正月ヒット映画を観たのはどのタイプ??

KITT株式会社

2023.04.13 11:00

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KIQ REPORTでは、年1回以上映画館で映画を見る全国の15~69歳1,757名にアンケ―トを実施し、今月から4回にわたって、2023年正月映画の鑑賞者分析をお届けします。

第1回目は、映画などエンタメ全般への意識、情報感度、社交性等の傾向からKIQ REPORTが独自分析・分類した、ライフスタイル別に客層の違いを分析します。

 

全部で7タイプに分かれる “ライフスタイル別映画ファン” の特徴はこちらです。

★【保存版】「映画ファン」のすべてがわかる!? ライフスタイル別映画ファン 徹底調査まとめ

 

映画宣伝の核となるのは、映画愛が強く情報発信力も高い〈エンタメエリート層〉

分析の対象となるのは正月映画の大ヒット5作品(「すずめの戸締まり」「THE FIRST SLAM DUNK」「ラーゲリより愛を込めて」「Dr.コトー診療所」「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」)です。各作品の劇場鑑賞者の内訳を、普段ほとんど映画を見ない「非映画鑑賞者」を加えた8タイプで比較してみました。

 

 

各タイプの構成比に大きな偏りがあり、エンタメエリート層こだわりマニア層の2タイプで観客動員の約半数を占めていますこの2つの層に共通するのは映画に対する関心の高さ、つまり映画愛です。中でももっとも映画愛の強いエンタメエリート層は構成比5%に満たない一握りの人たちですが、各作品の20~30%ともっとも大きな割合を占めていますこの層は高い情報発信力を有しており、映画宣伝の核となる存在といえるでしょう。

上位2層以外で存在感を示したのが高感度リア充層です。この層は若年層を中心とした、流行に敏感で新作志向が強い人々です。こちらも全体で見れば6%程度にすぎませんが、すべての作品の動員の10%以上を占めています映画愛はあまり強くはありませんが、新作への興味は強く、主要な観客層となっています。

 

 

また、非映画鑑賞層に注目してみましょう。アンケートでは「映画をほとんど見ない」と回答した人々ですが、全体の約半数を占める圧倒的マジョリティです。今回の5作品はいずれも大ヒット作で幅広い観客を取り込んでいますが、動員に占める構成比は5作品の平均で14%。エンタメ全般への意識の低い低関心層とあわせても20%にとどまりました。大ヒット作といえども、やはり観客の中心は普段から映画館に行き慣れている映画ファンです。劇場鑑賞者の特徴は映画愛、情報感度が重要なポイントといえそうです。

 

【調査概要】
調査時期:2023年1月24日(火)〜2023年1月31日(火)
調査対象:計1,757名 (15歳~69歳の男女)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)

 

【関連リンク】
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「エンタメエリート層」「高感度リア充層」の人物イメージ
「こだわりマニア層」「洋画派実写ファン層」の人物イメージ
「ゆるふわ層」「アニメファン層」「低関心層」の人物イメージ  

 

※本調査に関するフルレポートおよびコンサルタントもご提供可能です。ご希望の方はこちらまでご連絡ください。

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