疲れているすべての人へ。スズキナオ初の旅エッセイ集 『家から5分の旅館に泊まる』刊行
前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。
このたび(株)太田出版は、スズキナオによる初の旅エッセイ集『家から5分の旅館に泊まる』を7月25日(木)に刊行いたします。
行き先は何も遠い地に限らない。
近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。
スズキナオによる初の旅エッセイ集『家から5分の旅館に泊まる』が7月25日(木)発売。OHTABOOKSTANDでの人気連載『自分を捨てる旅』が、待望の書籍化となりました。写真家・植本一子と、作家・坂口恭平が推薦し、本書帯にコメントが掲載されています。
執着を解き放ち、自分の輪郭を失くしながら歩く知らない町。人に出会い、話を聞く。言葉に出会い、考える。それでもこの世界をもう少し見てみたいと思う小さな旅の記録。(――書籍案内文より)
話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビューし、今「最も注目すべき」書き手であるスズキナオによる新刊は、初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れている、すべての人へ向けた1冊です。
また、7月20日に下北沢BONUS TRACKで開催されるブックマーケット「BOOK LOVER’S HOLIDAY」vol.41にて、スズキナオ&パリッコのユニット「酒の穴」が出店、本書の先行発売が予定されています。
スズキナオ著『家から5分の旅館に泊まる』は、7月25日(木)より全国書店や通販サイト、電子ブックストアで順次発売。
「まえがき」より
今の疲れ果てた自分でも読めるような、むしろ、こんなときだから読みたくなるような本はないものだろうか……書棚をもっとよく探せば見つかったのだろうけど、そのときは体力もなく、まばゆく見える本ばかりが並ぶ書店をよろよろと出ての帰り道、暗くて静かな旅行記を書こう、と心に決めたのだった。大好きな『つげ義春日記』の、あの雰囲気が念頭にあった。(中略)旅先で出会う何かに心が癒されるとか、元気になるとか、そんな自分勝手なことを期待しているわけではなく、知らない土地を歩くことで、そのあいだだけは、自分自身のことを考えずに済むのかもしれない。ただ、見ているだけ、聞いているだけ、歩いているだけの存在になれるような気がするのだ。そしてその行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。
書誌情報
『家から5分の旅館に泊まる』
著者:スズキナオ
定価: 2,090円(本体1,900円+税)
発売:2024年7月25日
判型:四六判変型
ページ数:340ページ
ISBN:978-4-7783-1960-1
太田出版HP:https://www.ohtabooks.com/publish/2024/07/23150152.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4778319605
先行販売イベント
■ブックマーケット「BOOK LOVER’S HOLIDAY」vol.41
酒の穴(スズキナオ&パリッコ)が出店! 既刊販売のほか、本書を先行発売いたします。
日時:2024年7月20日(土)
場所:下北沢 BONUS TRACK
世田谷区代田2-36-15
入場無料
詳細はBONUS TRACK NEWS(note)をご覧ください。
著者プロフィール
スズキナオ
1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』を中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』、『「それから」の大阪』など。パリッコとの共著に『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』、『“よむ”お酒』、『酒の穴』などがある。
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