東日本大震災後の日本を舞台に、喪失と希望を描いた物語『天国への電話』の著者、イタリア人作家ラウラ・今井・メッシーナさんのインタビュー受付中!

株式会社早川書房

2022.05.17 13:20

日本在住、日本語が堪能です!

早川書房では、2022年6月8日に、日本在住のイタリア人作家ラウラ・今井・メッシーナ氏の『天国への電話(原題:QUEL CHE AFFIDIAMO AL VENTO)』(粒良麻央訳)を刊行します。岩手県大槌町に実在する「風の電話」を通して、東日本大震災後、喪失の痛みに苦しむ人びとの再生を繊細に描いた長篇小説です。弊社では、著者のラウラ・今井・メッシーナさんへのメディアインタビューを受け付けております。

■あらすじ

2011年3月11日。津波が母と娘を呑み込んでから、ゆいの時間は止まったままだった。
海から逃れるようにして東京でラジオパーソナリティとして働いていた彼女はある日、「風の電話」の噂を聞く。
岩手県大槌町の庭園に置かれたその電話ボックスはどこにもつながっていないが、亡くなった人ともう一度話したい人びとが訪れるという。
ゆいは庭園を訪れるものの、なかなか二人に話しかけられない。
そんななか、妻を病気で亡くし、娘と暮らす毅に出会い……。

■著者 ラウラ・今井・メッシーナ

© Andrea Gherardi

イタリア、ローマ生まれ。23歳で東京に移住。国際基督教大学で文学修士号を取得し、東京外国語大学で文学の博士課程を修了した。2014年、Tokyo Orizzontale(東京オリゾンターレ)を発表し、作家デビュー。その他の作品に、Non oso dire la gioia(喜びとは呼べない)、Tōkyō tutto l'anno, Le vite nascoste dei colori(東京の丸一年、大都会の感情旅行記)などがある。NHKラジオのテキスト「まいにちイタリア語」にも、「長靴の中をのぞいてみたら」というエッセイを今年から寄稿している。現在、東京外国語大学、学習院大学、成城大学で教鞭を執り、鎌倉と東京を拠点に、日本人の夫とふたりの子どもと暮らしている。2020年にイタリアで刊行された本作『風の電話』は、イタリアで8万部超のベストセラーになり、30か国での刊行が決定している。

■書誌情報

タイトル:天国への電話
著者:ラウラ・今井・メッシーナ(Laura Imai Messina)
版元:早川書房
価格:2530円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:320ページ
ISBN:9784152101433
発売日:2022年6月8日水曜日

■著者インタビューについて

著者のラウラ今井メッシーナ氏は、関東在住、日本語でインタビュー(メールやZOOMなど)可です。
スケジュールに都合がつく限り対応いたしますので、お問い合わせいただけましたら幸いです。
また、小説の内容にご興味がおありの方にはゲラをお送りいたします(メディア関係者、書店限定)。

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