本でのリリースは2023年4月11日)であることを考えると、リリース直後から収益・ダウンロード数共にハイペースで数字を伸ばしていることがわかります。

日本市場での好調な滑り出しはランキングにも反映されています。Sensor Towerのデータによると、日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングでは、リリース初日の2023年4月11日に4位スタート、その後若干順位を下げたものの、4月17日には再び4位に戻しており、リリースから16日間はTop 10圏内を維持しました。

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実際の収益を見てもその好調ぶりが確認できます。Sensor Towerのデータによると、アジアにおける最大市場である台湾のリリースから20日間の収益は約350万ドルです。2位の中国の同期間における収益は約118万ドルとなっています。一方、日本ではリリースから20日間の収益は1,000万ドルを突破しており、台湾や中国を大きく超える収益ペースが確認できます。

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2023年4月11日~4月30日の収益成長量でも『ダークテイルズ~鏡と狂い姫』は際立っています。Sensor Towerのデータによると、同作は日本のスクワッドRPGにおける収益成長量において、2位の『勝利の女神:NIKKE』(Level Infinite)に6倍以上の大きな差をつけて1位となっています。

また、日本のモバイルゲーム全体の収益成長量で見ても、2位の座を獲得しています。Sensor Towerのデータによると、『ダークテイルズ~鏡と狂い姫』は2023年4月11日~4月30日に1,000万ドル以上の収益を記録し、『崩壊:スターレイル』(miHoYo)に次ぐ収益成長量となりました。トップ収益ランキング常連の人気タイトルがある中、リリース直後から高収益を記録しています。

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ゲーム内外で大規模プロモーションを展開し好スタートにつなげる

日本でのリリースにおいては、さまざまなプロモーション展開が行われました。ゲーム内では最大1,001連ガチャチケットが入手できるキャンペーンを始め、日本限定の竹取物語の「かぐや」が実装されました。

ゲーム外では、同作の主題歌としてきゃりーぱみゅぱみゅの『マジカルミラー』を起用、ゲームのイメージを踏襲したPVを公開。また、イラストコミュニケーションサービスのpixivにて、賞金総額100万円のイラストコンテストを開催するなど、多方面でプロモーションを行いました。こうした一連のプロモーションが功を奏して、好スタートにつながったと思われます。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!以下のリンクから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 : 

https://sensortower.com/ja/demo

 

Sensor Towerの紹介

2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、Twitter、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つストアインテリジェンス、広告戦略の最適化に活用いただける広告インテリジェンスなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。

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カテゴリ
ゲーム・ホビー