メタバース空間が生み出す「人や環境への印象」を提唱、国内最大規模の「日本心理学会」にて研究発表 〜静岡福祉大学准教授片岡祥氏とともにヒューマナライズマーケティング研究室 特殊研究機関『is』の高木一・石田徹が発表〜

株式会社ペンシル

2024.08.30 10:00

公益社団法人日本心理学会が2024年9月6日〜8日に開催する「日本心理学会 第88回大会」にて、ヒューマナライズマーケティング研究室 特殊研究機関『is』の高木 一、石田 徹が静岡福祉大学准教授 片岡 祥 氏とともに、研究発表を行います。「メタバースに関する認識と性格特性との関連」「SNSアイコンの性格的印象とアイコン使用者の性格の差について」と題してお話しします。

日本心理学会大会とは

1927年に創立された公益社団法人の日本心理学会が主催する、毎年秋頃3日間にわたり開催される学術集会です。日本各地で開催され、例年、発表件数およそ1,200件、 参加者数3,000名の盛況となっています。

一般研究発表(ポスター発表)、公募シンポジウム、小講演、ワークショップ、企業展示など様々な行事が行われ、心理学の進歩普及を図ることを目的としています。

日本心理学会 公式ページ
https://psych.or.jp/

日本心理学会 第88回大会 公式ページ
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jpa2024

 

特殊研究機関『is』高木、石田が、静岡福祉大学准教授 片岡 祥 氏と共に「メタバースの基礎研究」をポスター公演

主任研究員の高木 一、研究員の石田 徹は、静岡福祉大学准教授 片岡 祥 氏と共に9月6日(金)の一般研究発表にてポスター公演を行います。研究テーマは「メタバースに関する認識と性格特性との関連」「SNSアイコンの性格的印象とアイコン使用者の性格の差について」です。

発表概要

近年、注目を集めている「メタバース」は、オンラインの仮想空間にアバターで参加する新しい形態です。ゲームや娯楽を超えて、教育や地域活性化などの社会課題の解決にも利用されています。

メタバースを取り巻く社会状況ですが、人々はメタバースに対して、どのような感情を持っているのでしょうか。また、アバターは他者にどのような性格的な印象を与えるのでしょうか。

本発表では、メタバースに対する個々の考え方とその人の性格との関係、さらにSNSアイコンが他人に与える性格の印象と実際の使用者の性格との一致度について明らかにします。

共同研究について

本共同研究は
・今までの心理学における選考研究がアバターを使用した際のコミュニケーションでも再現されるのか
・相反する結果を得ることができるのか
・アバター自体が本人や他者に与える影響は存在するのか
・それはどの程度なのか
などを明らかにすることによって、既存のコミュニケーション研究との差異を明らかにし、メタバース上やアバターにおけるコミュニケーション方法のスタンダードを提唱することを目指します。

まずは基礎研究として、下記の3つの研究を計画しています。
(1)アバターと性格及び、印象の関係性に関する研究
(2)メタバースの認識とその構造化及び認識尺度の作成
(3)メタバース空間における事象の研究

これにより、現実世界とメタバース空間におけるコミュニケーションや印象、起こりうる問題の差異を明らかにしていきます。

片岡 祥 氏 より

今回、ペンシルとのメタバースに関する共同研究を行わせて頂くことになりました。
大学教育という観点で言えば、まずコロナ禍を得て教育機関へインターネット技術を取り込んでいくことが常態化し、学習面で困っているが教員への質問ができずに学業不振へと陥る学生や、学内の人間関係が上手く構築できずに孤立する学生、なんとなく不登校気味になりそのまま休学や退学へと移行してしまう学生に対して、インターネットを通じた関わりが模索されるようになってきました。

メタバースに関する研究はこの流れをさらに推し進め、教育に関する新しいアプローチが開発される可能性を大いに広げてくれるように感じています。メタバースはなんとなく経済に関する領域のものというイメージがありますが、教育や福祉など人が関わる分野全般において様々な方向性への発展が考えられる魅力的な研究テーマであると思います。今回の共同研究が興味深い知見を生み出す取り組みになることを期待しています。

