300年前の板戸を復元! 老舗和紙屋 x 愛知県芸術大学の新しい挑戦!
お寺にあった300年前の建具は、今はもう絵もなにもありません。創業200年の老舗和紙屋と愛知県芸術大学文化財保存修復研究所が協力し、現代に当時の板戸を蘇らせます。
有限会社柏彌紙店(所在地:愛知県名古屋市中区橘1-4-6 1F 代表:尾関良祐)は、愛知県芸術大学文化財保存修復研究所と協力し、地域のお寺「崇覚寺」にある板戸の復元工事をすることとなりました。もともとは、竹の図案が描かれていた板戸ですが、現在では絵の具が剥落し画題を認識することもできない状況になっています。地域の歴史や伝統への深い知識を持つ地元商店と、文化財へ対する豊かなアプローチを持った愛知県芸術大学が協力し復元作業行い、その作業風景を公開します。
崇覚寺
名古屋市中区橘にある崇覚寺は、1713年からこの地にある歴史ある真宗大谷派の寺院です。崇覚寺4世、5世の力添えにより、真宗大谷派名古屋別院(東別院)が今の地に創建されたと言われています。登録有形文化財・認定地域建造物資産に指定される本堂や、名古屋市中区とは思えないほど緑豊かな庭園など、地域の象徴的な場所とされています。
■崇覚寺西門
■崇覚寺本堂
■崇覚寺庭園
崇覚寺竹図板戸復元工事
「地方でも、世界に誇る復元工事を」
地域の商店である有限会社柏彌紙店、1824創業で今年200年を迎えます。初代より菩提寺としてお世話になっている「崇覚寺」の板戸の修復依頼を受け、今回は愛知県芸術大学文化財保存修復研究所の方の協力を得て、復元作業を進めています。
愛知県芸術大学との関係は、2017年に行った大だるま絵復元工事が始まりです。名古屋市中区にある浄土真宗本願寺名古屋別院(西別院)で約200年前に葛飾北斎が描いたとされる大だるま絵を、当時と同様に120畳のサイズに和紙をつなぎ、大だるま絵を復元しました。
今回は、絵の具が完全に剥落した板戸を赤外線カメラで撮影、それを解析した上で、下絵を制作し、復元作業を進めています。その作業風景を公開させていただいております。
■復元スケジュール
2024年11月28日(木) 13:00〜15:00
2024年11月29日(金) 13:00〜15:00
2024年12月2日(月) 13:00〜15:00
2024年12月6日(金) 13:00〜15:00
※作業の進捗により、変更の可能性あり
■事前調査
■復元風景
主催者概要
有限会社柏彌紙店
〒460-0016
名古屋市中区橘1丁目4−6
www.kashiwaya.co.jp
info@kashiwaya.co.jp
インスタグラム
@kashiwaya_nagoya
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