バラエティー番組『不夜城はなぜ回る』でギャラクシー賞受賞! 大前プジョルジョ健太

有限会社DROP.

2025.03.13 20:00

退職した古巣のTBS、「TBSドキュメンタリー映画祭」への思いを語る!さらに 出品作品『REASON〜あの日、HIPHOPに憧れた少年たち〜』 コメント到着!

バラエティー番組『不夜城はなぜ回る』でギャラクシー賞受賞! の

大前プジョルジョ健太  

退職した古巣のTBS、「TBSドキュメンタリー映画祭」への思いを語る!

さらに 出品作品『REASON〜あの日、HIPHOPに憧れた少年たち〜』 コメント到着!  

 

いよいよ、開催を迎える「TBSドキュメンタリー映画祭2025」へ、意外な方からの作品鑑賞コメントが届いた。
その名は、大前プジョルジョ健太。名前に聞き覚えがある方は、2022年10月24日から、2023年3月27日まで、TBSテレビの「テッペン!」月曜枠にて不定期で放送されていたバラエティー番組「不夜城はなぜ回る」を見ていた人だろう。
東野幸治、小峠英二(バイきんぐ)司会による、深夜に灯りが灯っている建物を「不夜城」と喩え、そこで何をしているのかを体当たり取材を通じて明らかにする番組。
この番組で、企画・総監督(「総合演出」・ナレーターのみならず、自らがリポーターとして出演を果たして、大きな話題を呼んだ人物であり、番組はギャラクシー賞を受賞。
現在は、ディレクターとしての才能が評価されていたにも関わらず、TBSを退社していた。
当時、28歳で、「本当にこのままで良いのか」という不安に駆られた大前は「TBSドキュメンタリー映画祭」に出品するために、“転職”をテーマに自分自身がTBSを退職するドキュメンタリーを撮りたいなと思ったという。まずは退職届を書いているところを撮影するが、何故か、後戻りできなくなって本当に退職してしまった。TBSには退職から5年以内に復職できる制度があるが、実際に戻れるのか確約はされていない。そんな状況で、現在は、現在、動画配信サービスABEMAで配信されている『国境デスロード』は、画・総合演出を務めるドキュメントバラエティー番組。世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する番組で、緊張感あふれる内容が話題となっている。

現在、世界を飛び回っている大前プジョルジョ健太の生活だが、この度、「TBSドキュメンタリー映画祭2025」出品作品『REASON〜あの日、HIPHOPに憧れた少年たち〜』を鑑賞し、「『REASON〜あの日、HIPHOPに憧れた少年たち〜』鑑賞後、何故だか無性に叫びたくなった。しかしラッパーでない私は何も上手い言葉が出てこない。それでも叫んでみたら少し笑えた。言葉足らずは承知の上で書くがこの映画はそんな映画な気がする。」と、コメント。
さらに、古巣であるTBSテレビが主催する「TBSドキュメンタリー映画祭」について、「“番組”制作ではなく“作品”を手掛けるのはテレビディレクターが必ず抱く夢である。番組と作品では、商業性の面で大きな隔たりがあるからだ。もちろん映画祭という場でも収益の期待はされているだろう。しかし、それ以上に、監督としての作品性が強く求められている。」と熱く語った。

『REASON〜あの日、HIPHOPに憧れた少年たち〜』コメント

真面目な大人の狂想劇。

劇中に登場する以下の歌詞が胸に残っている。
「ラッパーって何すか?アレも流行りもんすか?
十九や二十歳で見切っちゃった生き様」

私はHIPHOPを語れるほど知らない。
正直この歌詞にあるような穿った見方をしていた節もある。

しかし映画を観ると
50歳を目前にした大人が真面目に何かを叫んでいる。
そして子供のように笑っている。
その姿を見て「早々に見切ってしまった自分の生き様」を恥ずかしく思った。
きっと本気で何かに打ち込む人は本気で笑えるのだろう。

鑑賞後、何故だか無性に叫びたくなった。
しかしラッパーでない私は何も上手い言葉が出てこない。
それでも叫んでみたら少し笑えた。
言葉足らずは承知の上で書くがこの映画はそんな映画な気がする。

そしてこの映画では登場人物の“本名”は明かされない。

仲間同士の何気ない会話で本名らしき名前は出るが
基本的にはラッパーとしての名前で登場する。
私たちは皆、何かしらの仮面を被って生きている。
その仮面は「何者かになるための手段」であり「家族と繋がる手段」、
さらには「更生する手段」でもあり「地元を誇る手段」でもある。

彼らの真意は分からないが
HIPHOPは何かと繋がるための手段に過ぎないのかもしれない。
私自身も、いくつもの仮面を手段として使っている。
スーツを着たサラリーマンも、キャップを被ったラッパーも、
誰しもが何かと繋がっていたいと強く願っている。

そう思うと劇中に出てくるラッパーたちの
声高に綺麗事を叫ぶ姿が眩しくて仕方がない。

今日もどこかで真面目な大人が狂ったように生きている。

 

「TBSドキュメンタリー映画祭」コメント

覚悟と生き様の1時間半

“番組”制作ではなく“作品”を手掛けるのは
テレビディレクターが必ず抱く夢である。

番組と作品では、商業性の面で大きな隔たりがあるからだ。
もちろん映画祭という場でも収益の期待はされているだろう。
しかし、それ以上に、監督としての作品性が強く求められている。

この期待と責任は、計り知れないプレッシャーとなっているに違いない。
もちろん番組制作と作品制作、どちらにも優劣はなく、それぞれに大きな挑戦が伴う。

しかし“監督”としてクレジットされるドキュメンタリー作品には、
明確な作品性やテーマという物差しが存在する。
その壁を乗り越えた監督たちは、本当に素晴らしい。

監督が題材にするものは、しばしば彼ら自身の生き様そのものであり、
画面に映る1秒1秒には、彼らの覚悟がにじみ出ている。
評価が自身の人生と直結する中で、
何度も推敲を重ねた1秒は、実に魅力的な瞬間の連続なのだ。  

情報で溢れる現代を生きる我々にとって1時間半の映像はとても長い。

しかし誰かの生き様が詰まった1時間半と思えば、
これ以上に素敵な時間はないのではないだろうか。

REASON~あの日、HIPHOPに憧れた少年たち~  監督:嵯峨祥平 ©TBS
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3/14(金)『REASON~あの日、HIPHOPに憧れた少年たち~』
オープニング舞台挨拶
日時:3月14日(金)18時45分の回、上映後舞台挨拶
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 
詳細は、映画祭公式サイトにて。
公式HP:https://tbs-docs.com/  公式X:https://x.com/TBSDOCS_eigasai

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