全国初!紙パッケージと間伐材を“アップサイクル”した子ども服を神戸に届ける取組みをスタートします
~東京圏から神戸へ想いを紡ぐプロジェクト~
神戸市は、ネスレ日本と連携し、東京圏において神戸を応援したい想いを持つ方々から集めたネスレ製品や牛乳の紙パックなどの紙パッケージと六甲山の手入れから発生した間伐材を有効活用し、子ども服にアップサイクルして児童養護施設で暮らす子どもたちへ届ける全国初の取組みをスタートします。
紙パッケージと六甲山間伐材を活用し子ども服にアップサイクルする取組みは全国初の試みであり、東京圏から想いを紡ぎ神戸を応援する関係人口創出にも寄与する新たな取組みです。
取り組みのポイント
① 東京圏で神戸を応援したい想いを持つ方々から紙パッケージを回収
ネスレ製品や牛乳の紙パックなどの紙パッケージを、フレキシブルスペースWeWorkや連携協定を結ぶメットライフ生命保険株式会社の東京本社オフィス、甲南大学の東京キャンパスなど東京圏23か所に回収ボックスを設置し回収。東京圏に居ながらにして、日常生活において発生するもので気軽に参加、神戸を応援していただけます。
② 紙パッケージと六甲山間伐材で全国初“アップサイクル”子ども服を製作
回収した紙パッケージと六甲山の手入れから発生した間伐材を有効活用して紙糸を作り、子ども服を製作します。
③ 子ども服は市内児童養護施設の子どもたちへ
神戸市内にある13の児童養護施設で暮らす子どもたちへアップサイクル子ども服を届けます(令和5年2月頃予定)。東京圏から想いを紡ぎ神戸を応援する方々の輪を大きくしていきます。
紙パッケージの回収について
下記場所、期間で回収ボックスを設置し、神戸を応援したい想いを持つ東京圏の皆様から紙パッケージを回収します。
<回収対象 紙パッケージ>
・キットカット 紙製外装袋
・ネスカフェ エコ&システムパック(上部のフィルムをはがしたもの)
・牛乳パックなどの紙パック(切り開き、軽く洗って乾かしたもの)
※紙パックは、飲料用のものであれば種類・メーカーは問いません。
<回収ボックス設置場所 計23か所>
・東京圏WeWork 19拠点
・メットライフ生命保険株式会社 東京本社
・甲南大学 ネットワークキャンパス東京
・ネスカフェ 原宿
・神戸市東京事務所
※詳細は下記参照。入館証などが必要で一般の方が持ち込めない場所があります。
<回収期間>
令和4年10月24日(月)~12月15日(木)
※回収場所により回収期間を変更する場合があります。
全国初の“アップサイクル”子ども服について
ネスレ日本と日清紡グループが両社の強みと知見を活かして実現した紙製パッケージを紙糸に生まれ変わらせる業界初の技術により、回収した紙製パッケージと六甲山間伐材を子ども服へとアップサイクルします。
<子ども服>
子ども用Tシャツ(回収した紙製パッケージで製作できる数)
参考)Tシャツ1枚に必要な紙パッケージ60g、六甲山間伐材60g
<六甲山間伐材>
六甲山の手入れから発生する間伐材の活用を考え、利用していく仕組みづくりをすることで、神戸の森と暮らしを守ることにつなげる「Kobeもりの木プロジェクト」を推進する神戸市公園緑化協会とシェアウッズ社から提供いただきます。
<その他>
近年、アパレル業界において、化学繊維に含まれるマイクロプラスチックによる海洋汚染や、天然繊維の栽培過程における多量の水資源と化学薬品の使用が指摘されており、アップサイクル衣服の製作は、このような環境負荷の軽減にも寄与します。
(参考)シェアウッズ社について
神戸市に本拠を置き、「木材価値の創造」を企業理念に、木製品や木質建材の商品開発、国産材の利活用と販売促進など持続可能な資源としての木材活用に取り組む。2014年に神戸市公園緑化協会及び神戸スマイルプロジェクトと共に「Kobeもりの木プロジェクト」を立ち上げ、六甲山の山の手入れで発生した樹木を有効活用する方法を検討するため、様々な木製品の試作や市民を交えた活用ミーティングの開催、六甲山の森づくりを子ども達に伝えるためのワークショップ等を開催するなどの活動を行っている。
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