オトバンク、DOU社のポッドキャスト事業「PitPa」を譲受 ブランデッドポッドキャスト事業を強化
PitPaポッドキャスト事業部責任者の富山 真明が、オトバンク ポッドキャスト事業担当執行役員に就任
株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田裕也、以下「オトバンク」)は、2024年8月1日、株式会社DOU(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石部達也、以下「DOU」)が所有するポッドキャスト事業「PitPa」を事業譲受いたしました。本譲受により、オトバンクは2000本以上のポッドキャスト制作実績を持つPitPaを当社のブランデッドポッドキャスト事業に融合し、急成長する企業向けポッドキャストマーケティング市場においてさらなる価値提供を目指します。
背景・目的
オトバンクは、2004年の創業以来、数万点におよぶ音声コンテンツの制作・配信を展開してきました。創業時からオーディオブックの制作において業界のスタンダードモデルを確立し、近年ではポッドキャストなどの新しい形態の音声コンテンツの企画・制作にも積極的に取り組んでまいりました。
一方、2018年に設立されたDOU社の「PitPa」は、音声コンテンツの制作・配信とデータ分析を組み合わせた革新的なアプローチで、ポッドキャストを活用したビジネス・マーケティング・PRの支援を行ってきました。
近年、企業のマーケティング戦略において新たなオウンドメディアとしてポッドキャストの重要性が急速に高まっています。音声コンテンツの特性を活かした深いエンゲージメントの実現、「ながら聴き」に適したコンテンツとしての価値が注目を集めており、多くの企業がブランディングや販売促進の一環としてポッドキャストを活用し始めています。
このような市場環境の中、オトバンクは「PitPa」を当社事業に組み込むことで、長年培ってきた音声コンテンツの制作ノウハウと、PitPaの革新的なマーケティングアプローチを融合させ、よりさまざまな目的に沿った音声コンテンツの企画提案やプロデュースが可能になると判断し、今回の事業譲受を決定いたしました。
今後は、当社の音声コンテンツのクリエイティブを担う「スタジオ オトバンク」の一事業として、「PitPa」を中心に、ブランデッドポッドキャスト事業をより一層強化してまいります。
譲受事業の内容:「PitPa」
音声コンテンツの制作・配信およびデータ分析をかけ合わせ、ポッドキャストを活用したビジネス・マーケティング・PRを支援。脚本家やサウンドエンジニアなど、音声番組制作のプロフェッショナルが、音声番組のコンセプトづくりからレポーティング、コミュニティ形成までを支援いたします。また、今回の事業譲受に伴いPitPaポッドキャスト事業部責任者の富山 真明が、オトバンク ポッドキャスト事業担当執行役員に就任します。
PitPa公式サイト: https://pitpa.jp/ads/brand
【制作エピソード2000本超え。多様な制作実績】
2018年の創業以来、PitPaがこれまで制作してきたポッドキャストのエピソードは2000本以上になります。音声コンテンツに多数携わってきた経験から、豊富なノウハウを活用し、企業様のコンテンツ制作をサポートすることができます。
また、PitPaでは、単なるポッドキャスト番組の制作だけではなく、ブランドエンゲージメントを高めるマーケティングもサポートいたします。これまでの制作事例では、会員限定の番組制作のほか、ブロックチェーンを活用したコミュニティ運営もサポートしてまいりました。
オトバンク ポッドキャスト事業担当執行役員 富山 真明からのコメント
この度、PitPaをオトバンクに譲渡し、オトバンクの執行役員として参画することとなりました。音声コンテンツ事業が急成長している中で、オトバンクの一員としてその一翼を担うことができることを大変嬉しく思います。
PitPaは、オリジナルコンテンツの制作をはじめ、企業のブランディング施策としてのポッドキャスト番組を多数手がけてまいりました。「無理なく・楽しく・末永く あらゆる人が高品質な音声コンテンツを配信できるようにする」というサービスコンセプトのもと、日々番組を定量・定性両面から分析し、PDCAを回しながらよりターゲットに刺さるコンテンツ制作を行ってきました。
オトバンクは、長年にわたりオーディオブックの制作・配信を手掛けており、音声コンテンツのリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いています。特に、audiobook.jpという強力なプラットフォームを持ち、権利著作関係やオフラインイベントなど、総合的な音声コンテンツ制作の実績があります。PitPaのポッドキャスト制作ノウハウとオトバンクの豊富なリソースを組み合わせることで、より一層魅力的な音声コンテンツを提供できると確信しています。
今後オトバンクの一員として、ブランデッドポッドキャストの制作を中心とした音声コンテンツの制作支援・マネタイズ支援をさらに成長させていくことを目指します。PitPaの強みであるデータ分析とコンテンツ制作のノウハウと、オトバンクが持つ豊富なリソースを融合させることで、音声コンテンツの可能性を最大限に引き出し、新たな価値を提供してまいります。今後ともご支援、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
【富山 真明プロフィール】
慶応義塾大学卒業。自動車メーカーマツダの経営企画領域を新卒で経験後、インターネットのビジネスに興味を持ち、2004年サイバーエージェントに転職。その後インターネットのメディアやコンテンツビジネスを展開する企業の役員や自らが代表を務める会社の創業・売却などを経て、2018年に株式会社PitPa(現株式会社DOU)を共同創業。音声によるメディアの可能性を追求し、企業のポッドキャスト番組制作やマーケティング支援を行う事業を展開。
