NY TIMESの選ぶ「今年最も重要な本」、メルケル元ドイツ首相の回顧録『自由』、日本語版25年5月刊行!
世界で話題沸騰の『自由 回顧録1954 – 2021』日本語版、株式会社KADOKAWAから2025年5月、上下巻で出版。
メルケル元首相の政治回顧録が、本国ドイツで2024年11月26日、出版されました。 株式会社KADOKAWAは、本回顧録の日本での独占的翻訳権を獲得。ドイツの出版社キーペンホイヤー&ヴィッチが刊行する本作は、米国とカナダではセント・マーチンズプレス社、英国ではパン・マクミラン社、他31の国と地域で順次出版。
アンゲラ・メルケルは16年にわたりドイツ政府の首長としての責任を担い、その行動と態度で、ドイツ、ヨーロッパ、そして世界の政治をリードしてきた。メルケルは本書を通じて、1990年までの旧東ドイツ、そして1990年からの再統一されたドイツというふたつの国家における自身の半生を振り返っている。東ドイツ出身の彼女が、どうやってCDUトップの座に躍り出て、統一ドイツ初の女性首相になれたのか? なぜ西側諸国で最も影響力の強い政府首脳のひとりに数えられるようになったのだろうか? 彼女はいったい何をしたのか?
本書のなかで、アンゲラ・メルケルは首相府での日常に加え、ベルリンやブリュッセルやほかの場所で過ごした、極めて重要かつドラマチックな昼や夜について言及している。国際関係における長い変化の流れを描写し、グローバル化された世界で複雑な問題を解こうとする現代の政治家がどれほどの重圧にさらされているのかを明らかにする。読者を国際政治の舞台裏に招待し、個人間の会話がどれほどの影響力をもち、どこに限度があるのかを示す。
アンゲラ・メルケルは対立が激化する時代における政治活動の条件を振り返る。彼女の回顧録を通じて、読者はほかにない形で権力の内側を垣間見ることができるだろう。本書は「自由」への重要な意志表明だ。
【著者略歴】アンゲラ・メルケル
ドイツ連邦共和国の最高権力の座に就いた最初の女性として2005年から2021年まで連邦首相を務める。1954年にハンブルクで生まれ、ドイツ民主共和国で育った彼女は物理学を専攻し、博士号を取得したのち、1990年にドイツ連邦議会入りを果たした。1991年から1994年までは女性および青少年問題担当大臣、1994年から1998年までは環境・自然保護・原子力安全担当大臣、2000年から2018年まではドイツ・キリスト教民主同盟の党首を務める。2021年に政治活動から引退した。
書名:自由 回顧録1954 – 2021 上・下
著者:アンゲラ・メルケル
訳者:長谷川圭・柴田さとみ
判型:四六判
発売予定日:2025年5月26日(月) 電子書籍同時発売
発行:株式会社KADOKAWA
ISBN:上 978-4-04-113632-4 下 978-4-04-113633-1
企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。