ChatGPTによる裁判の訴状・準備書面の自動作成提供へ
準備書面は、すでに高い完成度で提供できる段階に到達
株式会社Web staffが運営する本人訴訟オンラインサロンは、GPT-4を活用した訴状・準備書面の自動作成の無料提供の開発を2023年4月から本格的にスタートしたことを発表しました。まずは準備書面(答弁書)の自動作成から年内の提供を予定しています。
準備書面はビギナーとノービス、2つのモードで自動作成。ノービスモードは選択肢だけで準備書面が完成する
ユーザーは、GPT-4からの簡単な質問に回答するだけで準備書面が完成するビギナーモード、またはAIが生成した3つの反論例から選択するノービスモード(添付資料参照)のいずれかを選ぶことができます。生成された反論が不適切だとユーザーが感じた場合は、新たに3つの反論例が生成されます。
GPT-4による裁判準備書面の自動生成と付加的アドバイス
GPT-4によって自動生成された裁判準備書面には、構成理由や解説、裁判に向けたアドバイス、用意すべき証拠リストとその説明が含まれており、ビギナーモードでは、質問への回答が準備書面に採用されなかった理由も明示されます。
【提供されるアドバイスには以下が含まれます】
- 次回の口頭弁論に向けた助言(添付資料参照)
- 提出すべき証拠一覧とその理由(添付資料参照)
- 質問で回答した内容が準備書面で採用されなかった理由
- 相手(原告)からの反論予想
- 準備書面提出後、裁判所から詳細説明を求められる項目予想
GPT-4で作成された準備書面の完成度
2023年4月現在、GPT-4による準備書面の完成度を高める調整が行われています。本人訴訟オンラインサロン主宰の吉永安智氏は、「なるべく全ての民事訴訟に対応できるようにしたい」とコメントしています。
本人訴訟オンラインサロンで無料提供、裁判所への直接転送も将来的に実現
AIによる訴状・準備書面の自動作成は、本人訴訟オンラインサロン(本人訴訟.com)で無料提供され、誰でも利用できます。現在は自動作成された書類データがPDFファイルで利用者に送られますが、2025年以降は司法DXを見据えて裁判所へ直接転送できるようにする予定です。
AIを活用することで、全ての人が公平に裁判を受けられるようになる
吉永氏は、現在の選択肢が「弁護士に依頼するか諦めるか」の2択であることを問題視し、「GPT-4の自動作成を通じて『自分自身で裁判をする』という第三の選択肢を確立させたい」と語ります。本人訴訟オンラインサロンが支援体制を確立すれば、全ての人が公平に裁判を受けられると吉永氏は信じています。
「AI×本人訴訟」で日本が裁判先進国へ
吉永氏は、判決にもAIを導入すべきだと主張し、日本が裁判先進国になることを期待しています。AIによる判決が実現すれば、日本は他国の模範となり「人間同士の争いが絶えないからこそ、AIが仲介の役割を果たせるかもしれない」と話します。
OpenAIのCEO、サム・アルトマン氏への協力要請を呼びかけ
吉永氏はOpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏に協力を希望しており、「OpenAIのオフィスを日本に置くのであれば、ぜひ当プロジェクトに協力してほしい」とコメントしています。より高いレベルのAI×本人訴訟と裁判先進国の実現には「GPT-4の先行機能の提供」を日本に提案したアルトマン氏の協力が不可欠であると吉永氏は考えます。
本人訴訟オンラインサロン概要(2021年9月企画:2022年12月28日公開)
URL:本人訴訟.com(https://xn--gmqu90d6wynca.com/)
プレスリリースの問い合わせ先
【会社概要】
社名:株式会社Web staff
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2丁目4-16 デビスビル7F
代表取締役:吉永安智
報道名人:https://twitter.com/senden_meizine\
本人訴訟の「トモ」: https://www.youtube.com/@user-dh6zo7eg2f
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