キャッシュレスセキュリティレポート2024年4-6月(10月発行)を公開
ECサイトからの情報漏洩が前年同期比11倍超の12万件を突破
国内導入実績No.1※1の不正注文検知サービスを提供し、安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 : 岩井 裕之、証券コード:4166、以下 Cacco)と、PCI DSS 準拠を促進するクラウドサービス 「PCI DSS Ready Cloud」、「BIZTEL コールセンター PCI DSS」や、店舗向けのサブスクリプション(継続課金)決済端末およびゲートウェイサービス「Smart TG」を展開する株式会社リンク(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田 元治、以下 リンク)は、クレジットカード情報流出事件に関する統計とECに関する不正利用傾向に関する四半期レポートの最新版「キャッシュレスセキュリティレポート2024年4-6月(10月発行)」の最新版を本日公開いたしました。
今回のレポートでは、2024年4~6月におけるECサイトからの情報漏洩件数が12万件を超え、前年同期比で約11倍超に急増している現状について解説しています。また、クレジットカード保有者を対象とした不正利用被害の実態、そしてインバウンド増加に伴い深刻化している免税品の不正転売被害と、それに対する国税庁の取り組みについても紹介しています。
※1:株式会社東京商工リサーチ「日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービス導入サイト件数調査」2024年3月末日時点
資料は、こちらからダウンロード頂けます。
リンク URL:https://pcireadycloud.com/blog/category/cashless_security_report/
Cacco URL:https://frauddetection.cacco.co.jp/media/data/11204/
■2024年4-6月のハイライト
- ECサイトからのカード情報流出件数、前年同期比11倍超に急増。事件の公表期間、短縮の動きも。
2024年4〜6月の流出事件数は120,727件と、1〜3月と比べて約2倍、カード情報流出件数は約5倍に急増しました。また、前年同期比では、事件数は3倍に増加、ECサイトからのカード情報流出件数は11倍超に急増していました。 一方で、流出が発覚した後の公表までの期間が短縮されてきており、発覚から公表まで60日以内に行われるケースが2023年は2件でしたが、2024年1-6月では、4件と割合としては2倍に増加していました。
今後、フォレンジック調査※3未了での公開がさらに増える可能性があります。
※3:フォレンジック調査:情報漏洩などのセキュリティ事故が起きた際に、端末やネットワーク内の情報を収集し、被害状況の解明や犯罪捜査に必要な法的証拠を明らかにする取り組み - クレジットカード不正利用被害の補償が、10人に1人は受けられなかったことが判明
かっこが2024年9月に実施したEC消費者実態調査によると、クレジットカードの不正利用被害を受けた際、86.8%の被害者がカード会社から補償を受けていますが、実態調査では、10人に1人が補償の対象外となっていることが明らかになりました。補償を受けられなかった主な理由には、補償請求期限の経過などが含まれます。また、被害額については3万円未満が56.6%と半数以上を占めていました。
- インバウンド増加に伴う免税品の転売対策強化国税庁も2024年6月に注意喚起
インバウンドの急増により、免税品の不正転売が深刻化しています。家電量販店などでは独自の対策が進められ、国税庁も2024年6月に事業者に対して注意喚起を行いました。今後、消費税の免税方式について、現行の「購入時に免除する方式」から、国際的に一般的な「購入後に返金する方式」への見直しも検討されています。
Caccoが提供する不正検知サービス「O-PLUX」のデータによると、免税品を含めた転売発生率は2023年4月以降増加傾向にあり、2024年4月から6月期には7.9%に達しています。
(目次)
1. カード情報流出事件の概況(2024年4-6月)
(1)カード情報流出事件数・情報流出件数の推移
(2)業種/商材別・情報流出期間別事件数・流出件数
(3)2024年4-6月 カード情報流出事件のトピック
(4)カード情報保護 国内政策の動向
2. ECにおける不正利用の概況(2024年4-6月)
(1)クレジットカード不正利用被害額の推移
(2)ECサイト不正利用の傾向
(3)国内のカード発行会社(イシュア)におけるDMARC設定状況
(4)2024年4-6月 不正利用のトピック
(5)不正利用対策 国内政策の動向
<公表日>
毎年1月、4月、7月、10月(多少前後する場合がございます )
*1月:前年7‐9月、4月:前年10‐12月、7月:1-3月、10月:4-6月のデータを公表
▼資料は、こちらからダウンロード頂けます。
「キャッシュレスセキュリティレポート2024年4-6月(10月発行)」として両社のウェブサイトにて公開
リンク URL:https://pcireadycloud.com/blog/category/cashless_security_report/
Cacco URL:https://frauddetection.cacco.co.jp/media/data/11204/
レポート内には統計データに加えて、直近のカード情報流出事件のトレンド、不正利用のトレンドに関する解説を掲載します。
■「キャッシュレスセキュリティレポート」は、こんな方にオススメです
・カード情報漏えいやクレジットカード不正などのECにおける不正利用の実態を知りたい。
・自社の不正被害が、他社と比較して多いのかどうかを知りたい。
・最新の不正手口を知りたい。
Caccoは、今後も、多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を重ねるとともに、安心・安全なオンライン取引・ネット通販の環境づくりに貢献してまいります。
■株式会社リンクについて
株式会社リンクは、業界最大級の稼動台数を持つ専用ホスティング「at+link」、クラウド型ホスティング「リンク・ベアメタルクラウド」を軸として、5年連続シェア第1位のクラウド型コールセンターシステム「BIZTEL」、セキュリティプラットフォームサービス「PCI DSS Ready Cloud」など、様々なサブスクリプション型サービスを提供しています。農系事業にも取り組んでおり、2011年10 月からは岩手県岩泉町にある自然放牧酪農場「なかほら牧場」を運営しています。
事業の詳細は、https://www.link.co.jp/ をご覧ください。
■かっこ株式会社について
Caccoは、「未来のゲームチェンジャーの『まずやってみよう』をカタチに」という経営ビジョンを掲げ、当社の有するセキュリティ・ペイメント・データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援することを目指しております。特に、オンライン取引における「不正検知サービス」を中核サービスとして位置づけ、国内での導入実績数No.1の不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」、金融機関や会員サイトにおける情報漏洩対策の不正アクセス検知サービス「O-MOTION(オーモーション)」やフィッシング対策等を提供しております。また、データサイエンスサービスでは、製造業やアパレル、建設業など幅広い業種において、データ活用、分析を通じ、コスト削減、業務効率化、利益向上などに貢献しております。
会社概要
株式会社リンク
住所 : 東京都港区北青山 2-14-4 アーガイル青山 14階
代表者 : 岡田 元治
設立 : 1987年11月18日
URL : https://www.link.co.jp/
事業内容 : クラウド・ホスティング事業、セキュリティプラットフォーム事業、テレフォニー事業、農系事業
関連サイト : サービス紹介サイト : https://pcireadycloud.com/
BLOG : https://pcireadycloud.com/blog/
かっこ株式会社
住所 : 東京都港区元赤坂一丁目5番31号
代表者 : 代表取締役社長 岩井 裕之
設立 : 2011年1月28日
URL : https://cacco.co.jp/
事業内容 : SaaS型アルゴリズム提供事業
(不正検知サービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス)
関連サイト :
不正検知メディア「不正検知Labフセラボ」 : https://frauddetection.cacco.co.jp/media/
データサイエンスぶろぐ : https://cacco.co.jp/datascience/blog/
採用情報 : https://cacco.co.jp/recruitment/index.html
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