恐竜は現代でも生きている?
ワニは鳥類に近縁?知られざるエキゾチックレザーについて。
エキゾチックレザーというと、ワニ、ヘビ、トカゲなどの爬虫類の革だけだと思われているかも知れませんが、意外にも爬虫類以外の方が種類は豊富なんです。
エキゾチックレザーを使った個性的な財布を提案するブランド「リボーン」を展開する合同会社リボーン(本社:東京都台東区、CEO:高島成央)が解説。エキゾチックレザーと爬虫類皮革、サスティナブルユースについて
エキゾチックレザーと爬虫類、そして爬虫類以外のエキゾチックレザーについて。
【エキゾチックレザー】って?
あなたはエキゾチックレザーという革をご存じですか?
最近は、「○○レザー」という言葉をよく耳にしますが、○○レザー(○○革)の中には、本物の革ではないものも存在します。
■フェイクレザー
合成皮革、合皮、人工皮革、PUレザー、PVCレザー、フェイクレザーは、革に似せて作られた化学合成物なので、レザーではありません。
詳しくは『合成皮革はレザーじゃない!?』をご覧ください。
“本革”と呼ばれる一般的な革財布の素材としましては、牛革、豚革、羊革、馬革などがあります。
それらの中に、“栃木レザー”や“サドルレザー”、“コードバン”などが含まれます。
そして、上記以外に地球上の様々な場所に生息する珍しくて希少な革たちを総称した“エキゾチックレザー”(一部ではレアレザーとも呼ばれている)が存在します。
弊社では、エキゾチックレザーから一部を除外したものを “E-レザー” と呼んでいますが、エキゾチックレザーには陸地から海中、淡水に生息するものなど数多くの種類があります。
■エキゾチックレザーの中の爬虫類
エキゾチックレザーの中でも有名なのは、クロコダイルやパイソンそしてリザードあたりでしょうか。
それだけにエキゾチックレザー=爬虫類皮革とイメージされやすいのですが、上記以外にもエキゾチックレザーは数多くの種類があるのです。
伝統的なリンネの分類体系では、鳥類は爬虫類と別の区分とされているそうですが、現生爬虫類は、カメ、ワニ、恐竜(鳥類を含む)、有鱗目(トカゲ、ヘビ)、ムカシトカゲ目(ムカシトカゲ)である。とされています。
意外にも、鳥類は“恐竜”に分類されるんですね。
ちなみに、ワニは他の現生爬虫類よりも鳥類に近縁であるため、現代の分岐分類体系では鳥類を爬虫類内に含め、分岐群と再定義している。また、爬虫類という用語を完全に捨て、哺乳類よりも現代の爬虫類に近いすべての動物を指す竜弓類という分岐群を採用する定義もあるそうです。
※Wikipedia「爬虫類」より抜粋
余談ですが、「猫パンチ」で有名な俳優“ミッキーローク”の映画『ホームボーイ』の中で『大昔の恐竜は小型になり翼が生えて、今も生きている』と言って空を飛んでいる鳥の映像が映し出されていたシーンを思い出しました。
個人的な感想としては、ちょっと中だるみもあったけど、とても好きな映画でした。
オーストリッチ(ダチョウ)は飛べないんですけどね。
ということで、エキゾチックレザーのうち“爬虫類”に分類されるものは、カメ、ワニ、トカゲ、ヘビ、オーストリッチ類なのでした。
意外と少なくないですか?
■爬虫類以外のエキゾチックレザー
爬虫類以外のエキゾチックレザーでは、シャーク(サメ)、エイ、ハープシール(アザラシ)、ケープシール(アシカ)、ピラルク、エレファント(ゾウ)、ヒッポ(カバ)、カエル、穿山甲(センザンコウ)、バッファロー等があります。
シャーク(サメ革)やスティングレー(エイ革)などは専門店もあったりしますね。
スティングレーは別名ガルーシャとも呼ばれているみたいですが、テジュー(トカゲ)も一部ではヤクルスと呼ばれています。
カロング(ヘビ)もキャッツアイ(Cat's-eye)と呼ばれていたり、別名って何かかっこ良いと思うのは私だけですかね?
