没後20年特別展「中島らも ぼくがうまれたまち」 開催のおしらせ
劇作家、ミュージシャン、放送作家、ラジオパーソナリティ、小説家など、多方面に活躍した中島らもは、1952年、兵庫県尼崎市に生まれました。本展では作者の没後20年にあたり、自筆原稿や口述筆記原稿に加え、彼が暮らした当時の尼崎の街並みの写真パネルといったさまざまな資料から、彼の多彩な活動の一端を振り返り、「文筆家」としてのらもを地元・尼崎とともに紹介します。
展覧会タイトル: 没後20年特別展 中島らも ぼくがうまれたまち
会期: 2024年12月7日(土)~2025年1月19日(日)
開場時間: 10:00 - 17:00(土・日・祝日は18:00まで)
会期中の休日: 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月30日(月)~1月3日(金))
料金: 入場無料
会場: 開明rooms(かいめいルームス)〒660-0862兵庫県尼崎市開明町2-1-1 尼崎市開明庁舎1階
交通: 阪神尼崎駅南口より徒歩5分
駐車場: 有(駐車台数僅少のため、公共交通機関または自転車でご来所ください)
会場連絡先: 06-6409-4946(あまがさき観光局)
主催: 一般社団法人あまがさき観光局
共催: 尼崎市
協力: 中島らも事務所
制作: 合同会社eitoeiko
【展覧会概要】「文筆家」としての中島らもを紹介
尼崎市と一般社団法人あまがさき観光局は、令和6年12月7日(土)から令和7年1月19日(日)まで、尼崎市開明庁舎1階の開明roomsで「中島らも ぼくがうまれたまち」を開催します。劇作家、ミュージシャン、放送作家、ラジオパーソナリティ、小説家など、多方面に活躍した中島らもは、1952年、兵庫県尼崎市に生まれました。本展では作者の没後20年にあたり、自筆原稿や口述筆記原稿に加え、彼が暮らした当時の尼崎の街並みの写真パネルといったさまざまな資料から、彼の多彩な活動の一端を振り返り、「文筆家」としてのらもを地元・尼崎とともに紹介します。
【出品作品】 自筆原稿と口述筆記原稿を展示
『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』
1989年集英社刊。1987年3月6日から1988年12月30日にかけて朝日新聞社播但サービス紙「A+1」に連載されたテキストを再構成した本作品では、尼崎市の自宅から通っていた中高から大学生までのエピソードを中心に語られています。
『西方冗土~カンサイ帝国の栄光と衰退~』
1991年飛鳥新社刊。1994年集英社文庫化。様々な媒体に掲載したエッセイをまとめた本作品の、書き下ろしと思われる冒頭部分の原稿を展示。変更前の見出しタイトルに線が引かれ、「はじめに」と修正されています。笑いのあるエピソードを中心にしながら、冒頭では関西論に対する決意が書かれています。
『ロバに耳打ち』
2003年双葉社刊。2005年双葉社文庫化。2013年講談社文庫化。2001年3月から2002年6月にかけて株式会社賃貸住宅ニュース社発行の「CHINTAI」近畿版に連載されたテキストを再構成した本作品では、尼崎での幼少時代の思い出から近況までを軽妙な文体で語っています。
その他、『ガダラの豚』(1993年)、絶筆となった『ロカ』(2005)など代表作品から原稿を蔵出し公開する予定です。
【中島らも略歴】
本名・中島裕之(なかじま・ゆうし)。1952年尼崎市生まれ。灘中学校、灘高校卒業後、1972年大阪芸術大学に入学。在学中の1975年に長谷部美代子と結婚する。大学卒業後印刷会社勤務ののち、広告代理店に入社、中島らもを名乗る。1983年TCC賞準新人賞(『啓蒙かまぼこ新聞』)、1984年OCC賞(同)、神戸新聞広告賞(カネテツデリカフーズ「父の日」)。「明るい悩み相談室」朝日新聞大阪本社日曜版で連載開始。1986年笑殺劇団リリパット・アーミー旗揚げ。1992年第13回吉川英治文学新人賞、第10回日本冒険小説協会大賞特別大賞(『今夜、すべてのバーで』)、1994年第47回日本推理作家協会賞(長編部門『ガダラの豚』)。2004年死去。
【展覧会についてのお問い合わせ】
ei@eitoeiko.com 担当:癸生川(eitoeiko)
【本展の見どころ】
・自筆原稿と口述筆記原稿を展示します。制作風景を想像しながら見比べてください。
・らもが26歳まで暮らした尼崎の当時の町並みなどを写真パネルで紹介します。
・「らも」に親しんだ方には懐かしさを、これから知る方には読むキッカケとなることを願います。
【関連事業】
庄下川をはさんで徒歩すぐの尼崎市立中央図書館では、令和6年12月13日から令和7年1月19日の期間、関連図書コーナーを設置します。らもの作品が気になったら、図書館で探してみましょう。
尼崎市立中央図書館 〒660-0826兵庫県尼崎市北城内27 電話06-6481-5244
※開館時間や休館日などのスケジュールは図書館日程に準じます。
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