オトバンク、国内導入実績No.1の電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」にオーディオブックを提供 読書バリアフリー推進に向けて連携
【SDGs読書プロジェクト】障害者差別解消法および読書バリアフリー法を推進「誰もが読書をあきらめなくてよい社会」の実現を目指す
オーディオブック書籍ラインナップ数No.1(※1)のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」(オーディオブックジェイピー)を運営する株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田 裕也、以下「オトバンク」)は、6月より、株式会社図書館流通センター(TRC)と連携し、電子図書館サービス「LibrariE&TRC-DL」にオーディオブックの提供を開始しました。国内導入実績No.1(※2)の電子図書館サービス「LibrariE&TRC-DL」を導入する公共図書館、学校図書館等で、対象作品のオーディオブックの取り扱いが可能になります。 ※1.日本マーケティングリサーチ機構2023年11月調べ。日本語オーディオブック書籍ラインナップ数調査。※2.TRCプレスリリースより(https://www.trc.co.jp/information/pdf/20240119_TRCrelease.pdf)
■電子図書館サービスへのオーディオブック提供について
株式会社図書館流通センターと連携し、電子図書館サービス「LibrariE&TRC-DL」に、オーディオブックの提供を開始します。「LibrariE&TRC-DL」は、国内導入実績No.1の電子図書館サービスです。全国の 1,788 自治体のうち 2024年6月現在で393 自治体に導入されており、普及率は約 22%に達しています。また、サービスが利用可能な自治体人口の総計は約 6,980 万人となり、日本の総人口の約 55%が 利用可能です。
「audiobook.jp」は、日本最大級のオーディオブック配信サービスです。2007年のサービス開始時から、ナレーターや声優が朗読した「聴く本」を制作・配信してまいりました。会員数は300万人を突破し、法人版の導入社数も130社以上に導入が広がっています。今後「LibrariE&TRC-DL」を利用している図書館で、オーディオブックの取り扱いが可能となります。
■取り組みの背景
障がいの有無に関わらずすべての国民が読書できる環境を目指して、第198回国会において「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)が成立し、2019年6月28日に施行されました(※3)。それに伴い、オトバンクは「SDGs読書プロジェクト」を掲げ、2019年から公共図書館における各電子図書館サービスへのオーディオブック提供を実施しています。
この度、業界最大級の電子図書館サービスを運営するTRCと提携することで、さらなる読書バリアフリーの推進を目指してまいります。
※3. 文部科学省「視覚障害者等の読書環境の整備(読書バリアフリー)について」より
■株式会社オトバンク 代表取締役社長 久保田裕也のコメント
オトバンクは「本を聴く文化の創出」を目指して、紙・電子書籍につづく第三の書籍「オーディオブック」の拡充に努めてまいりました。目での読書が難しいという方からも、「オーディオブックであれば読書が楽しめるのでうれしい」というお声を多数いただいてきました。
この度国内でナンバー1の導入実績を誇る電子図書館サービス「LibrariE&TRC-DL」と連携することで、これまで以上に読書のバリアフリー化に貢献していく所存です。今回の取り組みにご協力いただいている出版社の皆様にも、厚く御礼を申し上げます。
■オーディオブック利用者様からの声
「audiobook.jp」では、オーディオブックの利用者様からも本を「聴ける」ことで読書を楽しめた、という声をいただいてきました。下記にてその一部をご紹介します。
「ロービジョン(視覚障害)で読書が困難となっていたが、読書を楽しむことができて充実しています。視野狭窄・視力低下が徐々に進む病気のため、近ごろでは映画鑑賞もままならず 音で読める audiobook 多用させていただいてます。」
(50代・兵庫県)」
「読書が困難な難病を患っており、病前は読書好きでしたが、発病後は本を持つことさえできずに絶望的な毎日でした。近年、はじめてオーディオブックを知ることとなり、私は絶望の淵から蘇った気がしました。寝たきりとなった私ですが、オーディオブックの影響で、動画配信などでも朗読を専門的に扱う人も増えはじめ、今では全く退屈することなく毎日を充実して過ごせるようになりました。」
(50代・宮城県)
「子どもの頃から読書が大好きでしたが、老眼が始まったから活字を読むことが少しおっくうになっていました。オーディオブックを体験してから読書の習慣がまた生活の中に戻ってきました。」
(60代・神奈川県)
■今後の展開
公共図書館でのオーディオブック普及を通じ、「本を聴く」が当たり前の選択肢になるべく、今後も取り組みを広げてまいります。
■ご取材等のお問い合わせ先
株式会社オトバンク 広報室 メール: pr@otobank.co.jp
その他お問い合わせはこちらまで: https://www.otobank.co.jp/contact/
■オーディオブックとは
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」です。耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方のほか、ランニング中、電車や車での移動時間、家事の最中など、生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめます。
近年、スマートフォンやワイヤレスイヤホンの普及で音声コンテンツの利用環境が急速に整ったことや、定額で様々な作品が聴き放題となるサブスクリプションプラン導入などを背景にオーディオブックの利用者が急増。現在、オーディオブックは、紙、電子書籍に続く、第3の書籍として広がりつつあります。
【参考】オーディオブック制作の様子からおすすめ作品までわかる!「まるわかり!オーディオブック」 https://bit.ly/3Xg8mFJ
■「LibrariE&TRC-DL」とは
「LibrariE & TRC-DL」は、DNPグループの株式会社図書館流通センターが提供する、国内取り扱いコンテンツ数13万点以上、導入自治体数は300自治体以上と国内人口の半数以上が利用可能な電子図書館サービスです。公共サービスとして視覚障害者向けのアクセシブルなテキスト版サイトの標準搭載での提供や、学校と連携した利活用促進のため児童向けの読み放題パックを提供するなど、電子図書館サービスの品質向上や利用促進に寄与したことが高く評価されています。
https://www.trc.co.jp/solution/trcdl.html
■株式会社図書館流通センター
図書館総合支援業務として図書館のご相談全般にお応えします。書誌データベース(TRC MARC)の作成と販売、図書館向けの装備付図書等の販売と、全国に約3300館ある公共図書館のうち596館(2024年7月現在)で、業務委託と指定管理者等の運営業務を行っております。学校図書館の支援業務や、電子図書館事業やデジタルアーカイブ事業をはじめ、軽自動車の移動図書館車 LiBOON の取り扱いも行っています。
■株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田裕也)
音声コンテンツを中心とした事業を展開し、「聞き入る文化の創造」「目が不自由な人へのバリアフリー」「出版文化の振興」の達成を目指している、日本最大級の配信数を誇るオーディオブックカンパニーです。500社以上の出版社様と提携し、主な事業として、日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」でのオーディオブック販売をはじめ、オンラインブックガイド「新刊JP」( https://sinkan.jp/ )を中心とした書籍プロモーション事業も行っています。
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