エキゾチックレザー=爬虫類皮革というイメージ
エキゾチックレザーの中で爬虫類皮革が占める種類としての割合はそれ程多くなくも、実際に認知されて流通されている割合が多いので、エキゾチックレザー=爬虫類皮革というイメージでみられているようですね。
SDGsとしてのエキゾチックレザー
SDGs(エスディージーズ)持続可能な開発目標と騒がれている昨今ですが、その影響でコンビニなどでビニール袋が有料化されて久しいですね。
その効果のほどは如何程なのかは定かではありませんが、お陰でビニール袋を持ち歩いて何度か使う方が増えたので、そのことは悪くないのかな?などと思います。(私もその一人です。)
実はエキゾチックレザー業界では、SDGsが騒がれる以前から「サスティナブルユース」に取り組んでいるのです。
地球の限られた貴重な資源である“エキゾチックレザー”ですから、それらを護るための『CITES』というものが存在します。
輸出入の際に、その革はどこで採られてどこで鞣された革なのか、そしてどこの国のどこの会社に配達されるのか?等の書類『CITES』の添付が必須なのです。
『CITES』の添付のない貨物は通関することができません。
例えば、象革などは基本的にNGですが、象が増えすぎると生態系を破壊する恐れがでてきます。
そうなった場合に間引いた象に対してだけ輸出入許可証の『CITES』が発行されます。
そして『CITES』が添付された象革のみが輸出入できるようになるというわけです。
詳しくは
『CITES(ワシントン条約)』と『JRA』をご覧ください。
ワシントン条約(CITES)とは、正式名称を「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引における条約:Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora」といい、アメリカのワシントンで1973年3月3日に採択され、1975年に発効しました。
取引の規制を通じて野生生物種を絶滅から守ることと共に、その持続可能な利用も大事な理念に据えています。
一番大切なことは“無駄にしないこと”だと思います。
お笑い芸人で有名な明石家さんまさんが
『自分は誰かのかわりに舞台に立っていることを忘れないようにしている』
と言われていたことがあります。
その舞台に立ちたい人は他に沢山いることを忘れずに、その舞台に立ちたいけれど立てなかった人の想いを抱いて舞台に立たなければならない。
とても良い言葉だと思いませんか?
それも結局“人の気持ちを無駄にしない”ということだと思います。
明石家さんまさんといえば、忘れられないのはNHKドラマ『天皇の料理番』です。
堺正章さんが主演のドラマで、1980年頃にNHKで8時から(9時かもしれないです)放送されていました。
当時まだ小学生だったので、8時に就寝しなければならなかったのですが、『天皇の料理番』だけは起きて観て良いと両親に言われてドラマが見たいというよりも、起きている為にみていました。
堺正章さんの他にも、檀ふみさん、近藤正臣さん、財津一郎さん、鹿賀丈史さんなどが出られていて、今思うととても豪華な顔ぶれでした。
語りは渥美清さんでした。
始めは、起きる為に見ていたドラマでしたが回が進む毎に引き込まれていく、そんな見応えのあるドラマでした。(小学生ながらに)
明石家さんまさんがお笑い芸人であることを知ったのは、その後のことですが、とても印象に残っていたのを覚えています。
面白いことを何も言わないさんまさんが見られるので、今思うと貴重でした。
日本の食べ物の廃棄処分
日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は522万トン(※)。 これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2020年で年間約420万トン)の1.2倍に相当します。
子供の頃、父親から『世界中には、ごはんも食べられないような人が沢山いるのだから、食べられない人のかわりに自分が食べさせてもらっていることを忘れていけない』と、よく言われていました。
だから明石家さんまさんがいわれた『誰かのかわりに舞台に立たせてもらっている』という言葉が心に刺さったのかもしれません。
余談ですが、『一粒のお米には108の神様がいるのだから、一粒も無駄にしてはいけない』と言われていたのを思い出して、調べてみたら7人説、88人説、108人説があるみたいですね。
7人説は七福神からきているようで、108人説は煩悩の数でしょうか、信憑性が高いのは米農家さんがいわれる八十八の組合せが米という漢字であること、米ができるまでに八十八回手をかけることから八十八人の神様になったようです。
悠久の記憶が宿るエキゾチックレザー
地球という大きな生命体の中で循環されていく命。
それは人間も例外ではありません。
そんな命の循環の中で、生命の軌跡であり命の抜け殻でもある革を無駄にせずに、沢山の人間たちの手によって再生(リボーン)されたものが革製品です。
あなたと末永く寄り添う相棒として、悠久の記憶が宿るエキゾチックレザーを手に取ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの日常が素敵でかけがえのないものでありますように願いを篭めて。
Re-Bone/リボーンオフィシャルページ:https://re-bone.tokyo
Re-Bone/リボーンショップページ:https://rebone.tokyo
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