UberEatsの冷めたシチュー、インテリア量販店のミートボール、激安居酒屋の肉寿司……
なにもかもままならない東京暮らしを描く、憂鬱グルメ小説。

文学フリマやインターネットで話題の文筆家・オルタナ旧市街。これまで随筆でもたびたび扱ってきた「食」をメインテーマに据えた、渾身の小説家デビュー作『お口に合いませんでした』がこのたび発売決定！

体調を崩した私は初めてUberEatsのデリバリーを注文するが、届いたシチューからは独特の冷えて固まった油のような匂いがして……（ゴースト・レストラン）

付き合っていない相手と一緒に行った北欧インテリア量販店で人工肉の「ビヨンド・ミートボール」を食べてみることに（ユートピアの肉）。

10年ぶりの同窓会、クラスのLINEグループに「完全個室創作和食バル★肉寿司食べ放題！3時間飲み放題付き2980円」の食べログURLが送られてくる（Girl meats Boy）。

おいしくない食事の記憶から都市生活のままならなさを描く、憂鬱なグルメ小説13篇を収録。『おいしいごはんが食べられますように』の芥川賞作家・高瀬隼子推薦作です！

OHTABOOKSTAND（https://ohtabookstand.com/list/series/not-delicious/）での同名連載に書き下ろしを加え、待望の書籍化が決定しました！　著者渾身の小説家デビュー作となります。

画像は仮ビジュアル。表紙にはIllustrator・豊井祐太による描き下ろしイラストを使用、デザイン準備中です。

オルタナ旧市街・著『お口に合いませんでした』は10月29日（火）発売、200ページ前後予定、四六判ソフトカバー。

著者プロフィール

オルタナ旧市街（おるたなきゅうしがい）
イマジナリー文藝倶楽部「オルタナ旧市街」主宰。19年より、同名ネットプリントを不定期刊行中。自家本『一般』『ハーフ・フィクション』好評発売中。『代わりに読む人』『小説すばる』『文學界』等に寄稿。2024年6月に『踊る幽霊』（柏書房）を刊行。

書誌情報

『お口に合いませんでした』
太田出版サイト：https://www.ohtabooks.com/publish/2024/10/25150307.html 
Amazon：https://www.amazon.co.jp/dp/4778319656
著者：オルタナ旧市街　　　　　　装画：豊井祐太
予価：1,980円（本体1,800円+税）　発売：2024年10月29日（火）
判型：四六版変型／並製　　　　　ページ数：200ページ前後予定
ISBN：978-4-7783-1965-6