静岡福祉大学 准教授 片岡 祥 氏について

専門分野
発達心理学、教育心理学

研究テーマ
親密な二者関係の発達、効果的な講義実践、保育職を目指す学生が抱える困難、子どもの視野

所属学会
日本心理学会会員、日本発達心理学会会員、日本青年心理学会会員、日本応用心理学会会員、日本学校教育学会会員、日本パーソナリティ心理学会会員、日本社会心理学会会員

主な研究業績
・「恋人支配行動からみた恋愛関係の理論的考察(2020;博士論文)」
・「暴力を伴う可能性がある恋愛関係のスクリーニングと人物像の特徴の解明;文部科学省 科学研究費補助金 若手研究 2024年4月 – 2027年3月」
・「恋愛内で問題となる強い束縛に関する基礎的・応用的研究;文部科学省 科学研究費補助金(若手研究(B)) 若手研究(B) 2015年 – 2017年」

科学研究費に2度採択されている。

高木 一について

株式会社ペンシル
ヒューマナライズマーケティング研究室
特殊研究機関『is』
主任研究員

2018年、ペンシル新卒入社。入社以来、データ分析や行動心理解析・技術研究などに従事。2021年には、ペンシルのイノベーション創出を加速すべく、特殊研究機関『is』を設立。研究所「genie」において「妄想・空想・虚構を現実にする」をテーマに、妖怪研究、世界線研究、ゲーミフィケーション研究、などを実施。

研究結果をもとに、サブスクリプションコンサルティング・ゲーミフィケーションDXコンサルティングなど、新サービスの立ち上げにも携わる。また、キャラクター戦略を活かした汎用人型AI社員「ペンタ」も開発し、活躍に向けたプロジェクトも進行中。

石田 徹について

株式会社ペンシル
ヒューマナライズマーケティング研究室
特殊研究機関『is』
研究員

2021年、ペンシル入社。ヒューマナライズマーケティング研究室に配属後、ユーザーの行動・心理のスペシャリストとして購買データやアクセスログを用いたデータ分析、Pythonを用いた分析・業務効率化等に従事。

特殊研究機関『is』の研究員として、妖怪やZ世代と言った切り口からの人間心理・社会心理の研究にも携わるとともに、ペンシルの汎用人型AI社員「ペンタ」の教育も行い、パッシブ・アクティブ両面から人間心理の働きについて造詣を深める。
分析・研究分野以外にも、動画SNS(Youtube、TikTok等)の企画・編集にも関わるなど多方面で活動中。

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ヒューマナライズマーケティング研究室について

「ヒューマナライズ」とは、「ヒューマン」+「アナライズ」からなる造語で、分析手法やデータのみに偏ることなく、データの裏側にあるユーザー心理を意識し、分析する「研究開発型企業」ペンシルの研究開発機関です。
一般的な心理学・行動経済学を活用した研究にとどまらず、妖怪研究などあらゆるアプローチで研究を行っています。なかでも特殊研究機関『is』は、未来の可能性創造のために、妄想・空想をいかに現実化させられるかを日々追い求める集団です。

株式会社ペンシルについて

株式会社ペンシルは、企業のウェブ戦略を成功に導く研究開発型のウェブコンサルティング専門会社です。独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のウェブサイトを分析し、ウェブからの売上や成約をアップさせるためのコンサルティングを実施しています。ウェブサイトの目的と目標を明確にするコンセプトワークから、アクセス分析、マーケティング、競合調査、企画提案、ウェブサイト制作など、ウェブサイトの入口から出口までを総合的に支援しています。ペンシルは「インターネットの力で世界のビジネスを革新する」を企業理念に掲げ、常に新しいインターネットの可能性に向けて挑戦を続けています。

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