本開局から7年を迎えたABEMA、累計収益5億ドルを突破し、2023年MLB生配信でダウンロードも伸ばす
日本時間の2023年3月31日から開幕した今年のMLB。ABEMAでは2023年MLB公式戦324試合の完全生配信をスタートさせ、日本でも人気選手の活躍をモバイルデバイスでリアルタイム視聴できるように。大画面でMLBを楽しもうとするユーザーの増加傾向も確認でき、ダウンロード数が伸びています。
2023 WBCで人気を集めた選手のMLBでの活躍と見逃し配信が支持されていると推察
2022年のFIFA ワールドカップの生配信でも話題となったインターネットTVプラットフォームの『ABEMA』(AbemaTV)。2016年4月の本開局後、バラエティ豊富なオリジナルコンテンツやスポーツ中継などで、日本で人気のプラットフォームとなっています。
ワールドカップ 2022では、リアルタイムでは見られなかった試合のフルマッチ映像を好きなときに何度でも無料で見ることができる見逃しフルマッチ配信、毎試合の名場面を試合直後から楽しむことができるハイライトなど、TV放送では体験できない独自の機能で大きくダウンロードを伸ばしました。
このABEMAが日本時間の2023年3月31日から開幕した今年のMLB公式試合の完全生配信をスタートさせました。2023年3月22日に2023 WBCで侍ジャパンが3大会ぶり3回目の世界一を決め、野球が盛り上がっていることもあり、開幕直後からダウンロード数の増加が見られます。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2023年のMLBが開幕した当日と翌日にABEMAのダウンロード数が大きく伸びています。
開幕戦は、日本人の大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルス vs オークランド・アスレチックス戦と2023 WBCで人気を集めたヌートバー選手が所属するセントルイス・カージナルス vs トロント・ブルージェイズ戦があったため、試合前から注目が高まっていました。しかし、2023年3月31日(金)の試合は日本時間の早朝および午前中にスタートしたため、翌日の土曜日に見逃し配信で視聴するユーザーが増えた可能性が推測できます。
また、Sensor Towerのデータによると、2023年3月31日~4月1日におけるデバイス別ダウンロードシェアでは、iPadが11%となっています。直近のABEMAのデバイス別ダウンロードシェアではiPadはひと桁台なので、大画面でMLBを楽しみたい層が増えていると思われます。
iPadでの好調はランキングでも確認できます。Sensor Towerのデータによると、日本のApp StoreにおけるiPadエンタメジャンルのトップ収益ランキングで2023年4月1日に1位となっています。また、大谷翔平選手が1号ホームランを放った翌日の4月4日にも1位となっているなど、日本人選手の活躍を大画面で楽しむニーズがランキングに反映されています。
コロナ禍で大きく収益を伸ばし、新しい未来のテレビのポジションを確立
Sensor Towerのデータによると、2016年4月の本開局から2023年第1四半期までのABEMAの累計収益は5億ドルを突破しています。特に新型コロナウイルス流行による影響で2020年以降の伸びが特に目立っており、2020年~2022年は3年連続で年間1億ドル以上の収益を達成しています。
日本で人気のエンタメ配信アプリのユーザー分布では、ABEMAのポジションがわかります。Sensor Towerの使用状況インテリジェンスのデータによると、ABEMAのユーザー分布は突出した年齢層はなく、幅広い層に支持されていることがわかります。
これは民放公式テレビ配信サービスTver(Tver)の傾向と似ています。ABEMAは格闘技やMLBなどのスポーツに加えて、無料でも楽しめる麻雀や将棋、恋愛番組やバラエティーなどの多彩なジャンルのオリジナルコンテンツを配信しており、「新しい未来のテレビ」を体現しています。
また、Sensor Towerのデータによると、ABEMAユーザーが使用する可能性の高いアプリとして、Tverに加えて全国の民放全99局とNHKなどのラジオ番組を楽しめるradiko(radiko)が上位にランクインしており、テレビ・ラジオ感覚で使用されていることがわかります。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!以下のリンクから弊社スタッフとのミーティング設定が可能です。:
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、Twitter、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つストアインテリジェンス、広告戦略の最適化に活用いただける広告インテリジェンスなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
日本オフィスは2021年春より本格的に始動したばかりですが、パートナー企業様が急増しております。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートを強化していく所存です。
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