「第三回スタジオ公演『綱館』『釜どろ』」
長唄生演奏によ本格的な人形古典芝居
2022 年からの新しい試みとして過去二回公演とも好評を得ている、結城座の本拠地・武蔵小金井でのスタジオ公演の第三弾を企画し、生の長唄演奏とプロの技術スタッフを揃えた本格的な古典公演を行います。
人形の繊細な動きを濃密な空間で間近に味わえるスタジオ公演では、座員総出で江戸の芝居小屋の非日常な雰囲気を盛り上げます。
上演演目は、結城座の代表的な古典演目であり、十三代目結城孫三郎としては初披露となる二作品。実在の武士渡辺綱の伝説を基にした松羽目ものの格式高い舞踊劇「綱館」と、古典落語の演目で滑稽な掛け合いが楽しい喜劇「釜どろ」。
それぞれ異なる魅力を持つ古典演目を是非お楽しみください!
あらすじ
「綱館つなやかた」
悪鬼に襲われた渡辺綱は、その鬼の腕を切り落としました。安倍晴明によれば
その鬼が七日七夜のうちに腕を必ずとり戻しにくるから物忌せよということ。
館の門を閉ざす綱。七日目の日、そこへ津の国の伯母真柴が訪ねて来ます。綱
は物忌の由を言って帰ってもらおうとしますが、愁いに絆されつい真柴を館に
招き入れてしまいます。真柴は冥土の土産に悪鬼の腕をみたいとせがみ、綱は
とうとう腕の入った唐櫃を差し出しいてしまいますが…。
「釜どろ」
昔、大盗賊石川五右衛門がとらえられ、釜ゆでの極刑にあいました。その五右
衛門の手下たちはその後、五右衛門が死んだのは釜ゆでのため、釜こそが五右
衛門の敵であると、大釜を見つけては持っていってしまいます。大釜を盗む泥
棒が出没するらしいという噂を耳にした豆腐屋の老夫婦は、釜を盗まれまいと
一計を案じますが…。
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