吸入ばく露実験装置について

インラボテックジャパン合同会社

2025.01.09 13:26

吸入ばく露実験装置とは、実験動物に試験物質を吸入させて、その生体への影響を調べることを目的とした実験装置です。

実験動物の全身に試験物質をばく露して実験する方式の「全身ばく露型」や、鼻部のみをチャンバー内にばく露させる「鼻部ばく露型」などがあります。

・全身ばく露実験装置
一定の容積のチャンバー内に実験動物を置き、規定濃度の試験物質を供給して投与します。吸入チャンバーが実験動物の飼育装置としての機能を備えているため、長期の吸入実験が可能で、取り扱いが容易であるこから、ほとんどの吸入実験装置はこの方式が採用されています。

・鼻部ばく露実験装置
少量の試料で高い濃度を確保でき、急性実験や毒性の強い物質の吸入試験に適しています。

・たばこ煙吸入実験装置
たばこ主流煙が生体に及ぼす影響を研究したり、COPD病態モデルを作成したりすることができます。

・環境汚染物質の吸入毒性試験装置
医薬品の開発に欠かせない動態試験や薬理試験に利用できます。

動画↓
https://www.youtube.com/watch?v=doVTGslveJs


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