4月12日(水)、「ワイン&グルメジャパン2003」にて、サトウキビから作られる蒸留酒カシャッサのセミナーを開催

株式会社メイコー

2023.04.05 11:20

ブラジルの自然の多様性が育んだ、ボタニカルな魅力香るスピリッツ

カシャッサは、サトウキビの絞り汁から作られるブラジルの蒸留酒。フルーティで香り豊かなこのお酒は、熟成をせずそのままで楽しむタイプと、樽で熟成させたタイプがあります。▼しかしこの樽熟成に関して、カシャッサは、他に類を見ない独自の文化を持っています。▼ヨーロッパや北米から輸入しているオーク樽のほかに、南米に自生するさまざまな樹木を貯蔵や熟成のための樽に使ってきた歴史があります。アンブラーナ、イペ、バウサモ…使用される樹木の種類はなんと30種以上。樽に使われた木によって、香り、色、味の違いが楽しめるカシャッサは、ブラジルの広大な大地が育んだ<自然の多様性>をグラスの中で楽しめる、ボタニカルな魅力香るスピリッツなのです。

■アメリカ大陸で最初に誕生した蒸留酒!?

焼酎、ウォッカ、ラム、テキーラ、メスカル、ジンなどと同様、カシャッサ(またはカシャーサ)は「蒸留酒(スピリッツ)」にカテゴリーされるお酒。サトウキビを絞った汁を発酵・蒸留してつくる、ブラジルの国民酒です。

歴史は古く16世紀にさかのぼります。起源については3通りの説がありますが、最も有力とされているのが北東部ペルナンブッコ州の製糖工場で1516年に蒸留されたというもの。ブラジルカシャッサ機構(IBRAC)は「カシャッサは、ピスコ、テキーラ、ラム、バーボンより前に現れた、アメリカ大陸で最初の蒸留物」と紹介しています。

 

■色や香りの違いが楽しめる「クラフトカシャッサ」

カシャッサには、連続式蒸留器で生産される工業製品カシャッサと、単式蒸留器(主に銅製)で生産されるクラフトカシャッサがあります。そしてどちらにも、熟成をしていないタイプと、木の樽で熟成をしたタイプがあります。

工業製品のカシャッサは、主にカクテルの割材として重宝されています。特に、カシャッサにライムと砂糖を加えて作るカクテル「カイピリーニャ」のベースとして、世界中で親しまれています。

クラフトカシャッサ(カシャッサ・アルテザナウ)は、ブラジル全国各地にある蒸留所(多くは家族経営の小規模な蒸留所)が手づくりで作る、いわば“地酒”。ブラジル農牧供給省の発表によると5,000の以上の銘柄があります。

非熟成タイプのカシャッサでも甘口から辛口まで、蒸留所によって風味はさまざま。それぞれの個性を競い合っています。

熟成タイプは、樽に使われた樹木の種類(30種以上)によって、黄色がかったものから赤みがかったもの、琥珀色まで、色もさまざま、香りも味も異なります。料理やデザートとのペアリングも楽しめます。

■「ワイン&グルメ2023ジャパン」にてカシャッサ試飲セミナーを開催

4月12日(水)~14日(金)に東京ビッグサイトで開催される「ワイン&グルメジャパン2023」において、駐日ブラジル大使館が運営するブラジルパビリオンに、カシャッサの試飲を行う「カシャッサコーナー」が設置されます。

会期中、初日の4月12日(水)12:30-13:30には東6ホールワイン&グルメジャパン内/セミナーエリアにて、同大使館主催によるカシャッサ試飲セミナーが開催されます。

セミナーではカシャッサ・ジャーナリスト麻生雅人氏(カシャッサ・カウンシル・ジャパン主任研究員)がカシャッサの歴史やその魅力、現地での飲まれ方などを紹介します。

※セミナーは定員制・予約制となっております。

※ セミナーに参加される場合は別途「ワイン&グルメジャパン2023」の来場事前登録も必ずお済ませ下さい。

事前登録のお申し込みは https://www.koelnmesse.jp/wgj/ セミナー・イベント情報より。

カシャッサに関する問い合わせはカシャッサ・カウンシル・ジャパン http://cachaca.jp/ まで。

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種類
イベント

カテゴリ
食・グルメ