TPCマーケティングリサーチ株式会社、製パン・製菓原材料市場について調査結果を発表
この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、製パン・製菓原材料市場について調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
2023年の製パン・製菓原材料の市場規模は、前年比5.4%増の1兆2,271億円となった。種類別ではプレミックス、チョコレート、発酵風味料、小麦粉、イーストが前年比7%以上の増加と特に伸長した。商品面では、食感改良やおいしさの向上など、最終メニューの付加価値化につながり、高品質なパン・菓子づくりに貢献する製品が好調に推移している。業態別にみると、いずれの業態も前年から5%以上の増加となった。価格改定や新型コロナ5類移行に伴うインバウンド需要の回復に加えて、原材料高騰・人手不足・食品ロスなどの課題を解決する提案活動が需要拡大につながっている。
好調企業の共通点をみると、近年の原材料高騰に対応した”高付加価値の創出“が特徴のひとつとしてみられた。具体的には、(1)情緒的ベネフィットを高めるブランディング、(2)多くのメーカーを巻き込んで価値を共創する仕掛け、(3)より幅を広げるソリューション営業、(4)消費者ニーズに基づく提案活動などが行われている。
今後、製パン・製菓原材料市場はCAGR2.5%のペースで成長し、2030年には1兆4,633億円に達すると予測される。引き続き、製粉や油脂、乳製品などでは、価格高騰や供給減の発生が懸念されている。また、専門店や外食産業の人手不足も慢性的な課題となっている。このため、製パン・製菓原材料メーカーにおいては、こうしたユーザーの課題を解決するソリューション提案がますます重要になっていくとみられる。
当資料では、製パン・製菓原材料に焦点をあて、その市場動向を分野別、種類別、業態別で分析し、さらに、(1)ユーザー業界が抱える課題を解決する各社のマーケティング戦略、(2)伸長要因や販売戦略からみた好調企業の事例などを明らかにした。こうした点を深堀することで、製パン・製菓原材料ビジネスのさらなる成長と今後の意思決定をサポートする有益な情報を提供することを目的としている。
【調査要覧】
<調査対象>
製パン・製菓原材料の分野としては、製粉(小麦粉、プレミックス)、油脂(マーガリン類、ショートニング、バター、チョコレート用油脂、その他油脂)、クリーム(ホイップクリーム、生クリーム、その他クリーム)、フィリング、フラワーペースト、チョコレート、チーズ、その他資材(イースト、品質改良剤、発酵風味料、その他)を対象としている。
業態は、「製パンメーカー」、「製菓メーカー」、「ベーカリー店」、「和洋菓子店」、「その他(外食産業等)」で分類している。
<調査対象企業>
不二製油、カネカ、ADEKA、月島食品工業、ミヨシ油脂、日清製粉グループ本社、ニップン、昭和産業、明治、森永乳業、雪印メグミルク、よつ葉乳業、中沢乳業、大東カカオ、ソントンホールディングス、オリエンタル酵母工業、三菱商事ライフサイエンス、日東富士製粉、リボン食品、友栄食品興業(個別企業編の掲載順)
【調査実査日】
2024年4月~2024年6月
<資料名>
2024年 製パン・製菓原材料の市場分析調査
―キーワードは”高付加価値の創出“ 価格改定によるユーザーの負担を軽減する戦略とは?―
https://www.tpc-osaka.com/c/food/mr110230625
発刊日:2024年7月5日 頒価:108,900円(税込)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358
メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com
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