マラウイの教育課題の現状
せいぼは、マラウイにJICA隊員として滞在中の木村直さんから定期的に情報を頂いております。
その中でも、特に木村さんが専門的に関わっていらっしゃる教育、そして特別支援学級の様子などについて、最後には、今後の教育の課題についても、お伝えいただきました。
マラウイの教育課題(主なもののみ)
・小学校1〜8年制
学期末試験に試験があり、合格者のみ進級できる。学力主義が強調され、モチベーション維持が難しい。
・授業で使われる言語
小学4年までチェワ語、その後英語に移行。日常生活ではチェワ語を使うため、英語の授業についていけない子供達が多い。
・保育園がなく、小学校からいきなり授業をする
・インフラが整っておらず、雨で通学が困難になることも少なくない
日本からの支援の可能性
日本の特別支援学校では、個別の教育ゴールが設定され、一クラスあたり30人の生徒に対し、6人の教師がいる体制が取られています。このような日本の教育システムをマラウイでも導入したいという思いはありますが、実際にはさまざまな課題があります。
マラウイでは、教員が一人一人の生徒に対応することが困難であり、障がいのある生徒に対しても同じ内容の授業を行うことが常に意味を持つわけではありません。特に、進学や就職の機会が限られているため、教育を受ける意味を見出せない生徒が多くなる可能性があります。
教育現場においては、学校に通うこと自体が、友達と会うための唯一の機会となっている生徒も少なくありません。そのため、学校が提供する教育の内容が生徒にとって実際に有益であるかどうかを考えることが非常に重要です。
更に詳しくマラウイの教育課題について知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい!
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