オトバンク代表取締役社長 久保田 裕也からのコメント
PitPaの事業譲受を通じて、オトバンクのブランデッドポッドキャスト事業を大きく強化できることを大変嬉しく思います。音声コンテンツの世界は日々進化しており、企業のマーケティングや広報活動においても、ポッドキャストの重要性が急速に高まっています。PitPaのチームが持つ専門知識と実績、そして情熱は、私たちの事業に大きな価値をもたらすと確信しています。今回の事業譲受により、オトバンクはより幅広い音声コンテンツサービスを提供できるようになり、顧客企業の皆様により多くの価値を届けられると考えています。富山氏をはじめとするPitPaチームとともに、音声コンテンツの新たな可能性を追求し、業界のさらなる発展に貢献してまいります。
「ブランデッドポッドキャスト」とは
近年、企業がブランディングを目的に、ポッドキャストを運営する事例が増えています。その理由として「高い再生完了率」「高いエンゲージメント率」というポッドキャストの特徴が、ブランディングに非常に適していることが挙げられます。
■長尺コンテンツにもかかわらず、平均再生完了率は8割以上
ポッドキャストがブランディングに貢献する理由の一つが “高い再生完了率” です。ポッドキャストは、リスナーが “ながら聞き” する傾向が強いこともあり、PitPaが制作するほとんどのポッドキャスト番組においても、平均再生完了率 8割を超えています。ポッドキャスト番組の多くは20分以上のコンテンツであるため、リスナーの耳を長時間独占することができ、ブランドエンゲージメントの強化に貢献します。
■視聴した情報を約65%のリスナーが検索。非常に高いエンゲージメント率
また、調査によると(※1)、ポッドキャストを聞いたリスナーのうち、ポッドキャストで聞いた情報について「検索経験あり」と回答したのが64.4%、「購入経験あり」と回答したのが40.6%と非常に高い数値になりました。ポッドキャストは、ブランドへの興味関心を高めるにあたって非常に高い効果を期待することができます。
(※1)参考:株式会社オトナル『ポッドキャスト 国内利用実態調査 2022』(調査対象:15歳~69歳の男女 10,000名 / 普段ポッドキャストを⽉1回以上の頻度で聴いている 600名)
https://otonal.co.jp/download-list/podcast-report-in-japan2022
今後の展開
今回の事業譲受により、オトバンクは長年培ってきた音声コンテンツの制作ノウハウとPitPaの革新的なマーケティングアプローチを融合し、ブランデッドポッドキャスト事業のさらなる拡大を目指します。企業規模や目的に応じた多様なポッドキャストプランを開発し、企画から制作、配信、効果測定までの一貫したサポート体制を強化してまいります。
「スタジオ オトバンク」の一事業としてPitPaを位置づけ、既存サービスとの連携を深めることで、音声コンテンツを活用したマーケティングソリューションの新たな可能性を追求します。オトバンクは、変化する市場ニーズに柔軟に対応しながら、ブランデッドポッドキャスト市場の発展に貢献し、より良いサービスを提供できるよう努めてまいります。
「スタジオ オトバンク」とは
オトバンクにおいてあらゆる音声コンテンツのクリエイティブを担うのが、「スタジオ オトバンク」です。2004年創業以来の技術力と経験を基盤として、Podcast、音声ドラマ、音声広告などジャンルにとらわれず、様々な分野の専門家やクリエイターとのパートナーシップを積極的に推進し、業界の垣根を越えた協業を通じて、新しい音声コンテンツの創出に努める音声クリエイティブチームです。
スタジオオトバンクについてのプレスリリース▼
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000034798.html
オトバンクについて
会社名:株式会社オトバンク
本社所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷3-4-6 御茶ノ水エビヌマビル 8階
代表取締役社長:久保田裕也
設立年:2004年
主な事業内容:音声コンテンツの制作・配信、プラットフォームの運営等
公式サイト:https://ximera.com/
「聞き入る文化の創造」「目が不自由な人へのバリアフリー」「出版文化の振興」の達成を目指す、音声業界のリーディングカンパニーです。日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の運営、音声コンテンツの制作・配信等を行なっています。
DOUについて
会社名:株式会社DOU(ドウ)
本社所在地:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコDGビル
代表取締役社長:石部 達也
設立年:2018年
公式サイト:https://dou.id
主な事業内容:
・キャリアパスポートを活用した人材開発及び採用支援事業
・デジタル証明書の発行支援事業
DOUは「育成機関と協働し、多様な変革者を輩出する」をミッションに掲げ、最先端のテクノロジーを活用しながら、デジタル証明書を基点とした事業を複数展開しています。キャリアパスポートを活用した人材開発及び採用支援事業では、千葉工業大学をはじめとした大学、インターンを実施するNPO団体や企業様などの育成機関と連携しながら、学生にとっての新たなキャリア形成の機会を創出しています。今後も、私たちが心から「面白い」と感じたテクノロジーやカルチャーを活用したビジネスの構築を通じて、育成機関と共に、個人の多様な「道」を肯定し、人新生の時代を創造する「変革者」の成長を支援して参ります。
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