累計30万部!パリス・ヒルトンが全米を揺るがした暴露的自伝『PARIS The Memoir』日本語版が刊行

株式会社 太田出版

2024.11.29 17:32

(株)太田出版では2025年1月、パリス・ヒルトンによる自伝『PARIS The Memoir』を翻訳刊行いたします。ADHDの当事者であり、児童虐待と性暴力の被害者だったことの告白から、そこからどうやって生き延び、成功を収めたのかを赤裸々に語った、全米を揺るがした衝撃的な自伝です。翻訳は村井理子が担当します。

子どもたちが次々と罵られ、殴られ、飢え、洗脳され、
姿を消すなか、彼女はいかに生き延び、スターとなったのか。

元祖インフルエンサー、全米を揺るがした暴露的自伝

2020年9月、YouTube上にアップされたドキュメンタリー映画『This is Paris』が全米に衝撃を与えた。「有名であることで有名」と揶揄されてきた「お騒がせセレブ」であるパリス・ヒルトンが、世界中を飛び回り、華々しいビジネスを展開するなか、夜ホテルの一室で「眠れない」と震えている。彼女の口から語られたのは、寄宿学校(CEDU)で受けた虐待の数々とそのトラウマに現在も苦しんでいる、という事実だった。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)でおとなしく机に座っていることができなかったパリスは、お嬢様学校から脱落し、ある日、両親の目の前で、ふたりの男に自宅のベッドから引きずり出され、手錠をかけられる。そして16歳から18歳の2年間、子どもを「矯正」し、「家族を再びひとつにする」と謳う施設で、スタッフから強制的に薬を飲まされ、裸にされ、性的虐待を受け、暴力的に拘束され、独房で隔離されていた。本書は、パリスがこのような過酷な虐待をいかに生き延び、トラウマと闘い、スターとなっていったのか、セックステープの流出や飲酒運転騒動の裏側なども含め、その半生を詳細に綴った骨太のメモワールである。

本書は刊行されるないなや、またたくまに話題となり、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー、サンデー・タイムズ・ベストセラーとなり、累計30万部を突破。アカデミー賞作品賞を受賞した『ムーンライト』や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などで知られる米映画会社A24がテレビドラマ化することが決定している。パリスは現在、児童保護の保護強化と安全確保のロビングの先頭に立ち、米国下院で証言するなど精力的に活動している。

ゼロ年代のポップカルチャーのあり方を、女性の扱われ方を、清算する一冊。

目次

プロローグ

ヒルトン家の家系図

第1部 生まれながらのパーティーガール
第1章 このドアは閉めておくこと
第2章 スター誕生
第3章 被害者になるか、インフルエンサーになるか
第4章 スリヴィングなグラム・クラッカー
第5章 レイヴとパパラッチ

第2部 サバイバル
第6章 情動発達プログラム
    ――「家族は再び一つになるのです」
第7章 移送と検査
第8章 地獄のラップ会
第9章 犠牲者の眠る森
第10章 罰
第11章 脱走
第12章 独房

第3部 スタートアップ
第13章 Y2Kが来る!
第14章 セックステープの流出とプライバシーの商品化
第15章 運命の1枚
第16章 最高の喜劇
第17章 私がイット・ガール
第18章 PTSD

第4部 リブランディング
第19章 SNSとインフルエンサーの時代
第20章 カミングアウト
第21章 出会い

エピローグ

謝辞

訳者あとがき

筆者プロフィール

著:パリス・ヒルトン(Paris Whitney Hilton)
世界で最も知名度の高いインフルエンサー。20年以上にわたってポップカルチャーを定義し、支配してきた。起業家、テック・パイオニア、DJ、レコーディング・アーティスト、慈善家として、数十億ドル規模の世界帝国を築く。2021年、ポップカルチャーの中心的人物として、コンテンツ、コマース、コミュニティをつなぐ次世代企業、11:11 Mediaを立ち上げる。ティーンエイジャーを支援するための法改正のロビイング活動の先頭に立つなど、若い女性や少女に力を与え、地位を向上させることに専心する支持者、活動家として影響力を持ち続けている。夫と息子とともにロサンゼルス在住。 

訳:村井理子(むらい・りこ)
翻訳家・エッセイスト。静岡県生まれ。滋賀県在住。訳書に『ヘンテコピープルUSA』(中央公論新社)、『ゼロからトースターを作ってみた結果』『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(ともに新潮文庫)、『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(きこ書房)、『黄金州の殺人鬼』(亜紀書房)、『エデュケーション』(早川書房)、『メイドの手帖』(双葉社)など。著書に『ブッシュ妄言録』(二見文庫)、『家族』、『犬(きみ)がいるから』『犬ニモマケズ』『ハリー、大きな幸せ』(以上、亜紀書房)、『全員悪人』、『兄の終い』『いらねえけどありがとう』(以上CCCメディアハウス)、『村井さんちの生活』(新潮社)、『更年期障害だと思ってたら重病だった話』(中央公論新社)、『本を読んだら散歩に行こう』(集英社)など多数。

書誌情報

『PARIS The Memoir』(パリス ザ メモワール)
著者:パリス・ヒルトン  訳:村井理子     
予価:2,970円(本体2,700円+税)  
発売:2025年1月28日(金)
判型:四六変形並製    
ページ数:464ページ  
ISBN:978-4-7783-1976-2
太田出版HP:https://www.ohtabooks.com/publish/2025/01/24185456.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4778319761

企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。

種類
商品サービス

カテゴリ
エンタメ