金井ホールディングス、「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」優秀賞を受賞
金井ホールディングス株式会社(本社所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:金井宏実)は、キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025実行委員会が主催する「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」において、「優秀賞(大企業の部)」を受賞したことをお知らせいたします。
◆キャリアオーナーシップ経営とは
キャリアオーナーシップ経営とは人的資本を最大化し企業を持続的に成長させていくことを実践するもので、
個人と組織が対等な新たな関係性を構築・再構築し持続的な成長を共に実現していく経営を意味します。
当社は「人事/HRの変革部門」において、経営や事業視点を加味した新たな人事/HRの役割と
必要な能力・強みの拡張につながる取り組みをしている企業として評価していただきました。
<審査会講評>
「採用活動しない採用活動」という独自のコンセプトで採用改革に挑み、
見事に若手や多様な人材のオーナーシップに応えた点を評価。
従来の「企業が学生を選ぶ」構図を打破し、学生と企業の相互理解を深める仕組みは、
キャリアオーナーシップ経営の本質に沿った取り組みと考えられる。
さらに、その採用活動が社内の風土改革や若手社員の台頭、育休制度の活用などにも波及し、
人材の自律的成長と組織変革の好循環が生まれ始めている点も注目に値する。
人材育成やキャリア開発と採用がダイナミックに統合されたキャリアオーナーシップ経営を組み立て、
その先駆的事例として、さらなる進化を期待する。
◆金井ホールディングスの採用活動
当社は関西ローカルのBtoB企業ということで社名の認知度が低い企業ですが、
大手企業の採用活動にも劣らない新卒採用活動の実現を目指し、まずは母集団形成の方法を根本的に改変しました。
具体的には、大手媒体への依存をやめ、早期に就職活動を開始している活動的な学生にこちらから会いに行き、
コミュニケーションを図る「会いに行く採用担当」をベースに下記コンセプトを打ち出しました。
<採用活動しない採用活動>
・企業側の一方的な採用情報発信だけではなく、学生に学びを与える仕組みとすることで、
学生自身が当社に価値を見出し、関わりを持ちたいと思えるような仕組みを創出する。
・学生にとって興味深い採用イベント・選考プロセスを実施し、
学生と企業との密接な連携を強化するためのプラットフォーム作りを行う。
・会社の良い点だけでなく悪い点も伝え、それを変えていくために
自分はどう動くべきかを考えられる人材からの自発的な応募が増えることを目指す。
このように、積極的かつ能動的なアプローチを融合させることで、従来の採用活動の概念を覆し、
自主的に動ける人材を集め、事業成長を目指すことが重要と考えています。
具体的には、学生が就職活動に対して抱いている不信感や不平不満を排除し、
「エントリーシートなし」、「志望動機なし」、「面接なし」、「飲み会あり」と謳った新卒選考プロセスを構築。
質問会、リアルワーク選考、先輩社員インタビューといった、企業文化や業務内容を
理解してもらうためのプロセスを提供し、実際の業務に触れる機会を増やしています。
キャリア採用(中途採用)においても、採用活動での詭弁を捨て去り、企業と応募者が
お互いに素を出し、本当の意味でのマッチングを実現するため、企業の改善すべき点をしっかりと伝えたりと
相互理解を深める努力をして「ミスマッチを徹底的に0にする」活動を行っています。
◆取り組みの成果
採用活動改革における成果としては、学生からの反響が増加し、自発的な応募者が増加。
女性の採用率も向上し、直近7年間に新卒採用した37名中、女性が13名・35.1%を占めています。
社内にも良い影響があり、選考プロセスに参加した社員からは
「自社の魅力を再認識する機会になった」との声が上がりました。
2024年9月には社内公募によって最年少グループリーダー(課長職)が誕生したほか、
2025年2月には、キャリア(中途)で採用した外国人社員が優れた業務成果を評価する特別賞を受賞しました。
自分たちの頭で考え判断して行動する社風が浸透し、実直に取り組む姿勢が評価されるようになったことで
社内の雰囲気は着実に変化。活気ある成果が生まれてきたと感じます。
金井ホールディングスはこれからも応募者一人ひとりに向き合い、個人と組織がともに、
持続的な成長を実現するための取り組みを積極的に進めてまいります。
◆金井ホールディングスについて
当社は創業1894年、関西で130年続く金属と化学のモノづくりメーカーです。
金井重要工業では、日本で初めて国産化に成功した、糸を作る工程で使用される
「トラベラ」という繊維機器は国内で我々しか製造を行っておらず、国内シェア100%です。
海外売上も多く、日本の高品質な製品として高い評価をいただいております。
糸を織らずに布にする「不織布」はビル空調のフィルタや自動車の天井材などに利用されます。
こちらは国内先発4社のうちの1つで、素材メーカーとして様々な業界へ製品を供給するほか、産官学連携で
がんの粒子線治療に使用される医療部材「スペーサ」を開発するなど、異業種である医療分野へも進出しています。
トクセン工業では「特殊金属線」に特化し、自動車のエンジン部品で世界No.1シェアを誇る製品があるなど
世界レベルの研究開発型企業として、各国からの評価も高く、グローバルに成長しています。
金井ホールディングスはこれからも、130年にわたる生産・開発で培ったコア技術を活かして
豊かな社会の実現に貢献する、世界に誇れる製品作りに努めてまいります。
キャリアオーナーシップ経営アワード2025特設ページ
https://co-consortium.persol-career.co.jp/com-award/index.html
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000824.000022215.html
金井重要工業コーポレートサイト
https://www.kanaijuyo.co.jp/
トクセン工業コーポレートサイト
http://www.tokusen.co.jp/
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