地域コミュニティの核として役割を担ってきた商店街

　買い物の場としてだけでなく、地域コミュニティの核として、まちの安全性や伝統や文化を守るなど、重要な役割を担ってきた商店街。近年は少子高齢化や大型店との競合、ネット通販の普及などにより、商店街を取り巻く環境は大きく変化しています。名古屋市においても、商店街振興組合数や組合員数は減少傾向にあります。

商店街の可能性にアプローチする未来的構想

　時代と共に求められる役割が変わりつつある商店街。名古屋市（経済局商業・流通部地域商業課）では、先進的な技術を活用して、未来の商店街の在り方を変えるビジネスの社会実験を支援し、市民にとって魅力ある持続可能な地域社会の実現を目指しています。
　今回その一環として、2045年の未来の商店街を妄想し、逆算的な思考から生み出すアイデアコンテスト＆実証実験プログラム「MOSHIMO FUTURE STREET」を実施したところ、VR・モビリティ・AI、バイオ・Iotなど様々な先進技術を活用した未来の構想が23者から集結しました。

アイデアコンテスト概要

10月17日に名古屋市内にて、応募23者のうち一次選考を通過した8つのアイデアについて、プレゼンテーションを行います。つきましては未来の商店街の姿を垣間見るアイデアコンテストとして、一般観覧者を募集します。

日時：2024年10月17日（木）13:30~18:00
場所：ナゴヤイノベーターズガレージ（名古屋市中区栄3-18-1ナディアパーク4F）
内容：
①8者によるプレゼンテーション（ARによる没入型の購買体験や、商店街にあるものにAIを組み合わせたコミュニケーション体験など、ユニークなアイデアを発表）
②実験を通してアイデアを実際に試すための支援金贈呈（最優秀賞 最大200万円、優秀賞 最大100万円）
参加費：無料
定員：20名
観覧申込：https://mfs-idea.peatix.com/
賞金（実証実験支援金）：最優秀賞 最大200万円、優秀賞 最大100万円
発表企業：（50音順）株式会社 R-pro、株式会社 GOCCO.、渋谷ブレンド株式会社、株式会社ソシアノッター、デザインスタジオ バタフライエフェクト、株式会社ファースト、FUN SPIRITS 株式会社、株式会社前田技研
審査員：水野 敬亮氏（一般社団法人未来創造 代表理事）｜古井 千景氏（株式会社ココアイ 代表取締役）｜浦田 真由氏（名古屋大学大学院情報学研究科 准教授）｜坪井 清滋氏（全国商店街振興組合連合会 青年部 副部長・愛知県商店街振興組合連合会 青年部 部長）｜小粥 正健氏（名古屋市商店街振興組合連合会 事務局長）
主催：名古屋市（経済局商業・流通部地域商業課）
運営事務局：株式会社On-Co 
問合せ：support@on-co.co（On-Co事務局）

MOSHIMO FUTURE STREETとは

2045年の未来の商店街を妄想し、形にするアイデアコンテスト＆実証実験プログラムです。新たな可能性を示す、民間企業の革新的なアイデアと、行政の支援を組み合わせることで、未来の商店街の姿を描き出します。
公式サイト：https://moshimo-future-street.com/

今後の展開

　8社のうち受賞した2社は、11/16(土)・11/17(日)にオアシス21（名古屋市東区）にて開催予定の愛知県商店街振興組合連合会の展示イベントにて、実証実験のプロモーションを実施。12月〜2025年2月には、名古屋市内の商店街にて実証実験（最大1週間）を行います。

名古屋市（経済局商業・流通部地域商業課）

電話：052-972-2431｜メール：a2429@keizai.city.nagoya.lg.jp｜担当：樋口、大澤

株式会社On-Co

共同創業：水谷岳史・藤田恭兵｜設立：2019年3月｜本社：三重県桑名市西別所1375｜拠点：名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル｜HP：https://on-co.jp/｜ミッションは「未来の前座になる」。強みは社会に必要と感じた概念を具現化させること。さかさま不動産や上回転研究所、丘漁師組合などを展開している。