東亜大学|航空会社による視覚障害者向けサービスに関するフォーラムを開催

東亜大学

2022.03.20 22:31

2022年3月19日に「すべてのお客様に安心して快適な空の旅をお楽しみいただけるサービスとは?」と題するフォーラムを、日本航空の協力のもと開催しました。

 

東亜大学(所在地:山口県下関市一の宮学園町2-1、学長:櫛田宏治)芸術学部トータルビューティ学科では、2022年3月19日(土)、東京・錦糸町のミライロハウス(丸井錦糸町店5F)にて、日本航空の協力のもと「すべてのお客様に安心して快適な空の旅をお楽しみいただけるサービスとは?」と題したフォーラムを開催しました。

今日、障がい者の社会参加が広がることで飛行機を利用する人が増えているものの、障がいのある方が航空会社の提供するサービスについて知る機会は限られています。たとえば、車椅子利用者へのサービスは数多く明記がある一方で、視覚障がい者へのサービスはあまり知られていません。

このフォーラムでは客室乗務員の仕事にふれるとともに、とくに視覚障がいに注目し、「お手伝いが必要」な利用者に航空会社がどのようなサービを提供しているか、また当事者からどのようなサービスが求められているのかについて、日本航空の協力のもと来場者と一緒に考えました。

フォーラムをファシリテーションしたトータルビューティ学科の平松隆円准教授によれば、「客室乗務員は気軽に声をかけてくださいねというものの、客室乗務員を呼ぶために座席に備えられている呼び出しボタンに点字がついていないため他のボタンと区別がつかず、またボタンの場所がわからないなどという機材設備の問題点、客室乗務員も視覚に障害がある人たちもお互いに気をつかいすぎて適切なサービスが行き届いていないなど、意見交換をすることで気づかされた問題点が多数でてきた」といいます。そして、「すべての乗客が安心して快適な空の旅を楽しむためには、航空会社だけで解決できるわけではなく、航空機メーカー、空港会社、行政など空に関わる仕事を担っているすべての企業や機関が何が必要かを考えていかなければならない」ともいいます。

今回のフォーラムは、航空会社が提供するサービスを視覚障害者の方々に知ってもらうだけではなく、当事者から何が求められているのかを航空会社に伝える機会となりました。

 

なお、本セミナー開催にあたり、元客室乗務員で、2015年に自身のCAの体験を元に描いた『CREWでございます!』でデビューした漫画家の御前モカ氏に会場費をスポンサードいただきました。

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