引渡し前の床下で「含水率」が20%を超えるものも
9~10月の“秋”に完成する新築戸建は隠れ水濡れに注意?!
個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)は、最新の新築戸建てのトラブル傾向について動画を公開しました。当社実施のホームインスペクションの結果、秋に完成を迎える一戸建ては、床下の木材含水率の数値が高い傾向にあることがわかりました。床下の湿気は、カビや結露などの発生要因にもなります。未然に防ぐためには、引渡し前に木材の湿度を測る等の確認が大切です。
一般的に15%程度の床下の木材含水率が秋に20%を超える“2つ”の理由
当社のホームインスペクターによる調査結果によると、秋に完成を迎える新築戸建て物件は、床下の「含水率」が 高い傾向にあることがわかりました。「含水率」とは、木材などの乾燥状況を示す数値です。その含水率が、なぜ秋に完成する一戸建ての床下において高くなるのでしょうか?そこには大きく2つの理由がありました。
理由1:夏場などの暑い時期には空気中の湿度も高くなりやすく、木材の表面において湿り気を伴いやすくなります。近年は9~10月の秋に入っても残暑が厳しくなっており、そのまま台風シーズンに入ることで木材含水率も高くなりやすいです。
理由2:秋に完成を迎えるということは、その数か月前に建物の骨組みをつくり始めていることになります。秋の数か月前は5~6月の梅雨時期に当たりますので、柱などの骨組みが雨に濡れてしまいやすい工程だったことになります。骨組みが雨に濡れたまま十分に乾燥させずに工事を進めてしまうことで、完成時にも木材が濡れたままとなるケースがあります。
「含水率」が20%を超える場合は、注意が必要となります。対策方法は状況によりますが、例えば床下に送風機などを入れて乾燥を促したり、カビの繁殖が見られる場合には除菌消毒、ひどい場合には一部部材を交換したりといった対処が必要となります。こうした適切な対処を行うことで、建物の品質を保ちつつ、住む人にとって健康的で快適な住環境を提供することができます。株式会社さくら事務所は、より安全で安心な住まい作りをサポートしてまいります。
詳しくは、動画「【新築戸建て】秋に完成する家は床下の湿気が危険な数値かもしれません」をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=G9XXqHvAoJI
ご質問がある方はお気軽にお問合せください。専門家が取材に対応させていただきます。
さくら事務所について
株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社⻑:大⻄倫加)は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、67,000組を超える実績を持っています。
プレスリリースは下記からダウンロードいただけます。
https://www.sakurajimusyo.com/wp-content/uploads/2024/09/c879a5d66dd7a5eb4a51b2cb96606520.pdf
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