東京都多摩消費生活センターで簡単・安心の「OpenRoaming」「eduroam」に対応した公衆無線LANの整備を実施

株式会社ライフシード

2024.07.03 15:30

株式会社ライフシード(本社:長野県長野市、代表取締役:篠田光宏)は、東京都デジタルサービス局が導入・検証を進めているセキュアでシームレスな「OpenRoaming」および「eduroam」対応の公衆無線LANの設置整備事業を受託し、東京都多摩消費生活センターに公衆無線LANの設置整備を実施しました。

東京都多摩消費生活センターの移転に伴い、公衆無線LANを整備

東京都多摩消費生活センターが、令和6年3月に立川市曙町1丁目に移転したことに伴い、消費者の利便性の向上および消費者行政を取り巻く環境の整備、機能強化の一環として公衆無線LANの整備を実施しました。

 

同センター内全域で公衆無線LANを利用可能とするため、次のエリアを中心に整備を実施しました。

・交流コーナー ・図書資料室 ・教室 ・学習室A ・学習室B

 

公衆無線LANは「OpenRoaming」「eduroam」にも対応

今回の整備により、同センター内において、「OpenRoaming(※1)」と「eduroam(※3)」に対応した無線LANの利用が可能となりました。

 

OpenRoaming・eduroam は高い安全性を備えており、なりすましアクセスポイント等による被害を心配することなく、安心してご利用いただけます。

 

また、一度OpenRoaming・eduroam の設定を行うことで、東京都や他の自治体、教育機関などが別地点で提供するOpenRoamingやeduroam対応の公衆無線LANにも自動で接続することが可能となります。

 

東京都が発表している「つながる東京」展開方針では、2025年度末までに東京都の事業所を含めた約1,300施設(図書館・美術館などの文化施設やスポーツ施設、病院・福祉施設、学校、空港、駅、観光施設、避難所となる防災施設)へOpenRoaming対応の公衆無線LANの整備を予定しているなど、この枠組みはますます拡がりを見せています。

参考

※1 OpenRoaming

公衆無線LANの相互運用を実現する無線LANローミング基盤で、世界的な団体WBA(Wireless Broadband Alliance)によって開発され、普及が推進されています。日本においては、Cityroam(※4)が中心となって運用されています。これからの公衆無線LAN接続における業界標準として確立されているPasspoint (Hotspot 2.0)に従った基盤技術を使い、Google ID、Apple ID、Samsung ID、SIMカードなどのIDプロバイダと公衆無線LANの連携が可能となり、すべてのユーザーにシームレスで安全な公衆無線LANの利用を可能にします。

Passpointでは安全な無線LANをユーザー自身が注意深く選ぶ必要がありません。裏側で同じIDプロバイダと接続されていれば、SSIDが異なる場合でも、利用者が訪問先ごとにSSIDを選択することなく、端末が自動的にネットワーク接続されます。認証にはIEEE 802.1X(※2)が使われており、業界標準の高いセキュリティが提供されます。悪意をもった者がなりすましアクセスポイントを設置した場合でも、利用者端末の誤接続を自動的に防ぎ、安全性を確保することができます。

※2 IEEE802.1X

IEEE802.1Xは、不正なLAN接続を規制する機能です。バックエンドに認証サーバーがあり、認証サーバーによる端末の認証が通過した上で,接続を許可します。例えば、無線LANでは統一されたパスコードでの接続ではなくユーザーごとにID・パスワードで接続します。これによりユーザー単位での管理が可能です。企業の場合、退職者等のユーザーを削除することで、そのユーザーだけが会社の無線LANに接続することができなくなります。

 

※3 eduroam

eduroamは大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を実現する、欧州のGÉANTで開発された学術無線LANローミング基盤です。日本国内においては国立情報学研究所が主体となり、eduroam JPの名称で運用されています。

 

eduroamの無線LAN環境はIEEE802.1Xに基づいて提供されています。参加機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他の参加機関の無線LANも使用することができます。2024年5月末時点で、大学・研究機関等で国内の430機関、世界104か国(地域)以上が参加するeduroamは、キャンパス無線LANのデファクト・スタンダードとなっています。

 

キャンパス外でのeduroamサービスの提供も進められており、世界では空港や主要駅、市街地、博物館などの例があります。国内でも、複数の通信事業者によって、会議施設、カフェ、ショッピングモール、公園等で導入が進められています。

※4 Cityroam

Cityroamは、一般社団法人無線認証連携協会が運用する国内の無線LANローミング・フェデレーション(連合)のサービスの一つで、各種施設や市街地において安全で自動接続可能な公衆無線LANサービスを実現するものです。利用者はOpenRoamingに参加している世界中の事業者から無線接続用のプロファイルを入手でき、Cityroamの多くの基地局でも自動接続で安全な無線LANを利用することができます。

 

公式アプリ(LINE)と連携し、より簡単に無線LAN接続が可能に

インターネットの利用や無線LANへの接続に苦手意識がある方でも、より簡単に無線LAN通信が可能となる手立てとして、弊社サービス「seed cloud(シード クラウド)」の提供が可能です。

 

例)自治体の公式アプリ(LINE)と弊社が提供するクラウドWi-Fi認証サーバーを連携

⇒自治体公式アプリ(LINE)からワンクリックで、公衆無線LANへ接続が可能

 

※今回の整備では導入しておりません。

詳細は弊社ホームページをご覧ください。 https://service.life-seed.net/cloud-wifi-spot/

 

株式会社ライフシードについて

株式会社ライフシードは、国立情報学研究所(NII)が提供するeduroam JP(エデュローム ジェイピー)、および、Cityroamの参加企業です。eduroam、OpenRoamingに対応したWi-FiスポットをHakuba47ウィンタースポーツパーク、ホテル国際21で開催される学会、長野中央通り、長野市、松本市の飲食店等に提供しています。県外では、北海道斜里郡小清水町、東京都の大井ふ頭中央海浜公園、多摩消費生活センターの公衆無線LANの構築を行うなど、日本全国にサービスを展開しています。

 

・低コストでハイスペック、全ての機能を備えたネットワーク製品のRouterBoard(MikroTik社:ラトビア)の販売

・Wi-Fiスポットなどネットワークソリューション開発

・LINE WORKSなどクラウドサービス

・どこでもオフィス・どこでもコールセンターの構築

・通信コスト削減、オープンソース活用コンサルタント

・AI、RPA関連事業

・ドローンやIoT製品、ロボットなど展示体験・販売

・空撮(テレビ、CMといったメディアへも映像を提供)

・写真および映像の企画・撮影・制作・編集・管理・配信・販売

このリリースに関するお問い合わせ

 企業名:株式会社ライフシード
 担当者名:野口
 TEL:050-5830-3956
 E-Mail:info@life-seed.co.jp

 

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種類
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カテゴリ
システム・通信

サブカテゴリ
デジタル
自治体など