ニュースで話題!今さら聞けない "物流の2024年問題" って?
欲しい時に欲しいモノが届かなくなる!?
ニュースで度々目にする物流の2024年問題。影響は業界内だけではありません、ご存知ですか?そもそも何が問題なのでしょうか?また私たち、一個人にも問題改善へ協力できるのをご存知ですか?知らなくても、大丈夫です。この記事で全てご説明します。
物流の2024年問題
いきなりですが、
物流の2024年問題と聞いて、最初に何が思い浮かびますか?
「物流ってあれでしょ、商品を運ぶ……??」
「物流業界の問題?自分に関係ないから詳しくないなぁ……」
そんな声が聞こえてきそうですが、そうではありません。
物流とは意識しずらいだけで、私たち一個人と密接に関わりがあるのです。
このことを理解するには、まずは物流について理解しなくてはなりません。
物流とは
そもそも物流とは、
『生産物を生産者から消費者へ引き渡すことを指す、物的流通(ぶってきりゅうつう)の略』です。
上記の図のように、普段私たちが手にしている商品を、生産者から消費者までモノを引き渡すことが物流です。
物流が無ければ、野菜1つ買うのに生産農家さんへ直接買いに行かなくてはなりません。
つまり私たちの生活を支えてくれている、生活インフラともいえるのです。
物流の2024問題の"問題"
ここまでの流れで、物流は業界内だけの他人話ではなく、
私たちの生活を支えていることは伝わったかと思います。
では物流の2024問題って表現するくらいの、"問題"とはなんでしょうか?
端的に表現すると、運ぶモノの量に対して、運び手が足りず、消費者の手に届くまでが滞ることです。
なぜなら2024年4月より労働基準法が改正され、運び手であるドライバーの労働時間への制限が厳しくなるからです。
それにより今まで運べていたモノの量が運べなくなります。
「いやいや、ドライバーをより多く雇えばいいじゃん!何が問題なの?」
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、超高齢化社会で、人口が減少している現在、人材を確保することはそんな簡単な話ではありません。
拘束時間が長い、身体疲労等、あまり良いイメージを持たれない業界ならなおさらです。
また、ドライバーの平均年齢は40歳を超えています。
その影響か、中小企業のシステム化は他業界に比べ、遅れている傾向にあります。
このように運べる量が減る分、人材確保とシステム化を進めなくてはならないのですが、それが他業界より苦手な業界なのです。
私たち、一個人にもできる問題改善へ協力
「なるほどねー!物流業界大変だー!」
と、理解いただけましたでしょうか。
ちなみに、今まで運べていたモノの量が運べなくなってしまう、物流の2024年問題、私たち、一個人が問題改善への協力できることがあるのはご存知でしょうか?
それは、一度で注文した商品を受け取ることです!
「急な用事で、荷物を受け取れなかった…」
「今日商品が届くって忘れてた…」 などなど
このようなことがあると、配達員の労働時間が伸びてしまい、物流の2024年問題をより圧迫してしまいます。
注文した商品を再配達にならないよう、日時指定を活用したり、お届け日を要確認しましょう!
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