①キッズ防災検定とプロジェクト立ち上げの経緯

キッズ防災検定は、その名の通り防災についての知識を問う小学生向けの検定です。試験の内容は、小学生の低・中・高の学年別の問題用紙と解説用紙、試験の 合格証、防災に関する小冊子を提供しています。問題数は全25問（低学年は20問）で構成されており、学年ごとに漢字や文章表現、難易度が変わります。 2009年から毎年約16000人の児童が受講しており、今年のお申し込みも併せて累計22万人超に受験いただきました。

　キッズ防災検定は当団体の代表が神戸で実際に震災の経験をしたことからそこで得たものを将来に伝えていくために立ち上げられました。 震災から30年の時が経ち、人々の記憶から薄れ始めている今の時代だからこそより広くその思いを伝えていきたいという考えのもと、本プロジェクトは始まりました。 　

　加えて、キッズ防災検定は１０年以上にわたって無料で実施しておりますが、検定問題ならびに認定証は紙の印刷/郵送といった方式をとっており、 受験者が増えるほど事務コストが大きくかかります。そのため、事業の継続における負担も大きく、募集増加の取り組みに足踏みしている状態です。 このような状況の中、持続可能かつ、より多くの方に受検していただけるよう、WEB受検サイトを新しく作成したいと考えております。

　また、当団体の理事は長年にわたってスポーツを行っており、レフェリーとしても活動を続けています。その中で、もしスポーツ中に災害が起きた場合はどのような対処をすべきであるのかということについて懸念を抱きました。 現在は施設ごとやクラブ・スクールごとに安全管理マニュアルがしばしば設置されていますが、防災についてを主とし全般的な内容が記載された防災マニュアルはありません。
そんな現状を変えたいという意見が当団体の中で広がり、スポーツの防災マニュアル作成というプロジェクトも行われることとなりました。

②プロジェクトで実現したいこと

■キッズ防災検定のWEB化

全国の小学生に防災に対する知識を楽しみながら身に着けることができるよう、キッズ防災検完全にWEB化できないかと考えております。ペーパーレス化が進んでいる現代の小学校において、タブレットで受験できることでお気軽に授業にご活用いただけるという利点もあります。 ゆくゆくは地域の特色に合わせた作問や大人向け検定を、可能探究学習の一環として、児童が作問した問題の導入・実施なども実装できるように進め、防災学習サイトとしてより深く広い知識を取得できるようなサイトを作成していきたいです。

■スポーツ時の防災マニュアル作成

スポーツ時に被災した際を想定した防災マニュアルを作成したいと考えております。遠征先や試合先などでの避難時の対応、試合の開催地の周辺にどのような病院があるかなど、事前に準備や把握をしておくべきことは多数あります。
スポーツスクールに通っているお子様がいるご家庭やスポーツスクールの運営をしている方などにご利用いただくことで、もしもの不安を取り除くためのお手伝いをできたらと思います。

このプロジェクトは小学生に小さいころから防災の知識に触れてもらうことで少しでも被災した際の被害を軽減したい、地域の防災の担い手として活躍してほしいという願いでスタートしました。
サイトが完成した後はさらに多くの学校に働きかけ、支援いただいた皆様からいただいた想いを伝えていくことで、防災の知識を広めていきたいと考えております。

皆様からご支援をいただくことが、子供たちの将来の防災につながります。
皆様からのご支援を心よりお待ちしております。

支援サイトは以下のURLからご確認いただけます。
https://camp-fire.jp/projects/778110/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show