サマリー表 (Table 1, 患者背景表) 作成機能をアップデートしました - ブラウザだけで使える無料統計ソフト Reactive stat

エミュイン合同会社

2025.09.05 07:07

✨群分類カラムの代わりに、連続変数カラムを指定できるようになりました。 📊群分類なしの場合、ターゲット×連続変数の統計値が横並びで表示可能に。探索的データ分析がより直感的になりました!

統計解析Webアプリケーション「TableOne」に、連続変数による列追加機能と相関計算機能が新たに搭載されました。これまでの群間比較に加え、変数間の関連性を探索的に分析できるようになり、研究者が論文や学会発表で必要とするTable 1(患者背景表)の作成がさらに効率的になります。新機能では、非グループ化時に対象変数×連続変数の代表値統計を列として表示し、連続×連続の組み合わせではPearson相関やSpearman相関を自動計算。背景にあるR統計エンジンが高精度な統計処理を保証し、AIによる結果解説機能も搭載しているため、統計の専門知識がなくても適切な解釈が可能です。臨床研究から疫学研究まで、幅広い研究分野での活用が期待されます。

研究現場での Table 1 作成の新しいスタンダード

論文執筆や学会発表において、研究対象者の背景を示すサマリー表 (Table 1, 患者背景表) は最も重要な統計表の一つです。弊社が無料提供しておりますウェブ統計アプリ Reactive statサマリー表 (Table 1, 患者背景表) の作成機能は、この作成プロセスを大幅に効率化し、今回の新機能により、さらに包括的な分析が可能になりました。

新たに追加された「連続変数による列追加」機能では、群分類を行わない場合に、各対象変数と指定した連続変数の関係を列として表示できます。これにより、従来の群間比較とは異なるアプローチで、変数間の関連性を一目で把握できるようになりました。

Table 1 とは?

サマリー表とは、データ分析を行った場合に、そのデータの背景の概要を表にしたものです。 被験者背景の集計表、患者背景、患者背景表、概要表、要約表、データサマリー、概要データ とも呼ばれます。

論文では、多くの場合 表1 (Table 1) として提示されるものです。 学会発表においても、データ集計を行った場合には、Table 1 の提示は必須です。

Table 1 のガイドライン も示されていますので、参考にされるとよいでしょう。

研究者の多様なニーズに対応

私たちは長年の研究現場での経験から、統計解析においては探索的分析と確証的分析の両方が必要であることを理解しています。今回の機能拡張により、TableOneは単なる Table 1 作成ツールから、研究の初期段階での変数間関係の探索にも活用できる包括的な統計解析ツールへと進化しました。

例えば、臨床研究において年齢、BMI、血圧といった基本的な患者背景に対して、HbA1cや総コレステロール値といった検査値との相関を調べたい場合、これまでは別々のツールで分析する必要がありました。新機能では、一つの表で相関係数と記述統計を同時に確認でき、研究の効率性が大幅に向上します。

直感的で理解しやすいインターフェース

様々な出力機能

  • 通常形式: Microsoft Office などに貼り付けて使用できます。
  • エクセル用: Microsoft Excel や Google スプレッドシート へ貼り付ける際に、カッコ内の数値が勝手に変換されてしまわないよう、() の前後に特殊文字を挿入します。
  • HTML形式: HTML 形式でクリップボードにコピーします。Markdown で文章を書く場合には、直接 HTML文を挿入することができます。
  • Markdown形式: Markdown テーブル記法でクリップボードにコピーします。GitHub、Reddit、多くのドキュメントツールで使用できます。
  • CSV形式: CSV ファイルとしてダウンロードします。
  • SVG形式: SVG形式でファイルとしてダウンロードします。
    SVG (Scalable Vector Graphics) は拡大縮小しても画質が劣化しないベクター形式の画像です。
    ワードやパワーポイントに張り付けることができます。

R統計エンジンによる信頼性の高い計算

TableOneの背景では、統計計算の世界的標準であるR統計エンジンが稼働しており、計算結果の信頼性を保証しています。複雑な統計検定の選択も自動化されており、研究者は適切な設定を行うだけで、論文掲載レベルの統計解析を実行できます。

また、AI技術を活用した結果解説機能により、統計の専門知識が十分でない研究者でも、得られた結果の意味を正しく理解し、適切に解釈することが可能です。

継続的な機能改善への取り組み

私たちは研究者コミュニティからのフィードバックを重視し、継続的にアプリケーションの改善を行っています。今後も、研究現場での実際のニーズに基づいた機能追加を予定しており、統計解析をより身近で使いやすいものにしていきます。

TableOneは、詳細なユーザーガイドを完備し、初心者から上級者まで幅広くご利用いただけます。研究の質向上と効率化を通じて、科学の発展に貢献することが私たちの使命です。

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種類
商品サービス

カテゴリ
システム・通信